まだあまり知られていない名店のパン屋さん🥖

去年の10月(2024年)西大井にオープンしたパン屋さんテンパーニュに行ってきました🥖
「信州そば近隣の農家さんによって農薬・化学肥料を使わずに育てられた麦だけを使い、フランスの伝統的な製法でしっかり発酵させた原始的なハード系パンを焼いています」
ホームページに書いてある通り、原始的と呼ぶにふさわしい極めて本気度の高いハード系のパンだけを売っているお店です。
食パンもバゲットも甘い系もお惣菜系もないなんて、本当に潔い。だから逆にすごく気になってしまう。
実際に行ってみると、穏やかな雰囲気の素敵な男性が一人でやっていました。全然難しい感じの人ではなくて、短い時間でしたが楽しくお話できました😊
その人、店主の白井さんはこのお店のある場所がご実家で電気屋さんの息子として育ち、現在は長野県佐久市と二拠点生活をなさっているのだそうです。
佐久といえば佐久市出身の料理研究家ウエキトシヒロさんからよくお話を伺っているので、なんだか知らない土地のような気がしません。実際には行ったことないんですけどね。
白井さんは実際に佐久に住んでこその信頼関係があって、農薬・化学肥料を使わずに育てられた麦を確保して、美味しいパンを作ることができるのでしょうね。
上質なレストランのシェフたちとお話ししているときにもよく感じますが、良質な食べ物を入手することは人間関係が物を言うものだと思います。
夕方4時。私が行ったタイミングでは半分ぐらいの種類のパンが売り切れていました。でもカンパーニュとサワードゥスコーンを予約しておいたので安心です。
いやしかし他の種類も気になりますね。まだ食べてないうちから絶対ここのパンを好きになる予感しかしませんでしたわ。
予感的中! 実に見事な美味しいパンでした😍 スライスする前から美味しい匂いがプンプンしてます。そしてこの見た目の堂々たる存在感! 圧倒されます。ホールで買って良かったなあ。
不思議なんですけど、とてもきめ細かい仕上がりなのに、加水率はやや高めなんです。もっちりというほどではないけど柔らかい。特にクラムを噛んでるとき弾力があって香りと味がぐんぐん広がるのを感じます。
これが太古の麦の味なのかなっていうぐらいガッシリとした野生みのある味わい。クラストは酸味がやや濃くて油脂分や肉、濃い味の調味料・お酒と合わせたくなります。
でも全然余分な酸っぱさは感じないんです。酸味が濃いと表現したい。これはこれで方向性が定まっていて味がキマっています。
私はカンパーニュに合いそうなトッピングを買っておきました。生コンビーフは大葉とディルとサワークリームに合わせて。生ハムはキャベツの千切りとパルミジャーノとディルとピンクペッパーに合わせました。見た目もきれいでしょ😊 パンはバターをたっぷり塗ってあります。キャベツ及び生コンビーフはパンに乗せてトースターで加熱しました。そのあとで生ハムやディル、大葉をトッピングしています。
そのお味は自分で作っておきながら見事でした。もちろんパンの力です! パンの味がガッシリしているので、濃いめのトッピングに全然負けない。本当に美味しくて、これはちょっとしたレストランの味だなと思ってしまいました。
近いうちまた別の種類のパンもぜひ買いに行きたいですね!
話題の蛇窪神社さんに近いロケーション。西大井駅からは徒歩5分弱です。私は大井町から荏原営業所行きのバスに乗って二葉三丁目で降りました。そこから徒歩2分ぐらい。
写真で見たときから気になってたまらず、あまり下調べもせずに一度行ったのですがそのときはたまたま売り切れで早仕舞いでした。そういう日が多いわけではないみたいなんですが、念のためパンを予約してから行くと安心かと思います。予約はインスタのDMでできます。
実はこのエリアは私の母方の祖母の家があった場所で、とても懐かしかったです。祖母と母と手を繋いで、二葉三丁目のバス停でバスに乗って大井町までよく行ったものです。テンパーニュさんのすぐ近くのお蕎麦屋さんではよく出前を頼んでいました。今もそのお蕎麦屋さんがちゃんとあって嬉しかったな。今度あのお蕎麦屋さんも行ってみよう😊
#カンパーニュ
#パン
#テンパーニュ
#西大井グルメ
| 固定リンク

