これもすべていつかは戻りたい思い出となる。
少し歩ける感じだったので、200メートル先のホームドクターのところへ。
整形外科で処方してもらったモーラスパップよりも、こちらでもらったロキソニンパップのほうが自分には合っていたから。
しかしロキソニンパップは現在メーカー在庫切れなんだそうだ。だからここにある分しか手に入らない。ピンチだわ〜。いや、それより先に治れば良いよね。
帰り際、いつもの蕎麦屋でカレーライスを食べた。もう何十回、何百回食べているんだろう。昔は実家の出前で食べた。今はクリニックに行くたび食べてる。
隣の席に後から来たおばさまに、「ここのカレーって美味しいの?」と聞かれた。私は「すっごく美味しいです! 出汁が利いて優しいお蕎麦屋さんのカレーの味です。私はいつもこればかり」と答えた。
しかし彼女はうな丼セットを頼んだ。「カレーはおいくらなの?」と聞かれ、「700円です」と即答する私。うな丼セットは1100円だ。わずかな敗北感。しかし私はうなぎが嫌いなので食べられない。リベンジは不可能。
あーあ、こんなワンシーンもいつか思い出になるのかな。
Threadsでクイックオバケさんという方をフォローしていて、その方のショートアニメがとても良いのです。日常なのか幻想なのかわからないシーンを切り出し、哲学的な言葉をつぶやくオバケ。
こんな作品があります。
いつか未来で年老いた時
ふと懐かしむ景色は
満員電車の中で
過ごした瞬間かもしれない
何かくだらない日々すら
いつかは戻りたいと思えるものなのかな
ならばこの毎日がどんなでも
未来の自分に思い出を届ける気持ちで
過ごしてみようかな
ねえ、なんて素敵なんでしょうね。未来の自分に思い出を届ける気持ちで過ごす。そう思ったら凡庸な毎日も少しだけ大切に思える。
このカレーライスも、いつかは戻りたい思い出になるのでしょう。
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