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2024.11.03

120年前のレシピで作る台湾料理🇹🇼

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常に世界の食文化にアンテナ張ってるケララの風モーニングにて、今宵は台湾の120年前のレシピに基づく料理をいただいてきました🇹🇼


日本人による最古の台湾料理本『台湾料理之栞』(明治45年刊行)から再現した料理です。


・八寶鴨(アヒルの詰め物のスープ)

・炒肉片(豚肉とキクラゲの炒め物)

・芋泥羹(里芋を甘くしたスイーツ)


調理担当はケララの風モーニングの沼尻匡彦シェフ。


今回の企画は、原孝寿さんが刊行予定の冊子に収録されるディープな台湾ネタのひとつです☺️ 刊行されたらまた詳しくお知らせしますね!


台湾にお詳しいマニアの方から、台湾または隣国にお住まいだった方、台湾人の大学の先生など、完全に台湾のプロの方たちに囲まれて、唯一私だけが素人でした🤣


一応、食べ歩きと手料理で鍛えた食レポの担当ってことで、思ったことパーパーしゃべってきました🤭


八寶鴨(アヒルの詰め物のスープ)は、乾物の出汁の効いた健康的な味のアヒル肉煮込み。一瞬、日本のお正月のお雑煮のような風味にも思えて違和感はありません。良いスープです。


アヒルの肉は北京ダックでしか食べたことがなかったですが、鶏よりも肉厚で特別感があります。みしっとした食感で、あまり煮過ぎると硬くなりそうですが、今日は柔らかく煮えていました🦆


下味や仕込みのしかたを少し変えれば、現代でもご馳走として喜ばれる料理になりそう。今日は本に忠実なレシピだったので、現代人にとっては少しヘルシー過ぎるようにも思えました。でも台湾ではヘルシー路線が流行っていて、「こういうのがいいんだよ、こういうのが」って感じらしいです。


炒肉片(豚肉とキクラゲの炒め物)は、町中華の味そのもの! これって本当に120年前のレシピ? と思うほど今でも即人気になるようなお味。つけ麺大王の大人気メニュー、きくらげたまご炒めみたいなもんです。


きくらげってそれ自体は味がしないのに、肉と油と炒めて塩を振ると異常に美味しくなりますね。きくらげの良さ、うっかり忘れていた感あり。


このプニプニの食感とゼロキロカロリーという魅力が心にも満足感をもたらす要因かと。野菜でかさ増しするより楽しい感じがしますねー。味付けは塩だけで爆発的に美味しいです。自分でも作ってみよっかなー👩🏻‍🍳


芋泥羹(里芋を甘くしたスイーツ)は、普通に美味しいデザートでした。里芋なのにあまりネバネバしていないのは、ラードが入っているのと水加減が良かったからかと思います。


こうして食べてみると、120年前でもこんなに複雑かつ合理的なレシピの料理を台湾の人々は楽しんでいたのだという文化の豊かさを感じますね。


参加者の皆さんからは、今まさに流行中の料理やお菓子についての情報もたくさんお聞きできて、充実した時間を過ごせました🍽️✨


企画してくださった原さん、料理を作ってくれた沼尻さん、たくさんお話ししてくれたご参加の皆様、ありがとうございました❣️

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