大森山王の大人気店、ビストロテテテさんに再訪。今回はディナータイムです!
前回ランチをいただいて、その美しい空間と、温かく明るいキャラのシェフとオーナー、圧倒的なコスパ、そして何より心満たされる美味しさに完全に心を掴まれてしまったのです😆
近所の友だちと2名で予約。ディナーの開店時間に行ったら、カウンターでもテーブルでもどちらでもと言っていただけて、シェフと話したい我々はカウンターを選びました😊
テテテさんのカウンターはオープンキッチンに面していて、お料理の盛り付けを目の前で観覧できます! 特等席ですね。
自分たちのオーダーしたものはもちろん、他のお客さんのオーダー品も全部見れて、「ああ、次来たらあれを頼もう」と、どれを見ても思うばかり。本気で全部美味しそう。見た目もそうだし、香りがもうやられる。
特にトリュフとパルミジャーノのリゾットはヤバかった。削りたての黒トリュフの香りがプンプン漂ってきて。たまらんたまらん。即刻オーダーしたかったけど、その時点でかなりお腹いっぱいだったので断念。次回こそは!
さて実食したお皿たちについて。
キハダマグロのカルパッチョ with フランス産キャビアは、青シソのペーストに山のようなハーブが添えられています。青シソはほぼバジルとしか思えないオシャレな味。キャビア、久しぶりに食べたらすごく美味しかった。
ほどよい脂のりがありつつ、味のキレの良いキハダマグロ。量的にもたっぷり。これから続くお皿のすべてが気前のいい盛りっぷり。それでいて美しさは全く崩さない。そこが平原シェフのセンスの良さ。
ハモンセラーノは、スペインからやってきた生ハム。オーダーするとその場でカットしてくれます。
適度な塩気で、プロシュートより少しハードで口の中の熱で溶ける。非常に味わい深い。こういうしっかりした味のものは、お酒を飲みながらゆっくりつまむものなんだろうけど、下戸だからすごい勢いで完食してしまった。美味しくて止まらない。
アンチョビポテトサラダは、予想より爽やか。野菜の彩りで華やかなリズムが奏でられている。大粒の塩が不定期なアクセントとなって、平坦になりがちなポテトサラダの常識を超えてきた。
ソーセージの盛り合わせは、生ハム同様にスペインからやってきた選りすぐり。実に美味。美味しいソーセージって、ありそうでなかなかない。町のビストロでソーセージ盛り合わせを頼んで、こんなレベルのものがサラッと出てくるとは、なんて幸せなことなんだろう。
添えられたマッシュポテトもひと工夫なされており、最高の合いの手の役割を果たしている。
牛頬の赤ワイン煮込みは、今日からの新メニュー。赤ワイン丸ごと一本使って煮ているそうです🍷
まさに、スプーンで切れる柔らかさ。ホロホロになるまで煮えていつつ、お肉の旨味はしっかり内にとどまっている。赤ワインソースの見事な深い味わい。100点ですね。こんな牛頬赤ワイン煮込みあったらいいなと思い描くやつの具現化です。
牛頬にもマッシュポテトが添えられていて嬉しい。このマッシュポテト無限に食べられるわ。マッシュポテトの上に紫とピンクのじゃがいもが乗っていた。まるでさつまいもみたいに甘い。芋の味が濃い。
なんでこんなに美味しい?と聞いたら、ゆでるのではなくてホイルに包んでオーブン焼きにしているんだそうだ。余すところなく芋の旨味と栄養を味わえた。
骨つき仔羊のロティは、しっとり柔らかくて優しい。生胡椒が最高に合ってる。
シメはスパゲッティカチョエペペ。チーズとバターと黒胡椒のシンプルパスタ。シンプルであるからこそ、プロの味が際立つ。パスタの茹で方に秘密があるみたい。このプリプリの食感、クセになります。
デザートはベイクドチーズケーキを。最後まで妥協なくバッチリ美味しい。どんなに満腹でも瞬時に消えるほど。量もしっかりあるのに! 普通の二倍ぐらいあるのに!
食事中、シェフとオーナーと色々お話できてとても楽しかった。地元の話や、レストランやホテルの話、テテテさんの裏話など。二人とも肩の力を抜いて普通に話してくださるんですよね。だからリラックスできるし、面白い話が聞ける。
彼らは都心の一流ホテル(シェフはオークラ、オーナーはオータニ)のご出身だからというのもあるだろうけど、生来のキャラがいいんだなあと今日はしみじみ思った。
二人とも人としてすごく魅力的。この二人ならではのバランスの良さを感じる。この店はこんなふうに、末永くいい感じで続いていくんだろうなあと思う。
絶対また来たいお店。ランチも最高にいいけど、手間暇かかったお料理をしみじみ堪能できるディナーこそ本領発揮でありました。
次回はまたディナーかな。まだ予約してないけど、もう既に楽しみです😊
#ビストロテテテ
#ビストロ
#テテテ
#大森
#予約困難店
#大森グルメ