予約の取れないビリヤニ屋さん。
ビリヤニ大澤に行ってきました✨✨
自慢。かなり自慢。なかなかここ、行けないんですよ。やっと予約が取れました。というか、友だちががんばって取ってくれました❣️
行きたい日の1週間前の午後8時に、テーブルチェックで予約受付が開始されます。そこで取れれば行ける。
聞けば、キャンセル分だったりが、ひょっこり空いてることもあるそうです。テーブルチェックをチェックチェック。
JR神田駅から徒歩7分ほど。神田警察通り、司町交差点近く。神田から行くとベローチェの手前。ビルの地下にあります。一階は立ち食い蕎麦「穂のか」さん。ここも美味しいらしい。
店名は階段奥にひっそりと。階段手前に「マトン」という名札がかかっていました。なかなかシュール。
カウンター10席のみのプレミアシート。どの席も特等席です。テーブルも席後ろも広々してる。丸見えのキッチンで、大澤さんがビリヤニとライタを作る様子をバッチリ見ながら、期待感を高める喜びを味わえます。
その所作の美しさと香りの素晴らしさに、胸の高鳴りを止められません! 炊きたてごはんとスパイス。なんて良い香りなんでしょう😍
ふと見渡せば、一分の隙もなく美しいダイニング。無駄なものが一切なく、ただただ美しい。音楽もなく、飾りもなく、そこにあるのはビリヤニだけ。小宇宙を感じる。まるで茶室のようです。
カウンター内にドドーンと置かれた肉切り機までもが、買ったばかりの新品のように輝いています。
さて今の時期、平日ディナーと日曜ランチ+ディナーはマトンビリヤニ。土曜ランチはチキン。土曜ディナーは牡蠣。内容は変化していくようです。部位も変わる。
今日はマトンのショルダーでした。
いずれにしろ、作られるビリヤニは回ごとに一種類。予約の段階で、お目当ての味を曜日で選び、量も伝えます。
ドリンクはコーラ推し。ビリヤニとの相互作用を計算した上で、コカコーラを薦めているそうです。ほかにビール2種類、強めのジンジャエールあり。
もちろん、うちらはコカコーラ。うちらって誰よって。インド料理・スパイス料理研究家の香取薫先生と、旅するパクチー料理人・牛田うっしぃ典子さんとわたし。専門家にはさまれた🤣 記念写真はおでこしか写ってませんOK🙆🏻♀️
さて肝心のビリヤニのお味、ぶっ飛びました。これはヤバいやつや。
ああこの白とスパイスと肉の色。そこへ差し色のパクチー🌿 なんという美しさ。なんという美味しさ。メーター振り切れたっす。
何しろお米がビャーーっと立ってるんですわ。全員起立です。こんな光景見たことない。
そして骨つきのマトン。かぐわしい。ああああ、こんなとこ食べちゃっていいの?ってくらい罪深い味。特に骨にくっついた肉の旨味がすごい。食べながらよだれが止まらない。
肉にしみたスパイスはランダムで、そのムラ感が心地よいリズムを生んで、大量のビリヤニを最後まで美味しく感じさせてくれました。
結構な量なんだけど、ペロリです。ちなみにこれはレギュラーサイズ。この1.5倍のフルサイズもある。食べきれなければプラス100円でお持ち帰り容器をもらえます。持ち帰る前提でフルサイズを頼んでる人が結構いた。
わたしのおなかでは、レギュラーでちょうどおなかいっぱい。満たされ感ハンパない。
後半からライタをザバザバかけて食べました。わたしは前半ライタなし、後半ライタまみれが好きな食べ方。
希望すれば手食もできます。ホーローのスプーンで食べるのもまた趣深い。
食べ始めて35分ほどで終了。全身幸福感に包まれる。これはまさにビリヤニ道ってもんですね。整うってこういうこと?
まあ間違いなく食べてる最中のわたしは、ゾーンに入ってましたよ。
色々決まりがあるように見えて、行く前は少し緊張しましたが、行ってみればすべてビリヤニを最大級に美味しく食べるための一流の流儀。一流は押し付けがましくなく、自然な流れにやすやすと乗っからせてくれます。
思えばわたしは、こんなお店があればいいのにと、ずっと思っていたのではないかとさえ感じます。だって、美味しいビリヤニだけをお腹いっぱい食べたいじゃないですか。人間だもの。
ごちそうさまでした。これからわたし、夜8時が毎日気になりそうです。
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