カレーリーフ尽くしの夜。
大森ケララの風で、カレーリーフをテーマにしたコースをいただいてきました。
現在、ケララの風はお昼のみの営業でディナーはクローズドの招待制になっています。書いてもOKとのことなので書いときます。
オーナーシェフの沼尻さんは、商社マン時代から40年にわたり南インド料理の普及のために百人単位の大規模食事会やイベント、メディア出演を続けてきた伝説の人。
そのきっかけは、駐在していた南インドで食べた料理の美味しさに感動したからだそうです。聞かないと教えてくれませんが、国内外に驚くべき人脈をお持ちです。
その沼尻さんがここ数年特にフォーカスしているのが、カレーリーフのPRです。
特にバックがいるわけでもなく、すべてご本人の持ち出しで、20年前から千鉢以上のカレーリーフの苗を希望者に無料でプレゼントし続け、カレーリーフを使ったレシピの考案を無限に行い、YouTubeでは「カレーリーフチャンネル」を公開して育て方や扱い方を説明しています。
そもそも昔は全く香りの違う乾燥カレーリーフでさえほとんど国内では入手できませんでした。そんなカレーリーフを沖縄の農家さんに生産を依頼してビジネスとして国内で成立するまで完全にサポートしたのも沼尻さんです。
今ではいくつかの店で生のカレーリーフを一般人でも入手できるようになりました。生産者さんと南インド料理店などレストランとのラインは既に完全に出来上がっています。
カレーリーフという名前から誤解されやすいのですが、このハーブはカレー粉のような香りや味は全くしません。辛みもなし。食べてみると、その清涼感ある香りに驚くと思います。あえて言えばコブミカンの葉に近い。コブミカンより厚みが薄く、油で揚げると儚いほどにサクサクになります。
とにかく香りが良くて見た目もオシャレ。煮ても揚げても、粉にしてふりかけても、目が覚めるほど美味しいです。
昨夜はそんなカレーリーフを使った料理を一通り作ってもらいました。
・フライドポテトにカレーリーフソルトとカレーリーフマヨネーズをトッピング
・カレーリーフで香りづけしたローストナッツ
・大田区で釣れたハゼの天ぷらにカレーリーフソルト
・フレッシュカレーリーフの鯵のサラダ
・揚げたてかき餅にカレーリーフソルト
・目玉焼きにカレーリーフソルト
・フレッシュカレーリーフ入りそぼろ醤油焼きそば
・レモンライスとクリームシチュー
・キャベツのトーレンと蕪の葉のクートゥ
・シナモンシュガー&カレーリーフをトッピングしたバナナのデザート
・ブールドネージュとパウンドケーキ
・カレーリーフドリンク
ちなみに焼きそばは、タモリ倶楽部「製麺の主張」にもご出演なさった玉置標本さんが作ってくれました。驚くほど美味しかった。マジで。
すべての料理にカレーリーフが使われています!
全部とっても美味しかった〜。無限の可能性を感じますね。この香りの鮮烈さ。青みとかすかな柑橘臭。サクサクの食感と音。多くの日本人にとって未知の味覚体験。アメージングです😆
一般的に日本人がイメージするインド料理=北インド料理には全く合わないという点が落とし穴なんですよ。家庭で作るカレールーのカレーにも合いません。
真逆の方向性をいく南インド料理には欠かせないハーブであり、和食やフレンチ、スイーツに合う可能性を強く感じます。
お薦めなのは、油でサッと揚げてキッチンペーパーで油を切ってサラダに使うこと。お刺身入りのサラダだと豪華ですね。上級者ならそこへサッとゆでた豆や、スパイスを加えたい。
いずれそういうレシピも沼尻さんに頼んで公開しようと思います。
生のカレーリーフはケララの風でも売っていますし、西葛西のスワガットと、蔵前のアンビカショップでも買えます。新大久保のインド、スリランカ食材店ではインド産のものを売っています。沖縄産のほうが産地が近い分フレッシュなのかも。
ドライのカレーリーフもあちこちで売ってますが、味も香りもフレッシュとは全く異なるのでお薦めしません。使わないほうがいいぐらいとのこと。
カレープラントっていう観葉植物はカレーの匂いがするらしいです。これはフェヌグリークっぽい香りがしてカレーを連想させるのだとか。料理にはほとんど使われません。カレーリーフとは別の物です。
そんなカレーリーフを使った料理は、大森のケララの風でいつでも食べられます。ワジョルームご来所の前にぜひいらしてみてください。
営業日が、金土日月。営業時間は11時から14時。お休みは火水木です。
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131502/13230241/
かなり回し者っぽくなってますが‥‥まあ回し者と言って過言ではないですよ既にわたしは😆 13年前からの常連で、もうめちゃめちゃ仲良いですからね。家族を応援するような気持ちでケララの風を愛しています。
皆さんもケララの風に行って、「ワジョさんの記事を見てきました」と言っていばってみてください。カレーリーフの量が増えるかも。
#カレーリーフ
#カレー
#ハーブ
#インド料理
#南インド料理
#India
#SouthernIndia
#大森
#ケララの風
#沼尻匡彦
| 固定リンク