エンボカ軽井沢のピッッア。
さて軽井沢に一泊しまして、二日目のランチはホテルから近いピッツェリアにしました。
なんとなく「ピッツァでも食べようかな」と思っただけだったんですが、あとから聞いたらすごい人気店で予約なしではなかなか入れないのだとか。
たまたま開店と同時に到着して、「入れますか?」と聞きましたら、店内を見渡せるとても良いお席に通していただけました。ラッキー!
ちなみに、わたしの後から来たお客さんはみんな満員で入れませんでした。お店の人に聞いてみたら、冬場は軽井沢がオフシーズンなので当日でも入れることもなきにしもあらずだとか。かなり可能性低そうでしたが。ハイシーズンは結構前から予約しておかないと難しそうですね。
場所は、軽井沢駅をアウトレットと反対側に出て、軽井沢本通りをひたすら真っ直ぐ歩けば着きます。10分ちょいですし、坂もなく、途中いくつかお菓子やチーズのお店などもありますので楽しいです。東雲交差点を渡り、右側にニューアートミュージアムが見えたら、すぐ先の左側にエンボカがあります。
真っ白な一軒家。中に入ると大きな吹き抜けがあり、二階部分にバルコニー席がいくつか。
開放的でとても素敵。活気があり、空気の抜けが良く、個性的な家具や、窓からちょうどきれいに見える景色など、すべてが見事です。店に入るまでの短いアプローチにもワクワク感がありますね。
店員さんたちは丁寧で穏やかな接客をきちんとしつつ、瞳の奥に気骨を感じるタイプ。キッチンには巨大な石造りの薪窯。チラッと見えるのは生ハム原木か。ちゃんとしたお店なんだなあと遅ればせながら気づく。
さて本日のオーダーは、前菜の「ベーコンポテト」と、ピッツァはハーフandハーフで「プロシュート」と「野沢菜」にしました。飲み物は炭酸水。
「多過ぎますかね?」と相談したら、「お腹が空いているなら大丈夫かと思います」とのお返事に安心。いつでもお腹空いてます!
12時半頃には予約のお客さんたちも揃い満員になってましたが、わたしが着いた11時半ぐらいにはまだ空席があったので、料理がテンポ良く出てきました。
まずはベーコンポテト。小鍋の中でグツグツいってます! メニューの説明書きによると、これも薪窯で焼いているそうで。ベーコンは自家製。軽く燻製してあり、脂も赤身もとても豊かな味わい。少量でもブワーっと味が口中に広がります。すごい!
使われているチーズがまた本格的で、驚くべきコクの深さ。そのチーズがスプーンですくって食べられるほどたくさん入っています。ほどよい柔らかさのポテトとともに食べると、もうパラダイス。たまらなく幸せ。
ポテトが終わりかけた頃にピッツァが届きました。
プロシュートは、プロシュート、ルッコラ、トマトソースのコンビネーション。
プロシュートの発酵加減がちょうどよく、生きた柔らかい香りと、力強い味わいを与えてくれます。ルッコラとトマトソースとの相性は言わずもがな。
こちらのお店の生地は、わたしが食べてきたナポリピッツァの中ではかなり厚みがあるほう。塩けはやや控えめ。ナポリピッツァとしては控えめなほうってだけなので、物足りないことはありません。厚みを生かしたモッチリとしたコシがありつつ、歯切れの良い食感です。
オモテ面の焦げは比較的少なく、焦げの苦味は出さず、しっかり焼き目は入っている。そして裏面の焼きのこんがり感、ジュワッと焼きあがった感の巧みさに感動。思わず裏をめくって二度見してしまった。
もう半分の「野沢菜」は、野沢菜、胡麻ソース、胡麻豆腐、えごまが入っている。
野沢菜ピッツァという語感からイメージするものよりもクリーミーで、和のテイストがぐーんと出ていた。野沢菜の上にかかってる白いクリームが胡麻豆腐と胡麻ソースなんだと思います。その上にえごまを贅沢にふりかけて。
胡麻豆腐は善光寺の名物なんですね。期せずして長野県ならではのピッツァを堪能できて良かったです!
だいぶおなかいっぱいになった。
ここにもまた来たいですが、代々木上原にもエンボカ東京があるんですって? なんとー! 前菜もピッツァもまだまだ気になるメニューがたくさんあったので、どっちかにまた伺おうと思います。
#ピッツァ
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