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2019年11月

2019.11.27

辻井伸行さんのピアノコンサート。

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渋谷オーチャードホールに辻井伸行さんのピアノコンサートを観に行きました。タイトルは、「音楽と絵画コンサート印象派」。


ルノワール、ゴッホ、ドガ、北斎などの絵画が、演奏に合わせてスクリーンに映し出されていました。単純な発想のようでいて案外良かった。


辻井さんの演奏は、真の天才。ある程度天才だろうと予想して行きましたが、遥かに上を行く天才でした。


会場を丸ごとどこか別世界に連れて行ってしまったよ、あの人は。自分が渋谷にいることを忘れてしまった。こんな気持ちになったコンサートは、玉置浩二さんと辻井さんだけ。


今日の演目は、ドビュッシー、サティ、ラヴェルなど。わたしはあまりクラシックに詳しくなくて、知ってる曲は半分ぐらいだった。あとの半分は、複数のピアニストの演奏を聴き比べてみたことがあるぐらいには好きな曲だった。


そんな程度の自分ではありますが、わたしから見て辻井さんの演奏はかなり独特の揺らぎが終始感じられ、まるで大自然のふところに飛び込んだような多幸感を得られる素晴らしい演奏でした。


まずリズム感がすごい。独特すぎる。100分の1秒だか10分の1秒だか、よくわからんぐらい絶妙な揺らぎを繰り返している。まるで催眠術にかかったように酔い痴れてしまう。もちろん明らかなズレなんてものはないのです。しかし一定ではない。ここが天才ポイントその1。


そして天才ポイントその2。強弱の加減がこれまたすごく独特。一般的に上手いと言われるピアニストの演奏と全く解釈が異なる。「ええっ!強弱が違うだけで全然違う曲に聴こえるよ」と思う場面さえある。


しかしこれも譜面を無視しているわけではないと思う。たぶん譜面通りなんだけど、描いている絵が違うから音が変わるのです。


もちろん超絶上手いのですが、決して技巧に走ったり、お約束の演出をしたりしない。「ババーン!キメキメ!拍手!」みたいなのと次元が違う。もう会場ごと自然界に行っちゃってるから、童心に戻るしかないのです。


辻井さんのピアノの音は、水の流れのよう。究極的に磨き上げられた水の中に飛び込んで、心地よい水流に揉まれ、ひたすら流されて行くような至福感。


あるいはまた、昔ながらの重い列車に乗って、田園風景の続く車窓を眺めるような解放感。


そんな、誰の心にもある原初的幸福感を爆発させてくれる演奏なのです。すごすぎない?


初めてテレビで辻井さんを見たとき、ずいぶん色気のある人だなあと思ったことを覚えています。今日、本人を見て、そして演奏を聴いて、こっれは全世代にモテまくりだろうと改めて思いました。


実際来ている客層は、40〜70代で、特に60歳前後の人たちが多かった。男女比は半々。


31歳の辻井さんと同世代の人たちは少ない。意外とキャーキャー言われてないみたい? しかし実生活ではモテモテでしょうね。天才だしお金持ちだし、清潔感があってすごい色気だよ。


あと、神界とのパイプがすごく太い。最初は「神がかりだな〜」ぐらいに思ってましたが後半、完全に神と一体化してました。ヤバヤバです。こんなものを見てしまって良いのでしょうか。


神界の音というのは不思議と音階が気にならないものなのです。わたしは中途半端に絶対音感があるので、普段は音の上がり下がりをずっと無意識に受け取りながら音楽を聴いているのですが、辻井さんの演奏は音階を意識せずに聴くことができてとても楽で気持ちよかったです。


後から知ったのですが、辻井さんのコンサートはチケットが取れなくて有名なのだそうですね。


この前YouTubeを見ていたら、オススメに辻井さんが出てきて、「辻井伸行か、いいなあ一度コンサート行ってみたい」と思いついたんです。チケットサイトを覗いたら、たまたまオーチャードホールのチケットを売っていてすぐ買えました。


なんですぐ買えたんだろう? しかもすごく前のほうの席でした。「辻井さんのコンサート行くんだ」と友人たちに言ったら、「なんでチケット買えたの??」とみんなに言われました。不思議。ご神縁でしょうか。ありがとうございます❤️


本当はどんな人なのかなあ。お話ししてみたい。


たった2週間前に同じオーチャードホールで、同じスタインウェイのピアノでダイアナ・クラールを観ましたが、同じピアノでも弾く人でこんなに色彩が変わるということを知ったのも面白かったです。


さて来週も楽しみなコンサートが😍 今年はまだまだ終わらないよ。


#辻井伸行

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SHIROの豆乳ホイップパンケーキ。

久しぶりにSHIROに行ってみました。ビーガンカフェになってから、すっかり足が遠のいてしまいましたのよ。


珍しく、すごく空いていたので入店。ハイビスカスティーと、メープル&豆乳ホイップのパンケーキを注文。


豆乳ホイップは食感のホイップ感は素晴らしいのですが、やはり味わいという点では乳脂肪分40%に勝るものはありません個人的に。


パンケーキ本体は厚みのあるものが3枚もあって良かった。焼き目が美しい。中は思った以上にモッチリ。


ハイビスカスティー、酸っぱくなくて美味しい。花びらがピラピラ入っている。「食べられるものですので花びらごとお召し上がりを」とのことでした。


ここは路面店で開放感があり、化粧室がすっごく広くて快適なのがいい。カフェと同じフロアに化粧室があるのも助かる。意外と別の階まで行かねばならんカフェも多い。


それにしても、こんなに素敵なカフェがご町内に何軒もあること自体がスゴイことだということを忘れていました。実家のほうはデニーズと病院の食堂しかないのでオシャレもへったくれもないですぜ。それもまた人生だ。


#カフェ

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2019.11.21

若鶏半身揚げの月鳥が自由が丘に!

ツキドリが自由が丘にできました!(祝)


月鳥といえば、武蔵小山の平和通り商店街に店を構える鳥料理の居酒屋。若鶏半身揚げが名物です。


月島じゃなくて月鳥ですよ。


最近少しずつ半身揚げを出してくれるお店が増えてきましたが、数年前までは数えるほどしかなかったものです。わたしは半身揚げが食べたくなると、電車に乗って武蔵小山の月鳥まで買いに行っていました。


そのお店がこんなに近所にできるなんて! 望外の喜びってもんです。


場所は亀屋万年堂総本店の横の踏切を渡り、まっすぐ視線の正面。中華料理の大佐渡があった場所。


お持ち帰りカウンターが広めで買いやすい。店内客席は明るく清潔。席間隔は少しタイトです。


11月1日の新開店を待ち構え、さっそく持ち帰りで半身揚げを買いました。半身揚げは注文してから20分かかるので、電話予約するのがおすすめ。揚げたてを包んでくれます。


半身揚げ、やっぱり最高! 家で食べてもすっごく美味しい! 柔らかいお肉、しょっぱすぎない塩加減、パリパリの皮そのものが衣がわりの素揚げの素朴さ。


月鳥は揚げ油が常にきれいで素晴らしい。スカッとする、もたれない味。


本当は店内で食べたいけど、下戸のわたしにはちと敷居が高い。「自由が丘に月鳥ができた〜!」と大騒ぎしていたら、お酒好きの友だちが「一緒に行こう」と誘ってくれました。やった!


予約して行ったら、想像以上の満員ぶり。予約しておいて良かった。カウンター8席、テーブル2席×2で4席、合計12席。


2人以上だとコースが頼める。2630円、2840円、3840円の3種類。アラカルトは、焼き鳥が1串120円がほとんど。一品料理は300〜500円ぐらい。生中は450円。自由が丘にしてはお手頃ですね。


わたしたちは2840円の竹コースを頼み、更に追加注文を色々。それで1人4000円でした。お酒を飲んで、半身揚げと背筋揚げも食べてこのお値段はリーズナブル。


竹コースの内容は、 


ひな鳥素揚げ

すなぎも

ねぎま

レバー

ハツ塩焼き

鳥わさ 

漬物


です。


追加注文したのが、


ポテトサラダ

せすじ素揚げ

つくね

こころのこり

鶏スープ

鶏めしにぎり

塩にぎり

飲み物いろいろ


でした。


やはり大看板は、ひな鳥素揚げ。これぞ月鳥! 揚げたてを店内で食べるのは最高です。至福〜。


すなぎもは、自由が丘の名店「とよ田」のすなぎも素揚げに似てる。絶品。塩加減抜群。硬くならない程度にカリッと揚がってる。プロの技を感じます。


ハツの塩焼きも素晴らしい。肉汁がジュワワワン。とても新鮮。


鳥わさが意外な形で出てきたのも印象的。深さのある小鉢に、わさび入りのポン酢みたいなツユがなみなみと入っており、その中にササミが浸かっていた。ツユがササミにしみていて美味しかった。


漬物は昔ながらの昭和的なぬか漬けで、とても良かった。


「こころのこり」は、心臓と肝臓をつなぐ管の部分。別のお店では「つなぎ」の名前で食べたことがありました。ここは希少部位だから普通はあんまりメニューに出さないで常連にそっと出すものというイメージ。こんなに簡単に食べていいんでしょうか。ありがとうございます。


ポテトサラダはマヨネーズよりも酸味がやや勝るサッパリ系。


おにぎりはあったかいのじゃなくてお弁当のおにぎりみたいにラップで包んでありました。鶏にぎりのゴボウの味付けが結構独特で美味しい。


だいぶ満足しました。


既に大人気みたいで、お客さんが入れ替わり立ち替わりどんどん来る。回転は早いほう。というか、長居しないのがマナーのようなタイプのお店なんではないかと思います。席数と値段からして。


本当に美味しかった。また店内でも食べたいし、お持ち帰りの半身揚げはわたしの晩ごはんの定番になりそう。


月鳥さん、自由が丘に来てくれてありがとう!


#半身揚げ

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お誕生日ありがとうございます。

お誕生日ありがとうございます。


弟の車で西荻窪に連れて行ってもらい、コロッケと牛肉を買ってもらい、実家で夕飯を作ってもらい、お相撲を見ながら家族と食べました。最近よく実家に行っています。家族に癒されるキャンペーン実施中。


自分への誕生日プレゼントは、無印良品の低反発まくら。前からすごく気になっていて、無印に行くたびに手で押して低反発具合を味わっていたのですよ。予算より少し高いと思ってガマンしてたんですが、ちょうど無印良品週間で10%引きに! しかも価格見直しで千円引き! 良かった〜。


そして大好きなコージーコーナーでシャインマスカットパフェをいただきました。大井町のイルミネーションもなかなか綺麗なんですよ。年配のご夫婦がアトレのエレベーターから外に出た瞬間、「雪が降ってる!?」と言ってました。雪ちゃうでイルミネーションやで。チャーミングやな。


そんなこんなで、新しいこの歳も楽しく過ごしたいと思います。今あんまり目標とか決めてガツガツするのをやめてる期間なので、年内ぐらいはのんびりします。たまには休まないと。あ、仕事はきっちりやってます😘


これからもかわいがってやってください。


#蠍座の女

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自由が丘ビストロレスカリエが移転。

ロール屋のお隣の2階にあった、ビストロ レスカリエが移転オープンしました。


場所は亀屋万年堂総本店の横の踏切を渡り、これまた新しくできた焼鳥屋「月鳥」の右隣の1階です。


前より駅に近くなってる。しかも1階になった! レスカリエ(階段という意味)なのに1階という新しい伝説が生まれましたね。


席数はほぼ変わらず、17席です。テーブル14席、カウンター3席。


相変わらずランチはかなり混んでいるようです。ディナーの混雑具合は日によって違う様子。今日は満席でした。


前からそうなんですが、レスカリエさんは混んでる日と空いてる日の差が結構激しい。混んでて入れない店かと思えば、突然行っても余裕で座れる日もある。なので、行く前にお電話してみてください。


メニューは以前とほぼ変わらず。良かった。大好きなお料理がまたここで食べられる!


プリフィクスコースは、4700円、5300円、6300円の3種類。わたしはいつも5300円のBコース。前菜、スープ、メイン、デザート、飲み物の構成。ほとんどこれしか頼んだことがない。たまに肉と魚が両方食べられるCコースにするときも。


アラカルトも頼めます。


レスカリエさんのお料理は、フレンチというイメージからすると想定外なほど量が多め。苦しくなるほどではないけど、主菜も付け合わせもボリュームあり。しかもそれがことごとく美味しい。


わたしは基本的に野菜が嫌いなのに、レスカリエさんの野菜は永遠に食べられる。特にメインの温菜についてくる、スープで煮た野菜が素晴らしく美味しい。なんという香りの良さ、味の良さ。


さて本日のオーダーは、友人と二人でシェアしてこんな感じ。


鶏白レバーのムース

鯵のマリネ

かぼちゃのポタージュスープ

牛イチボ肉のグリエ

2種のチーズ(ポンレヴェックとミモレット)

パートフィロ(チョコレートムースのパイ包み)

カモミールティー


それに、自家製生姜風味の豚リエットと、2種類のパン(ひとつはバゲットラビットのブール)と、プティフール(ラングドシャとショコラ)がつきました。


充実。


一人で行くと、割と早いテンポでお料理を出してくれますが、今日は友人と話がたくさんあったので、様子を見てゆっくり出してくれました。こんなに長居させてくださること自体がサービスですね。


鶏白レバーのムースは、わたしの一番のお気に入りメニュー。レスカリエに行くのはこれが食べたいからとさえ言える。濃厚な白レバーの味が全くしつこくなく爽やかに香る。バゲットにつけたら、いくらでも食べられる。バゲットに合うものコンクールがあったら優勝間違いなし。


鯵のマリネは、期間限定黒板メニュー。酸っぱすぎず甘すぎず、鯵のお刺身感をしっかり残しつつ、フレンチの風味を味わえます。


かぼちゃのポタージュスープは、スープが得意なレスカリエさんならではの最良のバランス。カボチャの味濃く、ちょうど良い塩梅のクリーム感。


牛イチボ肉のグリエは、中心のレア感と表面の焦げ感のグラデーションを存分に味わえました。「肉が食べたい!」という欲望を満たす多面的な味わい。赤ワインソースも絶品です。


2種のチーズ(ポンレヴェックとミモレット)は、白いウォッシュチーズと黄色いミモレットが良い具合のアクセントを与えてくれ、満腹感に対してちょうどいい終わりのサインを送ってくれたように思います。


パートフィロ(チョコレートムースのパイ包み)は、パイがサクサクで最高。中のチョコレートムースのムッチリ感との融合が素晴らしかったです。


いつもながら満足度が高いコース。シェフとマダムの変わらない笑顔と、驚くほど前店舗からの雰囲気を継承しているインテリアに安らぎ、深いリラックスを得られました。


これからますます通い倒して大切にしていきたいお店だなあと、改めて思いました。


#フレンチ

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ますます進化した鮨 波づき。

ますます予約の取れないお鮨屋さん化が進化している、下丸子の鮨 波づきさん。2ヶ月先までほぼ満員ですが、ひょっこり空いている日もあるので予約サイトを要チェックです。


やっとの思いで確保した予約の日がいよいよ来ました。今回は6人グループでしたので、なかなか大変でした。いつも美味しいものを一緒に食べに行っている、英会話クラスの皆さんをどうしてもお連れしたかったのです。念願達成。


時間通りに店の前に到着すると、なぜか定員以上に待っている人たちが?? 我々以外に3グループ8人ぐらいいたのですが、みんな予約の日程を間違えて来てしまったそうです。予定の確認はしっかりしましょう!


とはいえ、波づきさんは前日に予約サイトから確認のメールが来るので普通は間違えないはずなんですが不思議です。楽しみ過ぎて待てなかったのかしら。


そんな沈黙の争いを勝ち抜いて席を得たわたしたち。


大将の佐藤さんが、最初にネタ箱を見せてくれました。輝く魚たち!!!! マグロ多め!!!! わたしの大好きなヒカリモノもバッチリ!!!!


おっしゃおっしゃー。食べる前からテンション上がります。


本日のおまかせコースはこちら。


クリームチーズ豆腐

中トロと赤身

かわはぎ肝つき

甘エビと海苔のお汁

金目鯛の焼き物 or 黒ムツの幽庵焼き

ワカサギの天ぷら

白魚ポン酢

茄子とまぐろ脂のサラダ

寒ブリごまマヨネーズの低温調理

わさびシャーベット

焼きハマグリ

銀杏焼き

しらこ丼

車海老

蛸と大根の柔らか煮

大トロ

赤出汁

寒ブリ

赤貝

鯖茶漬け

イカ

玉子焼き 

ウニ(わたしは食べられないので写真なし)

トロタク巻き

コーヒープリン


よく食べた〜〜。おなかいっぱい。心も満タン。こんなにおなかいっぱいなのに、食後感はヘルシーで最高の気分。


何しろ冒頭から末尾まで、すべてが美味しさと幸福に満ちていて、物足りない部分やテンションの下がる部分がみじんもないのです。恐るべき想像力と心配りです。


中でも特に印象深かったものについて書きます。


かわはぎ肝つきは、今日だけのスペシャルバージョンを作ってくれました。肝が二階建て笑。いつもの2倍です! ラッキー☆


甘エビと海苔のお汁は、エビの頭で出汁をとったすまし汁。甘エビ本体は、よそる直前に生で入れてくれます。身が硬くならなくて風味が豊か。濃厚な海老の出汁がカラダ中に染み渡る、本当に見事なお汁でした。


黒ムツの幽庵焼きは、柚子の香りがさりげなく香る軽い仕上がりの照り焼き。黒ムツの身がムチムチに柔らかく、たまらない美味しさ。


白魚ポン酢は、今日まさに食べたかったものが目の前に出てきて感激! 白魚の食感がプリップリで最高。


寒ブリごまマヨネーズの低温調理は、低温調理の利点を生かした細胞レベルで優しく柔らかいお味でした。火が入っているのに生のような繊維の柔らかさ。


焼きハマグリは、貝の味が濃く、身が柔らかく、まるで浜辺で七輪焼きにして食べているような海の味。なかなかこんな大きくて美味しいハマグリは素人には入手できないですね。


しらこ丼は、今夜のメンバーの間で反響が一番大きかったお料理。「こんなに美味しい白子を食べたのは初めて!」と、皆様口を揃えておっしゃいました。同感です。波づきさんのしらこ丼は何度かいただいていますが、今夜は格別でした。


車海老は、海老が苦手なメンバーから譲ってもらいまして2カンいただきました。フッフッフ。この甘み。にじみ出る海老の出汁。柔らかくふくよかな身の厚み。素晴らしい。


大トロは、大トロ界の中でも究極的な風格の大トロでした。わたしは脂が多いだけの大トロは苦手なんですが、こちらは霜降りのように上品な脂がのっていて、マグロらしいマグロの風味もしっかりと感じられ、全くしつこくなくサラッと上品な食べ心地でした。凄いクォリティです。


寒ブリは、脂がちょうど良い加減で乗っていて、絶妙なタイミングで最高の品質のものを食べることができました。運がいい。


赤貝は、厚みがあり風味が濃く、これまた素人には入手不可能なレベルを感じました。わたしは赤貝が好きで、街場の店で見かけると結構高額でも購入することが多いのですが、このようなプロの味には到底敵いません。


鯵はわたしの大好物。目の前で皮を剥がしてサッとにぎってくれました。極上! 血の匂いが全くしない繊細な仕事ぶり。佐藤さんの手さばきは、いつも優雅で無駄がなく、さりげなく穢れのようなものを取り除く魔法の手であることを感じます。急いでいるように全く見えないのに、結果的にすごく仕事が速い。プロ中のプロ中のプロですね。


玉子焼きは、焼きたてを目の前で切ってくれて、客席から歓声が湧きました。甘みのある江戸の味。こういう味付けが好きでたまりません。


トロタク巻きは、これまた別のメンバーから譲ってもらった分を割り増し。トロタクタワーができました☆ すっっっごく贅沢! お味はもうもう文句なしです。こんなに量あってもしつこくなくて、食べ終わるのを惜しむほど美味しかったです。


本当に夢のように美味しく心地よい2時間半でした。ずっと食べっぱなしなのに苦しくない。良い食べ物は身も心も軽くなりますね。


いつもながら、「この値段でいいんですか?」というお会計の軽さも素晴らしかったです。コース8千円に偽りなし。


「また予約して来よう」「家族と来ます」と皆が口ぐちに言っていました。自分の大好きなお店に行ってそう言われると嬉しいなあ。


心から幸せな時間でした。次はいつ行けるかな〜!


#鮨

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武蔵小杉、レストランミュー。

武蔵小杉の川のほとりにある一軒家レストラン、ミューに行ってきました。


こちらはかの有名な五十嵐美幸シェフのプロデュースによるチャイニーズレストラン。ご本人はいませんが、彼女のスペシャリテをいつでも食べられます。


実を言うと今まで5回ぐらいチャレンジしたけど毎回満員で入れなかったんですよね。もう5年ぐらい前のことでしょうか。最近は前ほど混んでないようです。というか空いてました。今がチャンス!かも!


今回は友人に予約しておいてもらいました。5回も行ってるから地図なんか見なくてもたどり着くぜと思ってたら、その5年の間にすっかり武蔵小杉の街並みが変わり、道に迷ってしまいました。タワマン増えすぎ。びっくり。飲食店も増えましたねー。


 本日のオーダーは、


美幸シェフの特製ポテトサラダ

蟹味噌小籠包

エビと湯葉のはさみ炒め

かつお節鶏から揚げ

チャーシュー飯


でした。


とても美味しかった。どの料理もひと味工夫がしてあり、ここだけの味を楽しめる喜びを経験できた。


しかもお会計が軽かった。一人6千円かと思ったら、二人で6千円だった。この味でこれは安いなあ。サービスも丁寧でしたし。


美幸シェフの特製ポテトサラダは、マッシュポテトの中にココナツミルクが入っていて、中華のスパイスの効いたひき肉がたっぷりとトッピングされたポテトサラダ。ポテトサラダというよりマッシュポテト。食欲を心地よく動かすスターターとしてふさわしい。


蟹味噌小籠包は、たった一粒で大満足の高級感ある味。蟹味噌と肉がギューギューに入っていて、スープがムダに溢れることもなく、たいへん品のある料理。


エビと湯葉のはさみ炒めは、炒め物というより、とろみ仕上げ。広東料理っぽいやつ。塩味のあっさりしたとろみが、エビと湯葉によく合う。余計なものが入ってなくて、シンプルに美味しい。シンプルだけど贅沢。よくできてるもんだな〜と感心。


かつお節鶏から揚げは、メニュー名を見たとき「かつお節を揚げたもの?」と驚きましたが、ジューシーな鶏から揚げに粉かつおをたっぷりまぶした料理でした。から揚げ自体がとても美味しくできていて、その上粉かつおをまぶすことで風味が増しており、かなりわたしの好きな感じになってました。大好き。


チャーシュー飯は、赤身と脂身のバランスの良い柔らかくて大きいチャーシューが豪華に並んでいます。添えられた水菜とさらしネギを絡めてライスとともに口に入れると、至福としか言いようがない。チャーシューはどちらかというと中華より日本寄りの味付けでした。そこが良い。ライスに合う。


もうおなかいっぱい。たいへん満足しました。


今日頼んだもの全部当たりだった。ということは、ほかのどれを頼んでも美味しいのかもしれない。


名物のハマグリ麺も食べてみたいですね。


思ったよりメニューの数が少ないことは意外でしたが、本当に美味しいものだけを数少なく出すお店のほうが良いに決まっています。


店を出てすぐに、また行きたいなあと思うような良いレストランでした。


#中華

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2019.11.09

wajoライブ大好評でした!

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おかげさまで、11月7日のwajoライブは予想以上の盛り上がりをもって開催できました。「本当に来て良かった」と何人もの方に言っていただけて、ホッと一安心。


毎回少しずつ歌い方が進歩しているとは思うのですが、今回は殊に大きく変わったというお声をいただきました。


ここのところ、脱力して歌うこと、単語単位ではなくひとまとまりのフレーズごとに物語を伝えること、全身を丸ごと楽器にして声を響かせることをテーマに練習していました。


そのことがきちんと伝わり、そのままの言葉で評価してくださる方々が現れて、わたしは本当に歌ってきて良かった、がんばってきて良かったと思います。


目指していた場所に着実に近づいている感。


また、オリジナル曲も非っ常〜〜に評判が良く、「ビックリするほどいい曲だった」「普通にヒット曲にしか聴こえない」「YouTubeで聴くよりライブのほうが感動が大きかった」「あまりにも感動して鳥肌立った」「歌詞の本当意味が心にダイレクトに刺さって泣きそうになった」などと言っていただけました。感激!


今までずっと、こんなふうに受け止めていただけたらいいな、こんなご感想が聞けるようになったらいいなと密かに思っていた言葉を一気にいただけた感じです。


今回は、「Fate」「天国スマイル」「気楽に行こうよ」が特に好評でした。この3曲はわたしの中で、かなり自信作なので嬉しいです。


スピリチュアルトークは、いつもより落ち着いて丁寧にお話できたと思います。皆様のお役に立つ情報満載。メモを取ってくださってるお客様も!


スピ話は話し出すとテンションが上がりまくって早口で止まらなくなる点が毎回の反省点でした。今回はそこをクリアできたわ!


色々と本当に深くご理解をいただけて、わたしはとても幸せな歌手です。ご来場くださったお客様には心から感謝しています。


急な告知だったのに、こんなにたくさんの皆様にお越しいただけて、奇跡かと思いました。


次回はまだ日程決まってませんが、なんとなく来年の春ぐらいかなと思っています。今度は早めに告知しますね😅


ずっとがんばってばかりだったけど、ちょっと人間活動をしようかと思います。太陽を浴びて歩いたり、海に足をつけたり、魚や野菜を食べたり、断捨離したり、本を読んだりしたい。そんな今日この頃です。


いつもわたしを見守ってくれて、ありがとうございます。みんな優しいね。


2019.11.7 wajoライブ「人生の大転機」

セットリスト


1st set

M1)気楽に行こうよ/wajo

M2)お肉の歌/wajo

▶︎MC

M3)Night and Day  /JUJU

M4)We are the Champions  /The Queen 

M5)Fate /wajo

▶︎MC スピトーク

「どうしても人生の場面転換を大胆に成し遂げたいなら」

「今まで何十年もの人生で断ち切れなかったものを断つには」

M6)出雲/wajo


2nd set

M1)If I meet you everyday/wajo

M2)1秒後 /wajo

M3)旅に出なくても /wajo

▶︎MC スピトーク

「望みが叶わない本当の理由」

「ともに高みに向かう人、なぜか引き止める人」

M4)自由になっていいんだよ /wajo

M5)天国スマイル /wajo

▶︎MC

M6)TY07自由が丘ステーション/wajo


#ライブ

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生クリーム専門店。

ついに憧れの生クリーム専門店に行ってきました! 渋谷の丸井の1階にあるお店ね。タカナシ乳業がやってるらしいわ。


こちら生クリームクレープのグランデです。700円。本当に生クリームと練乳しか入ってない。正直、熱狂的生クリーマー以外にはきつそうだのう? わたしはいいけど。


よくあるパンケーキ屋さんやカフェのスプレー缶の軽いホイップクリームじゃなくて、本物のどっしり生クリームです。生クリーム専門店と名乗るだけあるな〜と思えるお味でした。生クリーム大しゅき。


もしこのお店が自由が丘にあったら、わたしは破滅確実。生クリームで身を滅ぼす。ああ渋谷で良かった。


#生クリーム

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ダイアナ・クラール、オーチャードホール初日。

ダイアナ・クラール渋谷オーチャードホール3daysの初日行ってきました。ネタバレあり。


今回は良いお席が取れた。前から5列目、ダイアナ正面。やったね! これだけ近いと小さなライブハウスで観ているようです。


3年前の昭和女子大学人見記念講堂のときはもう少し後ろの席で、なかなか熱が届いてこなくてヤキモキしたものです。しかしながら驚いたことに、前半は全く熱くならない方針でやってるだけであることが判明。そうだったのか!


実に力が抜けてるんですよ。これが良い。しかもトークも脱力系。


「えーと、この前友だちに会いに行って話したんだけどね。その友だちは60歳過ぎで本書いたり絵を描いたりしてる人で‥‥あれっ、この話つまんないわね。もういいわ、満足したっしょ。じゃ次の曲」みたいな感じ。


マジか。これでいいのか。いいのだ、大正解なんじゃないかい。ちゃんとしなくちゃダメだなんて誰が言ったの? 


「皆さん今日はジョニー・ミッチェルの誕生日なんですよ。ジョニー・ミッチェルといえば、えーとなんだろうな、もういっか。みんなわかったっしょ。んじゃ彼女の曲を歌いますよ」とおっしゃってましたので後で調べたら、誕生日今日じゃなかったよ! 11月7日だよ! 大体合ってればいいんだよ! そんなもんだな!


後半じょじょに熱を入れるところは入れて、おおむね即興でインタールードからのインタールード、インタールードでキメでフィニッシュみたいな、めちゃめちゃジャズな感じでした。これがまた良い。素晴らしい。この上なく素敵。ダイアナ姉さん、一生ついていきます。


しかも自分が歌うときだけマイクを口元に手動で持ってきて、インタールード中はマイクを遠ざけてピアノを弾いたり弾かなかったり、静止してバンドさんの演奏をフムフムと聴いていたりするのよ。手動ですか!


「あたしなんてさー、今も紙の楽譜でやってんのよ。ほらこんなにバサバサ紙がいっぱい。ときどき紙が見えなくなるんだけどね。お化けかな?」


わたしのリスニングが正しければそんなようなことをおっしゃってましたよ。まさかこんなゆるいトークをしてたなんて。3年前英語力ゼロだったわたしは全く気づいてませんでしたね。


ダイアナ姉さんの歌は、まるでロードムービーのようでした。歌詞の英語を聴き取るのはトークよりも更に難しいから、意味はあんまりよくわからないんだけど映像が見えた。ひとりジム・ジャームッシュ的な。すごくオシャレ。


ギターのアンソニー・ウィルソン氏のサウンドがまた絶品でした。これぞダイアナ・クラールってえ音。この人がやってたのか。


いやー、また歌いたい歌が増えちゃった。


開演前、トニー・ベネットの曲がずっと流れていたから、そっち系で何かやるのかなと思ったら、「ナットキングコール最高イェーイ!」て言ってた。そりゃ最高に違いないね。


渋谷に早めに着いたので、時間つぶしにカラオケでダイアナ・クラールの曲を歌いまくっていたら、5歳ぐらいの女の子がわたしの部屋のガラス扉に耳をくっつけて熱心に聴いてくれていた。あんなに熱心に聴いてくれるなんて‥‥嬉しかったぞよ。


斯くもジャズの世界はクレイジーで軽妙で奥深いようでいてどうでもよく確実にカッコイイものであるとの認識を新たにしました。良き日。


明日、明後日まだチケットあるみたいですよ。ぜひ。


写真の人は姉さんじゃなくて調律師さんです。


#ジャズ

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ライブのリハーサル。

11月7日のワジョライブに向けて、バンマス西村奈央さんとリハーサルしてきました。むおおおお、気合い入る!


今回はほとんどが自分のオリジナル曲なので、実感こもりまくり愛着ありまくりの名曲揃いっすよ。自分で言っちゃう。


MISUMIさんの教えに忠実に歌を練習していったら、明らかに歌唱力に進歩があったことに気づいていただけた! 嬉しや!


自分でもそう思うんですよね。前よりも歌詞に思いを宿らせることができるようになったと。


そして、初の打ち込み演奏による生歌をご披露。いい感じ。自分で伴奏を作って自分で歌えるようになったことを実感。何もかも奈央ちゃんのおかげです!


ああ〜〜、楽しみになってきたわ。


今回告知が遅かったせいか、お席にかなり余裕があります。じゃんじゃんいらしてください。お願いします。お願いしまーす!!!!


詳細こちらです。

https://www.facebook.com/100002091553806/posts/2573856112694082?d=n&sfns=mo


#ライブ

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フルーツティー&コーヒー エフ。

自由が丘駅近、フルーツティー&コーヒー エフ。


カップとボトルがあるのですが、ボトルを選ぶとこのボトル持って帰っていいそうです。知らなかった。


フルーツが残るから、エンドレスフルーツティー作れるんじゃない!?(妄想)


入店したときは先客2名だったのに、わたしが座ってるうちに満席になって行列できてた。招き猫人間のよくある話ですね。


#アイスティー

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ショーン・メンデス横浜アリーナ公演。

ショーン・メンデス見てきました。21歳! カナダ出身の大人気シンガーです。


ライブ始まると同時に湧き起こる黄色い歓声。「キャ〜〜〜!」ってまだ何もしとらんよ。思った以上にアイドル的な存在なのね。


わたしはアップルミュージックの今週のオススメで彼の曲を聴いて、甘やかなエッジボイスとセクシーの限りを尽くしたファルセットに惹かれたのです。


すごーくスイートな声で、すごーくかっこいい音作り。どの曲も心躍る。


しかしながら、わたしなど及びもしないガチ勢が集結してました。全員全曲大合唱。全部歌えるの!? すごくない? オシャレ女子を中心に、男の子のファンも結構いる。ショーン・メンデスTシャツにショーン・メンデストートバッグの男子! 外国人もいっぱい来てた。


前の列の女子たちは「ショーン・メンデスを見ているわたし」の写真を何枚も撮ってたよ。インスタ用か。


みんなが手首にしてたライトは早めに着いた人にもらえたのかな? わたしは遅かったからもらえなかった。曲によって色と点滅のパターンがいっせいに変わるやつ。すごいねハイテク。


皆様の盛り上がりを眺めながら、メンデス様の生声を堪能させていただきました。さすがにかっこいい。声も見た目もギターもスンバラシイ。


今日は入場までに大変な思いを強いられ(ハマアリの外周を一周させられた)、中入る前に帰ろうかと思っちゃいましたけど、最後まで見て良かったです。


驚いたのは、MCをたいして聞き取れなかったこと😆 英語全然しゃべれなかったときと同じぐらいしかわかんなかったよ〜。わたしもまだまだだなアヒャヒャ。


#ライブ

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ラウル・デュフィ展

パナソニック汐留美術館にて、ラウル・ドゥフィ展を鑑賞。


ドゥフィはアンリ・マティスと同じ時代にフランスで活躍した画家で、色彩の魔術師と呼ばれているんですのよ。


ドゥフィはわたしの一番好きな画家。音楽やリゾートをモチーフにした、明るくリズミカルな筆の運びに感動します。


彼は沢山のテキスタイルデザイン作品も生み出した人。今回の展示は、テキスタイルが8割、絵画が2割ぐらいでした。


わたしの大好きな、コンサートの絵やバイオリンの絵、代表作「ニースの窓辺」も見れました。


テキスタイルは、花模様が多くて華やか。鮮やかな色合いでありながら品格があり、マリメッコみたいにかわいいです❣️


下の写真は、撮影OKのコーナー。叶姉妹的なシルエット。現代にも通じるオシャレですね。


ドゥフィの展覧会を見たのは人生で3度目。なかなかやらないですけど、またあったら必ず行きたいです。


#美術館

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