« 銀座三越で池坊。 | トップページ | 渋谷JZ Bratで人力テクノジャズ演奏会。 »

2019.02.26

旧友と嬉しい再会。




懐かしい友人と、holyで食事してきました。

この長文は自分語りウザーなのでそういうの嫌いな人はパスしてくださいね。

去年、奥沢神社の前で中学の同級生とバッタリ会った。

十数年ぶりの再会。彼女が結婚して子どもを産んで、東京から少し離れた場所に住み始めて、なんとなく疎遠になっていた。

お互いあまり変わってなくてビックリ。しかも今は家が近いこともわかった。

彼女はデジタル系が苦手で、その後あまり連絡がうまく取れなかった。しかし急に、わたしのライブに来てくれるという連絡があった。

この前のライブに本当に来てくれて、「びっくりしたスゴかった感動した」と言ってバーっと帰っていった。

久しぶりに会ったから社交辞令かな? と思ったんだけど、今日会って話を聞いたら本気でそう思ってくれてたようだった。嬉しい。

彼女とは、中学高校時代にずっと一緒にバンドをやっていたのだ。彼女がベースで、わたしがドラム。ドラムはベースとタイミングを合わせるのが命なんで、ほとんど毎日会って練習か音取り(耳コピ)か音楽の話をしていた。

わたしは初めてドラムセットの前に座った日から、RCサクセションの曲をほぼ完璧に耳コピで叩けた。多分すごく向いてたんだと思う。歌と違って。

絶対音感はあやしいけど、相対音感はあるので、ベースラインの耳コピもわたしの担当だった。自分はドラムだから、なんの役にも立たん才能と思っていたが、今になって作曲の役に立ってる。まさかわたしが作詞作曲するようになるとはね!

我々のバンドは中学生にしてはものすごく練習熱心で、ある程度カタチになる演奏ができた。当時はガールズバンドが珍しかったこともあり、すぐに渋谷あたりのライブハウスに出演できた。

本当にラッキーなことに、プロにならないかというお声もかかった。でもみんな反応ニブニブ。特にわたしが渋った。なぜならわたしは大学で文学を学び、文章書きを生業にしたかったから。

そういうわけで、高校卒業と同時にバンドは解散。それぞれ別の目標を持ち、真面目に勉強した。

わたしは希望通りコピーライターになり、文章を生業とした。彼女は憧れのアパレルブランドのデザイナーになり、国民的大ヒット商品を生んだ。

そんなセンス抜群の彼女は、実はあんまり絵が得意ではなくて、「どうしよう頭の中にあるデザインが絵に描けないよ」とかって電話が来て、わたしが自転車に乗って彼女の家に行き、ほとんどテレパシーでデザインをキャッチして絵を描いてあげたなんてこともあった。

わたしも別に絵が得意なわけじゃないんだけど、デザイン会社で働いてたから指示書に書くデザインラフには慣れていたのだ。ついでにデザインコンセプトの文章も書いてあげて、「5千円よこせ」とかどやしつけてた。くれなかったけど(笑)

「あの頃は楽しかったね」みたいな話をたくさんして、ごはんが美味しくなった。

ある意味、彼女の一言がわたしの人生を変えたことがあった。文章の仕事はしたいけど、行ってる大学は四流だし、出版社や広告代理店になんて合格した前例がない。小説家になるほど自分で書きたいこともない。

それなら当時、夏休みと春休みに派遣で働いていた大手損保会社か、憧れの女の先輩が入社した大手商社に入れたらいいなと思っていた。

という話を彼女にしたら、「ありえないありえない!あんたは普通の人じゃないんだから、そんな仕事を選んじゃダメだよ。そんなとこ行ったって、美人で気の利くいい大学出てる人のほうが有利に決まってんじゃん。戦うフィールド間違えてるよ。そもそもそんなちゃんとした会社入れないよ。文章書く仕事したかったんじゃないの? 絶対そっちが向いてるよ。ドラムだってあんたなら仕事にできるのに。そういう仕事をできる人なんて滅多にいないんだよ? よく考えてみて?」

すげーキツイこと言うよね。でも心に響いた。ガアアアアアアン!!!!て感じ。

それを節目に、当時花形職業として持て囃され過ぎていて敬遠していた、コピーライターという仕事に興味を持った。宣伝会議のコピーライター教室に恐る恐る行ってみたら、結果的に250人中2位の成績で卒業できた。

大手広告代理店から来ていた講師の先生方から何枚か名刺をもらったのに、その意味を理解できてなくて、単刀直入にぜひ来てほしいと言ってくれた小さなデザイン会社に入社した。

それが良かったのかどうか今もわからない。結局寝坊して遅刻が多くて1年半でクビになった。仕方なくフリーのコピーライターになったら成功した。名刺をくれた先生たちの会社の仕事をたくさんやった。よくわからん展開。

紆余曲折あり、今は手相を観て歌を歌ってる。

この前のライブは、「歌もトークもこんなに上手い人だという印象が全くなかったから驚いた。ドラムはすごいと思ってたけど、歌が歌いたい人だったなんて意外すぎる。きっといい先生たちに出会ったんだね。本当に歌が素敵で心から感動した」と言われた。

率直なご意見‥‥。全くその通りでございます。もともと歌はド下手でございました。今があるのは先生方のおかげに他なりません。

「でも本当にいいライブだったよ。普通に友だちのライブだと思って行ったけど、これはお金を払うだけの価値あるなと思った。今度中学の同級生も誘ってまた行くね」と言ってくれた。

ガビョーーーン! 辛辣な人にこう言われると泣けるほど嬉しい。

子どもの頃から今に至るまで、自分の人生はなんだかんだ必然性で結びついているんだなと思った。その結果、結構幸せだと思えて生きている。そんなことを思い起こさせてもらえた。

この歳になってがむしゃらにがんばっていると、中には否定的なことを言ってくる人もいるのですが、こうやって本当の友だちに励まされると力が漲る!

これからもがんばっていける気がした。ありがとう。しらこのカツレツ美味しかったです。

#同級生

|

« 銀座三越で池坊。 | トップページ | 渋谷JZ Bratで人力テクノジャズ演奏会。 »