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2019.02.28

渋谷JZ Bratで人力テクノジャズ演奏会。




渋谷JZ Bratにて、濱瀬元彦 The ELF Ensemble with 菊地成孔 拝見してきました。

結論から言うと、素晴らしかったです!!

先日、ハイフンで行われたベーシスト清水玲さんのライブがあまりにも良かったため、直近のライブに続けて行きたくなったのでした。

清水さん、アメーーージング!! 異常なベースの上手さと、ベースという楽器の可能性をバンバン広げていく面白さ。メンバーをまとめる引力。ミュージシャンとして大切なものをたくさんお持ちなのだと感じる。

思い起こせば2年前、モーションブルー横浜での濱瀬元彦 The ELF Ensemble with 菊地成孔ライブが清水さんを知るきっかけだったのです。濱瀬さんは清水さんのベースの師匠。

このメンバー構成でのライブは、そのとき以来だったそうで。2年前も相当良かったですけど、今日はまたそれを上回る凄さがありました。

特に2nd セットは強烈。いわゆる、ゾーンに入った状態。違う場所に連れて行かれた。

ウィキペディアによると、こちらのユニットのサウンドは「人力テクノ・ジャズ」と呼ばれているのだとか。

打ち込みじゃなくてこんなに複雑なことを生演奏しているなんて、本当に変態だと思うんですよ。もちろんこれは最大の賛辞です!

ジャンル的には、テクノ、ジャズ、フュージョン、現代音楽、アフリカンミュージック、サウンドトラック、プログレ、ヒーリング、純邦楽などの要素をわたしとしては感じました。

音楽理論的にとても難しいことをなさっているのはわかるのだけど、聴いてるぶんにはひたすら心地よい。難解複雑かつ即興性を求める音楽。それがなぜこんなに生理的に気持ち良いのでしょうか。

まるでヨーロッパの深い森の中を、鳥になってグングン飛んでいるような気分。大小さまざまな木が生い茂っているのに、決してぶつかることなく思いのまま飛んでいけるのです。

もちろん音楽としてリズムも音階も楽しめる。自分の体ごと心ごと音の森にグイっと突っ込めば、たちまちそのノリに包まれて一緒に演奏しているような高揚感が与えられる。

一歩引けば、音のうねりに揉みしだかれて、どこからか毒が流れ出すような感覚。高度なデトックス。

帰宅してお風呂に向かうと、いつもと違う体臭がした。うむむ、これ知ってる。ディープなレベルでデトックス完了したとき特有のにおい。パターンとして、これが起きるとわたしは新しい力を授かるのだ。今度は何を授かるのかな?

最近すっかりご無沙汰していた成孔様は、相変わらず爆発的な色気と存在感を発揮なさっていました。「はわわ! やはりこの人を追いかけなくては!」と、スイッチオーーーン。

また早くお会いしたいわ。

今日のお席は少し遠くて、2階からステージを眺める感じでした。成孔様との距離、10メートル。ちょっと離れちゃったよなあ。またがんばって縮めていくぞ。

などと言いつつ、演奏ハネてわたしの真横の通路を成孔様がお通りになったとき、恥ずかしくて目も合わせられませんでしたわ。乙女心おつかれー。

#ジャズ

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