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2018.10.30

BRADIOライブで真行寺様リスペクト。




昨夜は渋谷クアトロにBRADIOとSCOOBIE DOのツーマンライブに行ってきました。

「ファンキー・ミラクルな男達」と題されたこのライブ。場内は20代の若者でいっぱい。一部、SCOOBIE DOの昔からのファンかな?的な大人もいました。しかし若者パワーすごい。テンション高い。

わたしの今回のお目当てはBRADIO。もっと言うとBRADIOの真行寺貴秋。この人に会ってみたかった。

メデイアで彼を知り、どことなく商品化しきっていなくて人間丸出しなところに興味が湧いた。わたしはそういう人が好き。

ファンクを看板とするBRADIOの音楽は、EW&Fのノリをベースに日本語でストレートな感情を押し出す、わかりやすいJ-popです。もともとファンク好きが高じてとかではなく、BRADIOの前までは普通のオルタナバンドやってたらしい。

彼の音楽的ルーツはビートルズとジャーニーだというのです。ジャーニーか。すごいところに目をつけたな。BRADIOは完全にファンクノリのバンドなんだけど、ときおりジャーニーの断片を感じるのよ。それが妙に気持ちいい。

正直言って、ファンクという意味では玄人を唸らせる何々的な深さは全くない。しかし痛快で素晴らしい。たくさんの人に音楽の素晴らしさを伝えている。客はみんな満面の笑顔だ。これって最高じゃんね。

漏れなくわたしも笑顔になった。BRADIOの曲なんて、まだ全然知らないのよ。youtubeで少し見たぐらい。でも楽しかった〜。真行寺くんの笑顔に巻き込まれた。

彼は20代のときやってたそのメロコアバンドで一回もソールドアウトしたことなくて、むしろお客なんて10人ぐらいしかいなくて、いつもノルマ払ってたんだってさ。

そしてBRADIOになり、コンセプト転換、そこからまた7年の歳月を経て、やっとブレイクしたんだそうだ。だから今の成功にすごく感謝して、幸福を味わっているということを、ステージ上での振る舞いからも見て取れた。

本当に音楽が好きで、本当にライブができて嬉しくて、お客さんに会えて感謝していて、お客さんみんなに大きな喜びを持って帰ってほしいって、心から思ってるんだなあと思った。

なかなかこんなことは、当たり前なようでいて、うまく表現できない人のほうが多いよ。わたしも全く同じ気持ちでライブしてるけど、パフォーマンス的に真行寺くんの足元にも及ばないね。勉強になります。

んで肝心の音楽なんだけど、ファルセットのパートがかなり多くて、しっかり声出ていてすごい。

真行寺くんて元々ベーシストで、音楽専門学校のベース科出身なんだよね。だから歌が得意でボーカリストになったわけじゃないみたい。なのにこれだけ声が出てるなんて。

だからこそなのか、歌うま自慢的ないやみが全くなくて、ソウルの響く歌声を感じる。これ実際に歌ったら相当難しい曲ですよ。ファルセットから地声に移るテクニックもしっかり身についている。体から心からたましいから振り絞る歌声だね。男っぺー。

試しに一度観に行ってみようと思って行ったら結構ハマった。また行きたい。今度は若者に混ざって振り付けも一緒にやってみたいぞ。

#BRADIO

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