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2018.09.03

自由が丘モンドの火曜日コースが面白すぎる。
















昨月(2018年7月)に10周年を迎えたmondoが、11年目のスタートとともに面白いことを始めました。

毎週火曜日のディナーに限り、19:30の一斉スタートで全員が同じメニューを食べるスペシャルコース。面識のない他のゲストと料理を共有し、塊肉や大きな魚をまるごと焼いて美味しく食べるというコンセプトです。

今回はフランス産リムーザン牛サーロインの炭火焼きを、皆さんとシェアしました。生肉の状態から見せていただいて感動。すごい重量感。

色んなレストランで、これから焼く肉を生肉の塊で見せてもらうことがある。そんなとき、「ああ、この塊をそのまま食べたい」と思う。その夢が叶ったわけです。

写真だとそんなに多く見えないかもしれませんが、多くのゲストが「すごいボリューム!」と感嘆するぐらいありました。

しかもこれ、塊肉ならではの魅力がぎっしりで、本当に本当に美味しかった。表面にガリッと力強い焼き目が入っており、中心に向けてレアになっていく味と色彩のグラデーションがあまりにも美しい。通常営業でいただくお肉ももちろんすごく美味しいのですが、更に飛距離を大きく伸ばす表現法でした。

一皿の中にあるグラデーションが大きいという意味では他のお皿も同様で、コチもオレキエッテ(パスタ)もラザニアも、複雑かつ深みがありつつ、一つ一つの素材の味の輪郭がくっきりとして伝わってくるのです。

たとえば、「オレキエッテのクルーダイオーラ お日さま農園のお野菜」は、多種の野菜をあっさりとした塩スープで煮たものがパスタソースになっていて、驚くほど美味しい。野菜の滋味深さが心の奥底に響くほどに素晴らしく、一滴もスープを残せませんでした。

「コチと黒トリュフ・ビーツ・コチのスープ」は、コチを丸ごと一尾焼いて、ビーツのペーストと黒トリュフのペーストをつけて食べるもの。

火曜日コースのもうひとつの魅力は、宮木シェフが目の前で料理の仕上げをしてくれるのを見ることができる点。

宮木さんがコチをフワッとスプーンのようなもので切り分けているのを見て、「ああ包丁じゃなくてこんなに優しく切り分けているのか。だから美味しいのか」と発見できた。

当たり前なんですけど、分け方が本当に上手で美味しそうなんですよね。宮木さんが取り分けるってだけで美味しい。もちろん取り分ける前の過程あってのことと知りつつ。

カチョカヴァロの焼き方ひとつにしても、自分で焼いたときはなぜあんなに下手だったんだろうと改めて疑問に思うぐらい簡単そうに見えて、抜群に美味しかった。

才巻きエビは驚きの調理法。ヴェッキオサンペリというお酒を飲ませて酔いつぶれたエビを目の前で焼いてくれました。

食前にmondoの庭で摘んできたウイキョウの香りのするフィンガーボウルで指を洗い、その指の香りごとエビを味わうのです。なんてオシャレなんでしょう!

オシャレなだけでなく、エビの味が濃くてめちゃめちゃ美味しい。そうですmondoはオシャレなだけの上っ面の料理なんてひとつも出てこないお店。必ず美味しい。

熟成牛のラザニアは、ほぼ肉料理と言っていいほどのお肉感。兄弟店代官山ファロのラザニアが美味しいので、あんな感じのものが出てくるのかと思ったら、全く別モノでした。どちらも良い。

強い肉肉しさに負けない酸味の効いた焼きトマトが添えられていて、それを潰しながらソースにして食べるのです。極楽。

メインの炭火焼きビーフを食べたあと、まだ食べられるなら追加でたまごパスタを作りましょうと宮木さんが言ってくれた。もうおなかいっぱいだけど、宮木さんがパスタ作ってくれるなら胃袋がススっと空くじゃないですか。

全員に希望のグラム数を聞いて作ってくれました。わたしは50gで。普通はこういうタイミングだと、30〜40gだと思います。10g希望の人もいました。

もうそれが満腹とは思えないがっつき方でペロリと食べまてしまい。こんなに美味しいなら100gって言えば良かったなと後悔するぐらいでした。卵かけご飯的な、シンプルかつ強力なキラーコンテンツです。

いよいよデザート。フルーツのココット焼きは、スイカ、桃、パイナップル、バナナをココットで焼いたものに自家製バニラアイスクリームをのせたもの。

焼いたフルーツの甘みと粘りが独特で、レストランならではのスイーツと感じました。

一緒に行ってくれた高橋さんが、本当に美味しかったし楽しかったと言っていた。特に美味しいワインのラインナップに満足なされた様子。実に、楽しさ倍増でしたね!

大きいほうのお部屋全体をリノベーションして、ダイニングテーブルも新進気鋭の設計士さんによるオリジナルに変身。さながら迷路のような奇想天外なデザインにときめきます。

そして個人的に爆発的に嬉しいのが、ピュアオーディオで音楽を聴けるようになった点。

mondoにこんなお宝が眠っていたとは!! オールドラックスマンのアンプにスピーカーはタンノイのエジンバラですよ。なんでこんな名機を持ってるの!?

ラックスマンはわたしも自宅で使ってるのですが、宮木さんのラックスマンのほうが年代が古くてガチガチのラックスマンでした。見た目も音も最高です。トーレンスのレコードプレーヤーもありました。

音の話をすると長くなるので割愛。皆様のお耳で確かめてください!

19時半の一斉スタートで他のテーブルの人と料理を共有すると聞いて、本音を言うと何か気を使ったり話さなくてはいけなかったりすると億劫だなと思っていました。

実際はそんな心配はなく、話そうと思えば話せそうでしたが、特にがんばらなくても平気でした。皆さんとても礼儀正しくて素敵な方たちです。

火曜日コースは、食材の入荷次第で毎週少しずつメニューが変わるようです。今週のメニューはこちら。

キノコとカチョカヴァロ
才巻エビとヴェッキオサンペリ
コチと黒トリュフ・ビーツ・コチのスープ
オレキエッテのクルーダイオーラ お日さま農園のお野菜
熟成牛のラザニア 焼きトマトと一緒に
フランス産 リムーザン牛サーロインの炭火焼きとポテトフライ
(追加)たまごのパスタ
フルーツのココット焼き

あまりにも楽しく、美味しく、腹の底まで満足の沁み渡るディナーでした。

通常は見ることのできない、宮木さん、田村さん、鵜飼さん、ゆかこさんの掛け合いも見ものです(笑)

鵜飼さんがお料理なさるときの仕草が宮木さんそっくりでびっくりした。

まさに五感への訴求力ハンパない新しいmondoに、ますます期待できそうです。

火曜日が楽し過ぎる。また行きたい。

#イタリアン
#グルメ

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