ここは前、セルフ焼き鳥ぼんぢりだった頃によく行っていた場所。そのあとドネルケバブ屋さんになって、この前までは何だったかな? という短いサイクルの変遷を辿り、ごりこに至る。
ぼんぢりのときよりも奥行きが広い。もしかして、ぼんぢりの奥にあった別のお店のスペースまで拡張した? そのお店って、とんかつ屋さんだった? いつの間にかなくなったね。まあそんなものよ。
ごりこはゴリラソース及びごりら横丁と同じ経営母体なのは間違いない。とんかつソースがまさにゴリラソースです。自由が丘がどんどんゴリラになっていく。
自由が丘駅正面口を出て、ISSEIDOと御門屋の間の石畳に入るとすぐ左手。蔵のような造りの建物の中に入ると、真新しい内装の落ち着いた客席が広がっている。
平日の夜7時。先客は一組のみ。まだあまり知られてないのかしら。その先客も間もなくお帰りになり、わたしの貸切になった。
基本的に放置してくれてるから、居心地はいい。テーブルが大きくて、席間隔も広い。接客は若い店員さんたちがにこやかにしてくれる。好印象。
揚げ物屋さんですが、換気が良いのか、混んでないせいもあるのか、空気が澄んでいます。ベタつくようなところもない。高級店ぽい雰囲気と言っても過言ではない。
メニューは基本的に、ロースカツ、ヒレカツ、海老フライ、牡蠣フライの4種類。それの量によって定食の値段が変わる。ビールはアサヒビールです。
ロースカツは、雪(120g1800円)、月(150g2000円)、花(180g2200円)
迷わず花を選ぶ。しかも昨日ここの前を通ったときもらったチラシでヒレカツ1枚サービスのクーポンも使う。
「ごはん大盛りでお願いしゃーす」と言ったら、「かしこまりました。おかわりもしていただけます」というグッドニュースが聞けた。メニューとかに特に書いてなかったけど、おかわり自由みたい。
料理は少し時間がかかる。15〜20分ぐらいだったかしら。揚げてから余熱で火を通してるのかもしれない。そのほうが美味しいもんね。
先に届いた小鉢は、個人的に好みの味ではなかった。わたしは甘い煮物があまり好きじゃないの。
箸が割り箸じゃなくて、きれいな塗り箸だった。使いやすい。
とんかつとごはんと赤出汁と漬け物が並んだお膳が届いた。赤出汁はしじみ。
中心部がほんのりピンク色の今っぽい仕上がり。和豚もちぶたというお肉なのだそうだ。
脂身と赤身が融合している。一般的なロースカツのように、脂身が白く段になっていたりしない。ただ口に入れると脂身がジュワーっと広がり、脂のりがいい肉を感じる。その脂が甘くてフルフル。
食べ進むと、だんだん脂身が引き締まってくるような感じがする。最後は赤身ぐらいの味になる。早く食べれば最後までフルフルかも。しかしわたしは後半の赤身っぽい味のほうが好きになった。
ころもはやや粗めの生パン粉と健康卵をコーン油+スーパーオレインプラスで揚げている。揚げ色はちょうどいいキツネ色。軽い仕上がりで空気感のあるころも。重くなくて良い。
クーポンでつけてもらったヒレカツは、お肉の味がまた全然違った。とても柔らかくて厚みがある。ロースカツほどレア感はない。わたしはこちらのほうが好きかな。
とんかつは塩かゴリラソースで好きなように食べるようになっている。このとんかつにはゴリラソースがとても合っている。ほとんどソースで食べた。
ゴリラソースはトマトが主原料で、まるでデミグラスソースかケチャップのような深みのある甘さを感じる。かなり粘度が高くて、ソースの入れ物からなかなか出てこない。化学調味料不使用の高級品です。1本600円なのよ〜。この機会にたくさん使わせていただきましょう。
この脂ののり具合だとか、ソースの味がとても個性的で、好みが分かれるかもしれません。わたしは好きです。
ごはんはふっくら柔らかめで美味しかったです。
30センチの皇帝海老フライ御膳2800円ていうのも、すごく気になりますね。次回はこの海老フライか、ヒレカツ御膳か、どちらか食べてみよう。
テイクアウトもやっていて、小さい海老フライもとんかつも売ってました。もうすぐお弁当も始めるらしいです。
落ち着いた雰囲気でゆっくり食事をしたいときには良いお店だと思います。開店おめでとうございます。御繁盛なさいますように。
#とんかつ
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