スイートポテトよりもホロホロで、甘栗よりも甘い。
浅草観音裏、言問通り沿いにある大学いも専門店、千葉屋。創業1950年の歴史ある名店です。
あんですMATOBA、雷5656会館と同じ通り沿いにあります。
そんなに古い建物ではないのに、店内は昭和の老舗感でいっぱい。創業当時からの道具を大切にお使いなのでしょうか。店員さんたちの佇まいにも、浅草の看板を背負う人の誇りを感じます。
売り物は、大学いも、切揚、ふかしいもの3種類。大学いもと切揚は400g740円。ふかしいもは400gで370円です。
大学いもは2センチ幅ほどの輪切りにしたさつまいもを油で揚げて、蜜をたっぷりと絡めたもの。
切揚は、薄切りのさつまいもをパリッと揚げて蜜を絡めたもの。
切揚のほうが先に売り切れてしまうらしくて、わたしが夕方行ったときには完売。お昼には売り切れてしまうこともあると、どなたかが書いていました。
わたしが千葉屋を知ったのは、浅草にお住いの方がお土産にくださったから。「浅草の地元民は大学いもといえば千葉屋なんですよ」と教わった。
そのとき初めて食べて、さすがに美味しいと感心してしまいました。今まで食べたことのないような大学いも。
蜜がたっぷりで中までしみているのに、ちっともくどくなくて甘ったるくない。次から次に手が出てしまって止まらない。400gもあるのに一気に食べてしまう。
今日買ったものを見たら、400gで12個ありました。買って手にした瞬間、温かいのが嬉しい。
ほんのりと醤油の味がして、蜜が手についてもいやなベタつき方がしない。みたらし団子の蜜に近いかも。適度にまぶされた黒ごまが非常に効果的。
千葉屋の大学いもがこんなに美味しいのは、そもそも材料のさつまいも自体が完熟しているからだと思う。
個体によって蜜の染み込み加減は異なるものの、半数以上は芯まで蜜が染みている。染みてないのもそれはそれで美味しいけれど、やはり染み込み組のほうが当たりと感じる。
スイートポテトよりもホロホロで、甘栗よりも甘い。フルーツコンポートのように蜜が芯まで染みている。とびきりの和スイーツとして、コース料理の最後に出てきても良いようなクオリティです。
ビニール袋にドサっと入っている威勢の良さも良いですよね。箱に入れてもっと高く売ることもいくらでもできると思うんですが、こういう正直なご商売が千葉屋さんのスタイルなのでしょう。
いつもここを通ると行列していますが、今日は2人しか並んでなかったのですぐ買えました。
あまりにも美味しくて、今度はもっと並んでても買ってしまいそうです。
手相カウンセラーワジョリーナのホームページはこちらです。
http://www.wajorina.com/
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