大胆さと繊細さを兼ね備えたシャルキュトリー専門店。
田園調布のスタジオでライブのリハーサルをしたあと、通りがかりに気になっていたソーセージ屋さんに行きました。今ふうに言うと、シャルキュトリー専門店です。
メッツゲライ・ササキ。
東急バスのターミナルの真横にあり、駅からすごく近い。オシャレな外観で結構目立ちます。ワイン屋さんのように見える。
右側が加工肉の販売店で、左側の小さな入り口がレストランになっています。
縦に長いお店で、テーブル席とカウンター席がある。わたしは二人がけのテーブル席に着席。こぢんまりしていて、席に座ったら店内全部見えるような感じです。20席ぐらいかな。
お酒を飲むお店でもあるせいか、客層は大人でした。
シェフお一人と、ホール担当の女性お二人で営業なさっています。
さて本日のオーダーは、
ヴァイスヴルスト 金土日限定品。1本420円
ハクセ(アイスバインのオーブン焼き)蒸したジャガイモ+ザワーグラウト添え。1650円〜
クラフトコーン・ブロート(パン1枚) 150円
エルダーフラワーソーダ 500円
以上の4品です。
ヴァイスヴルストは、「ミュンヘン名物仔牛入り白いソーセージ。皮をむいて、たっぷりのマスタードでどうぞ」とメニューに書いてあります。
この店のマスタードはほとんど辛くなくてまろやかな甘みがあるのが特色。肉の味を消さずにアクセントをつけてくれます。
ザワーグラウトも独特で、酸っぱくなくて温かい。蒸しキャベツのような感じ。味が濃すぎないからモリモリ食べられます。これも繊細な肉の味を生かす名脇役。
ヴァイスヴルストは、わたしの大好きな白いソーセージ。高級スーパーで白いソーセージを見つけてはよく買っています。
このヴァイスヴルストは素晴らしい。史上最高の白いソーセージ。一口かじると肉の旨味汁がドクドク出てくる。見た目より厚みのある味で、非常に満足度が高いです。スパイスは控えめで、肉の味をぐいっと引き出している印象。
メニューに皮をむいてマスタードをつけてと書いてあったけれど、皮も美味しくて全部食べてしまいました。プリッとしてムチムチの皮。不思議と、生き物の腸なんだな〜という感じがしました。
ハクセ(アイスバインのオーブン焼き)は塊で出してくれて、お願いするとカットしてくれる。
アイスバインとは、塩漬けした豚スネ肉をゆでたもの。店内でオーブン焼きにしています。
焼きあがるまで結構時間がかかっていた。30分ぐらいだったかしら。この塊っぷりなら、それぐらいかかりますね。肉塊ドーン! ですよ。大きい爆弾おにぎりぐらいの大きさ。嬉しい限り。
カットしてもらった肉は、絶妙なカッティングでとても食べやすい。小さ過ぎず大き過ぎず、口の中でちょうど幸せが広がるサイズ。しかも肉の繊維が噛みやすいところで切ってある。さすがプロですね。
さっきのソーセージもすごかったし、このアイスバインも更に肉の旨味汁がやまない。オーブンでじっくり焼くことで旨味が凝縮しているのでしょうね。それに、茹でてから焼いてるので肉が柔らかい。よけいな脂身もない。
アイスバインてもっと塩辛いイメージでしたが、下戸でも食べやすいぐらいのちょうどいい塩加減でした。ザワーグラウトと蒸しいもがよく合う。
こんなすごい肉の塊を田園調布駅前で食べられるとは。気づかずに生きてきて迂闊だった。
肉の旨味とボリュームをドーンと出す大胆さと、肉の長所を消さない繊細な仕事っぷりに感動しました。
なかなかこりゃ肉好きとしては更に攻略せねばなるまいという探究心を煽られるお店です。じくじく通いたい。
食べログで夜の予算が8000円になってますけど、良いワインあれこれ飲んだときの値段ですかね? 今日はわたし3千円で大満足でした。
新たなる名店との出会いに感謝☆
手相カウンセラーワジョリーナのホームページはこちらです。
http://www.wajorina.com/
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