玉置浩二が日本一歌がうまいと言われることに納得。
玉置浩二のオーケストラコンサートを観てきました。正確に言うと、
KOJI TAMAKI PREMIUM SYMPHONIC CONCERT
〜21st CENTURY RENAISSANCE〜
CURTAIN CALL2017
です。
栗田博文指揮 東京フィル・ビルボードクラシックスオーケストラによる演奏とともに、玉置浩二が新旧の自作曲を歌うスタイル。
5000席の客席は超満員。50代ぐらいの人が多いですね。男女比は半々ぐらいか。うちらは一階席の後ろのほうでした。
今までタイミング悪くチケットを逃したり、一緒に行く人見つからなかったりでなかなか行けず、今回やっと石田さんと一緒に行けました! 石田さん、ありがとう〜。
玉置浩二ですから、そりゃ素晴らしいに決まってるんですが、想像をできかねる領域まで芸術性が溢れており、桁違いの凄さでした。
歌をこんなふうに表現する人を初めて見た。まるで筆でカラフルな絵を描くように歌うんです。細筆、太筆、赤、青、緑、山の絵、星の絵、恋人の手、心の中の色、世界を包む光、などなど。
一曲歌い終わると、一枚の絵が観客の心の中に完成している。そんなイメージ。
描かれるうちに、人々は彼の絵の中で心地良くイマジネーションに酔わされます。
歌手が歌に感情を乗せて観客に伝えるのではなく、直接その絵の中に招かれて、感情、感触、目に見えるもの、移り変わり、そういったすべてがダイレクトに自分の心に飛び込んでくるのです。
簡単に言えばトランス状態ですね。全曲トランスしてしまいました。はたから見るとわたしは寝てたように見えるかもしれませんが(笑)、ドップリ深くトランスすると、寝てるのとほぼ同じ状態になるわけでして。でも寝てるわけじゃないんです。ちゃんと一曲終わるごとに目を開いて拍手してました。
歌い方自体も独特で、絵筆のタッチに合わせてリズムを刻んでいる感じ。何拍で何小節でといった区切りではなく、歌詞の持つ意味合いでカタマリと流れがあって、結果的にはリズム的にもピタッと辻褄が合っているという、魔術のような芸当をサラッとこなしておられた。
なおかつ、音程が絶妙過ぎる! ピアノの鍵盤にある以外のわずかな音程のズレを生じさせて、聴く人の心にひっかかる仕掛けをしている。
音程を追うというより、話し言葉に音がついて描写を助けているように聞こえる。
どの曲も歌詞はとても素直で、意味がわからないような表現がない。とても単純な言葉なのに、こんなに生き生きとして、心を揺さぶり、ジーンとくるような世界を描けるなんて。
今日はMCが一切なかったんですよ。いつもそうなのかしら? 挨拶の一言さえなく。でも全部伝え切っていた。歌だけで全部伝わった。驚愕です。
帰宅して、来場者全員に配られたスペシャルDVDを観た。「ぼくは曲を作るとき、まず心の中に絵を描くんです。絵が見えたら曲が書ける。絵を描くのが大好きなんです」と語っていた。おおビンゴ! やっぱりそうだったのか〜。
わたしも常々、歌は映像や体験を共有するためのツールだと思ってる。玉置浩二には全く遠く及ばないけれど、わたしもわたしの絵を心に描いて、一人一人のお客様にその絵を受け取ってもらえたら良いものだと思う。
最後の何曲か、マイクを遠ざけて生声で歌ってくれた。生声で5000人に歌を届けるなんて! 彼はそれを実に幸せそうな雰囲気でやってくれたんだよなあ。
マイクを通して歌ってるときと特に変わらぬトーンで、力を抜いて全身を使い、思うままに歌っていた。「がんばって大きな声を出さなくても伝わるよ」ということを教わってしまった。まざまざと。
今日は極上の体験だったし、一人の歌手として非常に大きな収穫があった。おこがましくも、わたしもいつかこんなコンサートがしたいなと思ってしまった。
玉置浩二リスペクト☆ これからコンサートに何度も行きたい。CDも一枚しか持ってないから色々買いたいな。アーンド、わたしのレパートリーにもさせていただいてしまいます♡
「そうかー、この人が薬師丸先輩の旦那さんだったわけか」ということも八潮高校OGとしては感慨深い(笑)
ワジョ的には玉置浩二には龍神様と弁天様がダブルでついてるように見えた。同じように感じてる人が他にもいるかな? と思ってぐぐったら、玉置浩二愛用のギターの名前が龍神だった。やっぱりご縁があるのね。弁天様のほうは調べてもわからなかった。
えらい長文になった。また誰も読まないよ。おやすみなさい。
手相カウンセラー ワジョリーナ
http://www.wajorina.com/
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