肉の奥まで柔らかい。絶妙にバッチリな塩加減のロティサリーチキン。
わたしの大好物はお肉です。中でも鶏肉が一番好き。自炊はほぼ鶏料理です。
そんなわたしが特に好きな鶏の調理法はロティサリーチキン。すごく好きなのだけど、今のところなかなか食べられるお店がありません。
吉祥寺にライブを見に行った帰りにポヨで買って帰るぐらいしか縁がない。意外と難関です。
しかしいつの間にか恵比寿に、このような良いお店ができていたのですね! 気がつかなかった〜。
少し早めの夕飯に寄りました。店内はまだ空席が多い。中のスペースがL字型になっていて、外から見るよりも2倍ぐらいの広さがあります。
「テーブルかカウンターかお好きなほうで」と言われ、カウンターにしました。写真を撮る都合で、カウンターのほうが明るそうだったから。
注文はもちろんロティサリーチキンに決まってるんですが、一応メニューをくまなく隅々まで見ます。結構色々あるんですね。ハラミステーキ、グラパン(食パンの中にグラタン入ったやつ)、バッファローウイング、パルミジャーノリゾットなどなど、かなりそそられます。
しかしここは初志貫徹でロティサリーチキンを。
1/4羽 約一人前 680円
1/2羽 約2人前 1280円
1羽 約4人前 2380円
う〜ん、一羽にするか1/2羽にするか迷いますね。あ、もちろん今日も一人で来ました。チキンのみのオーダーなら一羽かなと思いましたが、自家製イギリスパンも気になるのでチキンはハーフにしておきました。一緒にロティサリーポテトも(^^)
つきだしのバーニャカウダをつまみながら、ロティサリーチキンが焼けるのを待ちます。
ちなみにバーニャカウダはつきだし600円でおかわり自由だそうです。わたしは野菜はあんま興味ないんで、おかわりなしで。むしろ少し残し気味ですみません。チキン入れる場所残しておかないといけないんで。(言い訳)
バーニャカウダソースはニンニクが効いててすごく美味しかったです。粘度もちょうどいい。冷めないように固形燃料で温め続けてくれる形だったし。このソースにパンをつけて食べるのも美味しかった。「ポテトにつけても美味しいですよ」とお店の人が言っていました。
テーブルの上のテキーラ専用ベルが気になる。一押し380円。間違えて何回も押しちゃったら一体どうなるんだろうかなどと、ありえない妄想に囚われかかり ました。テキーラなんて一口も飲めない。一人だと暇だからつまらないことばかり考えてしまいますね。まあそれも癒しタイムってことで。
15分ほど待ったでしょうか。満を持してロティサリーチキンが登場しました。
1/2羽が4カットになってます。いつもポヨの1/2羽サイズを切らずに丸ごと食べているので、切ってあると小さく見えます。でも多分、小さくない。普通のサイズだと思います。
「14種類のスパイスでも漬け込んだ秘伝の味」とメニューに書いてある。わたしのバカ舌ではローズマリーの風味が濃いめだな〜ってことぐらいしかわからず、かえって良かったです!
だって、あんまりスパイスが混ざり過ぎているタイプの味付けって好みじゃないんですよね。クレイジーナントカとか‥‥。必要があって複数のスパイスを使うなら良いですけど、個性を出したいがためのスパイスの多数使いは個人的に好ましくない。
しかしこの店のロティサリーチキンの味付けはシュパッと切れ味が良い。14種類もスパイスを使ってると思えない美味しさ。←褒めてます!
塩加減が非常に良くて、お酒を飲まないわたしにも最後まで美味しくいただけました。決して薄味ではありません。きちんと塩が奥まで効いていて、しょっぱ過ぎないです。お見事。
しかもお肉がどこもかしこも柔らかくてジューシー。このジューシーって表現はなんとなく安易な気がして実はあんまり使いたくない言葉なんですが、しかしこれはジューシーとしか言いようがない。間違いなくジューシーなお肉です。
透明な肉汁がビャービャー滲み出ていて、油っぽくなく、ハーブの香りがして、もちろん臭みなど微塵もありません。肉としての旨みはちゃんとある。
とても美味しかったです! まだ食べられる&食べたいと思いました。一羽でもいけそうです。
自家製イギリスパンは、お肉によく合うリーンな味でした。砂糖やバターを極限まで控えめにしてるんだと思います。塩の味がきちんとします。そういえば昔の ちゃんとした手作りパン屋さんのイギリスパンて、こんなふうに塩が効いていたよなあなんて思い出しました。非常によくできた給食のパンとも言えます。
家から電車で10分のところに、こういうお店ができて良かったです。
そういえばこの道は、大昔に通勤路だった道。当時はひと気の少ないうどん屋さんしかなかったんですよね。今やキムカツやらバーガーマニアやら人気店が軒を並べていて、今昔の感てやつを味わってしまいました。
懐かしい恵比寿の町、これからもたまには訪れたいものです。
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