日本の正しい洋菓子をそのままの味と形で。
中目黒から祐天寺までのお散歩コースに、突如としてあるケーキ屋さん。前から気になっていました。
ヒムロックさんのレビューを拝見して、「あのお店だ!」と思い出しました。やっぱり買ってみるべきお味でしたか〜。
着いたのが、平日の夕方6時半過ぎ。もうだいぶ売り切れてしまっていました。お目当のレアチーズケーキもなかった(´・ω・`)
しかし少ない在庫の中にも目を引くケーキはありました。結局3個も買ってるし。
いちごのロールケーキ、バナナのミルフィーユ、タルトフレーズを購入。3個で1100円ぐらい。安い。
パッケージが懐かしい! 今どきの手提げつきの箱型ではなく、四角い箱に包装紙をはさんで、リボンを大きく結んで持ち手にするタイプ。昔はみんなこうでしたね。
もうこのパッケージでノックアウトなんですが、ケーキは更に懐かしかったです。
いちごのロールケーキから。まわりの生クリームが今どきないぐらいしっかりとした質感。エアリーの逆をいくクラシック感。「生クリーム食べた!」という幸福度をしっかり高める味。甘さを控え過ぎず、適度に甘い。カスタードクリームも粘度が強く、スポンジは弾力がある。
これは狙ってやってますよね。パティシエは昭和からやってるというほど年輩ではない。あるいは二代目なのでしょうか?
フランス菓子を源流としつつオリジナルな日本の正しい洋菓子です。横浜元町の喜久家洋菓子舗や、神田の近江屋洋菓子店を彷彿とさせます。しかし店舗の作りはそこまで昭和っぽくない。このギャップは何だろう。
次に食べたタルトフレーズは、かなり甘めの小さなタルトの上にいちごがてんこ盛り。ゼリー状のいちごソースがかかっていて、それも甘い。見た目よりボリュームがあります。
みっつめのバナナのミルフィーユは、パイがコーヒー味だった。それも、インスタントコーヒーの味。インスタントコーヒーっていうのも最近は飲む機会がないから懐かしい。
そういえば子どもの頃は、ケーキというとインスタントコーヒーにクリープと砂糖をたっぷり入れて飲んでいました。最高に美味しかったな。
ミルフィーユにはさまってるカスタードクリームも、先ほどのロールケーキのものと同じくしっかり重い。全体の大きさも大きいし、かなり食べ応えがあります。
こちらのケーキ3個は、このわたくしでも容量オーバーだった。でもまた行ったら3個ぐらい買っちゃいそう。
なかなかない個性的なケーキ屋さんに出会えて良かったです。実際食べてみて、興味がますます湧きました。魅力的です。
| 固定リンク









コメント