味覚とハートにパキッとくる芯のあるカフェ。
暑くて200メートルごとに休まないと前に進めない。ルモンドグルマンでランチしたあと、カフェアンセーニュダングルの前で力尽きた。ここで涼もう。
ときどき本を一冊持って来るお店。今日はコーヒーだけと思っても、必ず注文してしまう美味しいチーズケーキ。独特の空気感。
何十年か昔、喫茶店は今よりもっと敷居の高い場所でした。お店ごとにマスターのこだわりがあって、雰囲気も客層もキャラクター分けがされていた。そんな時代をちょっと思い出します。
現代の自由が丘に於いて、カフェアンセーニュダングルはそこまで強い個性を強いてくるわけではありません。しかしこういった独自の哲学を感じるお店は珍しくなりました。波長が合えば、落ち着くことでしょう。
わたしはどうかな。何度も行って、良い時間を過ごしたと感じているということは、合ってないわけではないと言える。
しかし多分に近くの席の人次第というところがある。基本的に静かなお店なので、会話が盛り上がっている人たちがいると多少気になる。全面喫煙可なので、タバコを吸う人がすぐ隣だと、これも気にならないことはない。
パソコン禁止というのは今まで知らなかった。わたしは個人的にこれは歓迎。キーボードを打つ音は案外気になる。休息の場で、仕事中の熱いオーラを他人様か ら感じるのも少し疲れる。まあこれはスタバなどのざわついたカフェに行けば気にならないことなので、場によるということでしょう。
席は入って左側の小部屋に落ち着くことが多い。ここはソファ席でこぢんまりしており、店員さんもあまり来ない。読書に適している。
右側の大きなテーブルは、いつも生花の薔薇が活けてあり美しい。薔薇の本数は、いついかなるときにも14本と決まっているそうです(カフェマニアの川口さんに聞いた)。相席になる場合があるのを気にしないなら良いお席。
奥のカウンターは、店員さんが常に目の前にいる。今のところ知り合いという雰囲気でもないので、少しだけ緊張する。ただここは、タバコのにおいがしなくてクリーンな空気で過ごせる。
左奥の席はまだ座ったことがない。ここは複数人で来た人が案内されるエリアなのかも。
前置きが長くなりました。(前置きだったのか!)
本日のオーダーは、琥珀の女王。アイスコーヒーにクリームを浮かべた涼やかな一杯。やっぱりさすがです。この店はコーヒーがとても美味しい。
わたしはもともとコーヒーが苦手で、美味しいコーヒーしか飲めません。アンセーニュダングルのコーヒーは、何杯飲んでも心地良い。しっかりとした芯と輪郭。ピントの合った味。味覚とハートにパキッと来ます。
これぞこだわりってやつなんではないか。詳しいことはわからないけど、素直に美味しいと感じます。
お約束のチーズケーキは、今日はガマンできた(笑)ランチでおなかいっぱいでしたからね。
でも本当に美味しいチーズケーキです。ケーキ屋さんのチーズケーキとはまた違うテイストなんですよね。コーヒーと合わせてこその味。チーズケーキがホロっと崩れる隙間に、美味しいコーヒーが流れ込む感覚。ゾワゾワします。
また今度、読みたい本を持っておじゃまします。たまにはカウンター席で自分を鍛えようかしらん。
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