家族と通い続けた老舗。一生愛し続けます。
珍しく実家の家族と3人でドライブ。我が家のドライブといえば、小田原が定番です。父が生きていた頃は、月に一度は行ってたかな。
毎回行く場所は同じ。だるま料理店、早瀬干物店、丸う田代総本店。以前は駅前のあんぱんもよく買いましたが、もう一生分食べてしまった感があります(^^;; また何年かしたら食べたいね。
さて、毎度おなじみのだるま料理店。平日の中途半端な時間なのにすごく混んでいました。いつもは大体この時間(午後2時、3時ぐらい)だと3〜4組ぐらいしかお客さんいないのに。母が言うには、先々週のアド街に出ていたと。そうだったのか。先に言えよと(笑)
とはいえ並ぶほどではなく、すぐ着席できたので良かったです。
注文もいつも同じ。海老天丼セット=海老天3本とお吸い物、お漬物。あとは、あじ寿司が残っていたら最高。今日は幸いにもあじ寿司がまだありました。
小田原のアジ、松輪のサバっつったら神奈川の2大ブランドでね。小田原のアジは肉厚で脂ノリが良く、漁港から何百メートルも離れてない店で食べるんだから臭みがなくて極上の味なんですよ。
そんな小田原のアジにも旬があり、日によって太り具合も違っていて、毎回お寿司の味が違う。それも面白い。今日は最高に肉厚で、ちょうどいい脂加減でパーフェクトだった。
海老天丼は、海老天3本と、茄子、ししとうが入っている。揚げ油はだるまオリジナルブレンドの胡麻油。だるまという文字の入った一斗缶を厨房で使っているのを見たことがある。
つゆは濃いめでどちらかというと甘さよりも醤油が勝る。
揚げ加減やつゆ加減もまた、その日によってすんごく違う。言ってみりゃブレまくり。今日は少しモソッとした揚げ加減だったなあ。十分美味しいのですけどね。もっとカラッと揚がってる日は更に美味しい。
天丼の名店と呼ばれる店にあちこち行くと、どういうわけか隣のテーブルの人たちが、「小田原のだるまって知ってる? そこの天丼もうまいんだよ」という話をしている確率が高い(笑)
わかります、その気持ち。いついかなるときも天丼を食べるとき、だるまを思い出さずにはいられません。だるまは日本天丼界のスーパースタンダードなんだと思います。
創業明治26年。国登録有形文化財の建物は、日本人なら誰もが落ち着くタイムトリップ空間です。
わたしはこの先も一生、だるま料理店に通い続けるのだろうと思います。
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