このキャラメルサレの完成度の高さたるや。
学芸大のリュードパッシー。東横線沿線では有名なパティスリーです。
いつか行こうと思っていたところへ、最近読んだhanakoのパフェ特集本でクープグラッセの写真を見て悩殺されました。
パフェのことをここではクープグラッセと言うようです。クープグラッセは一種類のみ。あとはショーケースの生ケーキもイートインスペースで食べることができます。
まずは当然、クープグラッセ。今の時期はフォレノワールっていうのを食べられます。6月末ぐらいには、別の種類に変わるみたい。
生のダークチェリーが6個
グリオットチェリーのソルベ(ピンク色の四角いシャーベット)
ダークチェリーとショコラの2種類のムースグラッセ(ムースを凍らせたアイス)
キルシュ風味のクレームシャンティ(泡立てた生クリーム)
という構成です。
四角いアイスは見た目でギモーブかと思っていた。口に入れたら冷たくてびっくり。口どけが緩やかで、優しい舌触りです。このパフェの中でここが一番美味しかった。
あとは生クリームとショコラとダークチェリーの味がゆるゆるとまじりあって、甘い、すっぱい、ほろ苦い、冷たい、ふわふわ、シャリシャリが繰り返されます。
それぞれの味わいがクッキリと描かれていて、見た感じよりも質量感のあるパフェです。ゆっくり味わいたい。
さてパフェをしみじみ味わい終わり、まだ食べる気まんまんです! ショーケースを見直して、キャラメルサレと、ブリジットをお願いしました。
ブリジットは、赤すぐり、マスカルポーネクリーム、白桃コンポートの組み合わせ。サントノーレのようなビジュアルですが、刺さっているのは小さいマカロンです。
とてもかわいらしい色とデザインで、気持ちが華やぎます。甘さはほんのりで、パフェのあとにもしつこくなく食べられます。白桃コンポートがフレッシュな味で良かった。
キャラメルサレは、どうやらこの店で一二の人気を争う名物である様子。もう一つの人気商品はエクレール・キャラメルです。いずれにしろ、キャラメル系が人気。
この一番上にかかっているキャラメルソースの味、素晴らしい。甘みとほろ苦さと塩気のバランスの取り方がすごい。完成度の高いケーキです。
スポンジの部分は硬めで、スポンジとビスケットの中間のような食感でした。この部分は甘くなく、間にはさまったキャラメルクリームの味を引き立てています。
全体的に、他で食べたことのないような味に出会えました。これはどんな味だろう? と次々に好奇心をかきたてられます。
帰りにキャラメルとスコーンとパンオショコラも買ってきました。誘惑だらけのお店です。ランチよりもずいぶん散財してしまいましたが、これでいいのだ。
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