自由が丘の定番。トシオークーデュパンのバゲットトラディション。
トシオークーデュパンは、家から一番近いパン屋さんです。ちょいちょい行きます。
大体夕方の4時から5時ぐらいに行くことが多いので、もう5種類ぐらいしか残ってません。それでも何らか買えば、どれだって美味しいのです。トシさんの味を信頼しています。
しかも最近ますます美味しくなってきた。バゲットトラディションの味も、オープンした3年前とは違います。
思えば3年前は、これが本場の味と言われても、いつも食べてる普通の日本のバゲットと違い過ぎて、なんだかうまく解釈できなかった。バゲットとは別モノの個性的な美味しいパンだと思っていました。
すごくモチモチしていて水分が多い。なんだか中も外もグレーがかっている。パリッとしてるというよりは、メリメリしている。微妙に控えめな甘みと雑穀のよ うな複雑味がある。おそらくバターと塩分は少ない。何に合わせたら良いのか難しい気がした。今思えばあれは、今流行りのリーンなパンてやつのハシリだった んだよな。
ここ最近のトシさんのバゲットは、特に日本ぽく寄せてきているわけではないのだけど、なるほどこういうバゲットであればこうやって食べたいと、はっきり受 け取れるようになった。バゲットが変わったのか、わたしが変わったのか。わたしも変わったけれど、おそらくバゲットが変わったほうが大きいと思われる。
今も色はグレーがかっていて、モチモチしてるのだけど、何か薄い膜が剥がれたような明るい味に変わった。どんな料理にも合うし、ジャムやバターも美味しく感じるし、単独で食べても美味しい。
この前買ったときは、まだ温かくて、あまりにも美味しくて一気に一本食べてしまった。
未確認ながら、自由が丘でちょっと気の利いたレストランで、トシオークーデュパンのバゲットを使う店が増えてきている感じがする。そういったレストランのレビューを読むと、料理はもとよりパンが美味しかったと書いてある(笑)
バゲット以外のパンも、ずいぶんにぎやかになってきた。最初はこんなに種類がなかったなあ。たまに早い時間に行くと、色んなパンがあってびっくりする。
わたしはナッツ類とドライフルーツの入ったパンが好きで、よく買う。一番好きなのは、ピーカンナッツの入ったパンなのだけど、滅多にない。くるみとぶどうのパンは、割と手に入りやすい。
クロワッサンザマンドは、とても濃厚な味。思いっきり甘いのに気品がある。
写真が残ってないのだけど、長方形の大きいチャバタみたいなパンも、ものすごく美味しかった。水分が多くて、気泡がめちゃめちゃ大きくて、粉の味がすこぶる良い。結構大きかったのに、これもいっぺんに食べてしまった。麻薬的な美味しさ。
今度行ったときは、どんなパンがあるかなあ。在庫の種類が多くても少なくても、その日に出会ったパンが運命のパンだと思えるほどに、命の宿ったパンばかり。やっぱりこれは普通じゃないわ。こんなパン屋はほかにない。
遠方からのお客さんも多く、パンの本の表紙にもなったり、人気は高まるばかりですよね。たとえどんなに流行っても、自由が丘の地にあってほしいパン屋さんです。
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