松陰神社前。ブーランジェリースドウのクロワッサン。
藤巻 一臣さんの投稿を見て、いてもたってもいられなくなって松陰神社前のブーランジェリースドウに即行きました。
有名店なんで、そのうち行こうかなと思っていた一軒ではあったのですが、これほどまでに存在感のあるパン屋さんだったとは。
平日の夕方にもかかわらず、店内はお客さんでいっぱい。一卓だけあるイートインのテーブルを確保。5〜10分おきに焼きたてのパンが出てきます。
そこで焼きたての「オリーブオイルでソテーした茄子とソーセージのピザ」と、クロワッサンと、オリーブのパンを食べました。
あひゃーーー! クロワッサン、激うま☆ これは大ヒット。わたしのクロワッサンランキング1位にいきなり躍り出ました。
バターの味が素ん晴らしい。手で割るとバターの雫がピュッと一瞬出てきました。それでいてベタベタしておらず、紙のように薄くヒラヒラです。外はサックリ、中はヒラヒラ。すごい技術だと思います。
ソーセージのピザパンは具だくさんで楽しい味。トマトなどの野菜がたくさん隠れていて、ボリュームはあるけど重くない味です。
オリーブのパンは、小さいのにすごいエネルギーを発しています。オリーブの味を濃くしっかりと味わうために相応しい控えめなパンの量。このパンとこのオリーブだからこその相乗効果がありました。
帰宅して、パンを温めながら続きを食べますmgmg
フォカッチャノルマンディーは、発酵クリーム、バジル、白胡椒、エダムチーズのパン。温めて正解でした。パンもチーズも香りが素晴らしい。上にかかるチーズとパンの生地の融合っぷりがハンパないです。
フィグ・ペカンは、クリームチーズとイチジクなどのドライフルーツが持つと重いぐらいズッシリ入ったパン。見た目も中身も男前ですね。ドライフルーツがゴリゴリ入ってます。それに全く負けてないパンの強さ。惚れるわ。
茄子とポテトとソーセージのタルティーヌは、具材がたっぷりで零れ落ちそうなぐらい。それが食べてみると過剰ではなく、ちょうど良いバランスで。
つぶしたてのジャガイモが、分厚いほどの座布団になって、ピチピチのソーセージを支えています。そこへフワフワと茄子の雲が舞い降りて、みんな仲良くね〜と愛を振り撒いちゃってるんです。おおポエム。食べてみればわかる。このパンの物語が。
プレーンのフォカッチャは、きめ細かくしっとりとしていて、塩気がはっきり感じられます。冷たいまま食べると、ひんやりした塩味が美味しいし、温めても絶 対美味しいに決まってる。帰り道に松陰神社前商店街のお肉屋さんでローストビーフを買ってきたから、あとでこれをはさんで食べる予定。
スコーンは極上の香り。これもバターが良いのでしょうね。食感がホロホロサクサクしていて、口の中で粘らず、喉の奥に落ちるまでずっとホロホロサクサクしている。こんな素敵なスコーン食べたことないな。
食パンが大人気で、朝の9時から電話予約すれば、ちょうど一ヶ月後のその日付けの予約ができるんだそうです。一ヶ月待ちかー。がんばってみようかな。
おかげさまで良いパン屋さんに巡り会えました。
全体的に、非常に男前でかっこいいパンでした。見た目も中身も。美味しいと必ず言わせるぜオレは的な。
見た目と香りと味のコンビネーションを、最初に強くイメージして、意思と知識と技術を礎に、研究者精神で実験を重ねて具現化しているんじゃないかなと思いました。奥深いパンですよ実に。
家から意外と近いし、これこらちょくちょく行こうかと思います。
| 固定リンク
コメント