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2016.01.19

文藝春秋主催、Charさんトークショー。

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今日は聖子ちゃんと、紀尾井ホールにCharさんのトークライブを見に行ったのです。

紀尾井ホールはクラシック専門のホールで、マホガニー色の壁に、高い天井からシャンデリアが下がっててジャジャーンと豪華な仕様でした。

今回のトークライブは、文藝春秋主催のシリーズもの。客層がいつものライブとは違って、かなり高年齢層が厚かったです。もしかすると、Charさんのファンよりも文藝春秋のファンが多かったのかな。

チケットは抽選で当たった人だけが買えて、当選メールが届き次第、入金の早かった順に席が前のほうになるって書いてあった。わたしはメールが届いて5分で入金を済ませたので、これはかなり前のほうなんではないかと期待したが、前から16列目だったわ。そんなもんかね?

ともあれ、この場所に席を確保できて最高にラッキー! この日のCharさんの貴重なお話を、わたしは一生忘れない。ここに来れたことは、音楽のことがんばってるわたしへのご褒美だったのかなあと思う。

正直行くまでは、「どうせまたいつもみたいに冗談ばっかり言うんでしょ」とか、「お兄ちゃんやお母さんの話は定番だよね」と思ってた。そういう話もあったけど、予想外なぐらい真面目に音楽について語ってくれた。それも、深く真摯に具体的に。こんな機会は滅多にない。

わたしは11歳のときからCharさんのファンで、多分それはCharさんがデビューしてすぐだったんだと思う。あまりにもわたしがCharに夢中だったため、友だちの森川さんのお母さんが森川さんとわたしを引率してCharのコンサートに連れて行ってくれた。

そのときの感動たるや。雷に打たれるとはこのことか。全身が痺れて震えが止まらず、3日ぐらい叫び続けた。あれから40年ですか。こんなに長い間ファンでいられるなんて幸せだな。

今日Charさんも言ってた。「デビュー40周年ですけど、そんなに長い間ロックを続けていると思っていましたかと聞かれるけど、自分が40年後に何して るかなんて、誰だって想像しないよね」と。確かにわたしも、40年もロックファンでいるとかいないとか想像してなかったね(笑)

小学生時代はCharの良さをわかってくれる人は森川さんと聖子ちゃんぐらいしかいなくて(今日一緒に行った聖子ちゃんは小学校時代からの親友)、中学校 に入ってやっとロックファンの仲間ができた。その子たちとバンドを組んで、CharやRCのコピーバンドをやった。わたしはドラム担当。なんとなくドラム ならできそうだなと思って、やってみたらできた。

中高生時代はバンド活動に夢中で、家でも学校でも日がな一日ドラムの練習をしてた。なけなしのお小遣いで毎週貸しスタジオに入ってバンド練習もした。大人 にまじって都心のライブハウスに出演した。それで高校卒業時にはプロになる気はあるのかと音楽業界の大人たちに聞かれたけど、わたしは文学の道を選んだ。

 

だいぶ話がそれたけど、そんなこんなでCharさんとともに人生を歩み、今また改めてCharさんと向き合い、真面目に音楽とともに生きる時代がわたしに来た。

人生には、いくつかの大きな分岐点があるよね。わたしは今その分岐点にいるんだなあ。そんな実感の湧く一日だった。

Charさんのお話で、特に印象に残ったトピックをひとつ。

「俺はうまく見せようなんて少しも思っていやしないし、うまいなんて意味がない。表現がたましいに伝わるかどうかだけが大事。ヨボヨボのおじいさんの演歌だって、小学生の縦笛だって、誰かに何かを伝えたくて、たましいに響く表現になっていることがある。それが音楽だ」

か、かっこいい! これがCharだ!


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