外苑前キラー通り、楽記。お肉が美味しい香港料理のお店。
外苑前、キラー通りに新しいお肉のお店ができました。楽記(ラッキ)という名のこのお店、銀座のグレープガンボというワインバーの移転オープンなんだそうです。
ワタリウム美術館のすぐ隣の私道っぽくなってる角を左に曲がった奥にあります。手前に本屋さんがあって、奥にピンク色のネオンサインが出ています。
ネオンサインには「Lucky」みたいな文字が書いてあったかな。正確に覚えてません。
一階がエントランスと調理場で、二階が客席です。香港料理と聞いて、もっと雑多なイメージを想像していたら、とてもこざっぱりとした青山っぽいお店でした。いい雰囲気です。
オープンしてまだ3週間目だというのに、ほぼ満席の大賑わい。銀座時代からのファンの方が訪れているのでしょうか。かといって常連がのさばっているという感じは全くありません。居心地よかったです。
メニューを見たら、前菜のコーナーがなくていきなり肉から始まっていた。肉食の私たちのテンションが急に上がる。肉から行けってことか! 望むところだ! 「肉メニューの上から4列目まで全部くださーい」と元気にオーダー。足りるかしら?
焼き物のお肉メニューは、一皿1300円で、量的には二人前程度のボリュームでした。四人ぐらいで行って色々頼んで取り分けるのが幸せかも。
皮つき豚バラ肉のクリスピー焼き。
見事なまでのクリスピー感。クリスピー部分多め。本当にサックサク。史上最高のサクサク度です。硬くはなく、軽いサクサクの層が厚い。しかも脂身がモッチリしてて甘い。全くベタベタしないのです。素晴らしいお肉ちゃんでした。この店は当たりだ!と確信。
炭火釜焼きチャーシュー。
ぬおおお、これはまた味付けも質感も変えてきましたな。あやこさんが「グロッシー」と言った。全くだわ。グロッシーでモテ系。ほんのり甘く、香り良く、柔らかいけど重量感のあるお肉。火入れの加減が良いです。
ここで特別オーダー。パクチーだけ一皿くださいとわがままを言ってみた。快くOKしてくださってありがとうございます♪ やっぱりこの手の肉にはパクチーですよね。
鶏の醤油煮、半羽。
テンションマックス!! 本日の佳境です。実に良い味付けでした。主に中国醤油と紹興酒と八角でしょうか。当てずっぽうですけど(笑) 半羽にして良かったー。大きさは、1/4羽(1500円)と半羽(2800円)があります。
お肉を煮過ぎず、柔らかく、なおかつ味がしっかりしみていて、たいへんよくできています。一緒に煮てあるピーナツがまた美味しいんですよねえ。
豚ほほ肉のタイ風味。
これもすごく味がいい! レモングラスの味ですねー。プリプリのハリのある豚肉に、この味がすごく合う。
あー、野菜です。名前忘れました。炊いてるスープの味がフカヒレスープみたいで美味しかったです。
茄子と春雨をガーリックと醤油で蒸し煮にしたもの。これは味付けがすき焼きっぽくて良かった。
牛ミンチ肉の蒸し物。
ハンバーグ的なもの。味は高級な肉まんの肉のところだけのような感じ。
冬瓜のスープ。なんか高級な感じ。
干し貝と黄ニラのスープ。なるほど。深みのある味です。
茶碗蒸し。
おっとこれは、予想外の美味しさ。細かく切った海鮮が入ってます。海鮮の出汁と、素直な味のたまご部分、すべてのバランスを整える薄味の醤油スープがいい仕事してます。
焼き物いり炒飯。
「ハムイ入り炒飯」と二種類あった。ハムイとは海鮮の塩漬けのことみたい。だったらやっぱりお肉のほうがいいかなーと、こちらにした。
ごはんポロポロ&ふんわりで良い仕上がりでした。炒飯ひとつ取っても、なかなか普通は町なかで食べられないような本格的な味。
グレープフルーツのジュレ。
今日のデザートは、これと杏仁豆腐の二種類。石田さんが頼んだ杏仁豆腐を味見させてもらった。ふわっと薄衣のようで優しい味の杏仁豆腐だった。独特の質感。
こちらのグレープフルーツのジュレは、シュワっと炭酸のはじける感触が舌に伝わるのが面白かった。グレープフルーツは細かいダイス状にカットしてあり、食べやすい。
こんなに頼んで支払いけっこういくかと思ったら樋口一葉さんぐらいだった。お店としては、本音を言うとごはんやさんというより美味しいワインのお店と思ってもらえるように努力したいと仰っていました。下戸だけどまた行っちゃうぞ!
いいお店が見つかってごきげん♪ 聖子ちゃん、石田さん、あやこさん、ありがとうございました♡
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