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2013年3月

2013.03.31

お茶の水、こなから本店。極上のこんにゃく。

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何年かぶりに、お茶の水のこなから本店に連れて行ってもらいました。おでん研究家の新井由己さんのコーディネイトで最高のおでんナイトに! ゲストはいつもの肉仲間、あやこさん、ちゃくさん、石田さんという豪華メンバー。ハジケざるをえません。

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20時のスタートから閉店の22時まで、時計を見る隙もないほど一気に駆け抜けました! おでん~おでん~肉肉肉、おでん~そうめん~うどん~ブリュレ~。

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やはり、こなからのはんぺんは特筆するべきオリジナリティあふれる味。ムチムチしていてたまりません。こなからといえば私ははんぺんとたまごなんですが、今日はたまごが売り切れで残念でした。大根も、まさかのソールドアウト!

みず菜、梅がんも、いわしつみれ、京ゆば、きくらげなどを注文。澄んだ上質な出汁がしみしみにしみていて美味しい。こなからの出汁、色は澄んでるけど、味のインパクトは強力!

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こなからは18時からと20時からの二部制。新井さんに「前半の回でワジョさんみたいな人が来て、きっと色々食べ尽くして行ってしまったんですよ」と解説いただいた。納得。じゃあしょうがない。

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しかし今日は珍しく、お肉系の特別メニューがたくさんあった。厚切りベーコン、砂肝揚げ、もつ煮込みなど。どれもが絶品。こなからはおでん屋さんだけど、上質な日本料理屋さんでもある。つきだしから何から、全部が手間暇かけた素晴らしい味だ。

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コの字型のカウンターで、おでんを煮る鍋の湯気に包まれて座っているだけでも幸せ。私の心と体のコンディションも上向きに修正された。

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こんにゃくが前より更に美味しくなったんだそうだ。確かに、こんにゃくのピリ辛炒めはウオオーー!!とテンションの上がる美味しさだった。こんにゃくでこんなに自分が喜ぶと思わなかった。みそ田楽も、史上最高のみそ田楽だった。

こんにゃくがスポンジ状に空気を含んでいて、そこに出汁やらバターやら美味しいものが染み込みやすくなっているのだ。食感も独特で、普通のこんにゃくのようなツルツルした感じではなく、肉を噛み切るような野太い手応えを感じた。

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今日は頼んだものを全員で少しずつ味見しながらたくさん食べた。いただいた中で印象的だったのが、あんこ玉さん、おこげさん、サツ栗さん。どれもがおでんにするのはどうなのか?と一瞬ひるむメニューだけど、かなり完成度が高くて美味しい。

あんこ玉さんは、甘さ控えめの小豆のおでん。デザート的に食べると美味しい。おこげさんはごはんのおこげの味にゆかりをパラリと。サツ栗さんはさつまいもと栗。これも高級感のあるきちんとした味に仕上がっていて驚いた。

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自分が頼んだ中で、これはと思ったのは、チーズ入りピリ辛すいとん。ほんのりピリ辛のすいとんに包まれたとろとろチーズが絶品だった。

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シメはみんなでごまだれゴマすり出世うどんを。すりたてのゴマの香りがたまらない。隣の人が頼んでいて、その香りにやられて注文した。

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デザートのクレームブリュレまで手抜かりない!

やっぱりこなからは美味しいな。たまごと大根もリベンジしたいので、近いうちまた行けるといいな♪

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2013.03.27

東京一番の焼き鳥。目黒、鳥しき。おまかせコース。

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フードライターの北條芽以ちゃんと、目黒の鳥しきに行きました。なかなか予約が取れないという人気店。村上めぐちゃんが取っておいてくれた予約を、譲ってくれました。ありがとう!

鳥しきは、今の時点で食べログ焼き鳥ランキング1位みたいですー。コの字型のカウンターは当然ながら満席で、みんな高そうなお酒を飲んでいました(笑)私たちはペリエで乾杯♪

ものすごく気配りのある接客で、忙しいのに終始良い雰囲気で空気が回っていました。焼き手は一人しかいなくて、びっくりするほど小さな炭火焼き台で全部やっていました。

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私たちが「おなかすいたーおなかすいたー」と唱えていたら、さりげなく提供するペースを上げてくれた。

白木のカウンターは、適度に使い込んであり、清潔で居心地がよかった。目の前で炭火で焼いているのに、全く煙りっぽくなっていないのも驚いた。どうなってんだろう? 

本当は時間は二時間制らしいんだけど、今日はあとのお客様が入ってないとのことでごゆっくりと言ってもらえた。おかげで3時間ぐらい食べ続けたよ。

メニューを見てオーダーする方法と、おまかせでストップと言うまで延々と出てくるコースがあった。私たちはおまかせでガッツリ食べることにした。

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とりわさ。お品書きでは「さび」。レアレアなのに中まであたたかい。コクのある美味しさにびっくり。

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レバー。とろけるやわらかさ。苦みが全くない。

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うずら。塩加減がすごい。火で炙ることによってできた皮一枚の膜が、燻製のようなハリを感じさせる。炭火の素晴らしい香り。


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皮。普通ではありえない厚みと弾力がある。あぶらっこくない。

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ぎんなん。

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芽キャベツ。口の中で葉っぱが一枚一枚パラパラとはがれていく様子が快楽。

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つくね。機械挽きではなく手包丁で叩いた肉だと思う。つなぎはなく、肉だけ。肉ジューシー
で素晴らしい。

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なんこつ。今まで食べたなんこつと違う〜。食感がビヨーンとしていなくて、ポリンポリンしている。普通はなんこつは味はあまりしなくて食感だけを楽しむものと思っていたが、このなんこつは「うわ、美味しい」と言わせる味だった。

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厚揚げ。「このネギだけで既にものすごく美味しい」と芽以ちゃんが言っていた。同感!

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もも肉。てっぺんからお尻にかけて、肉の味がグラデーションを描いていた。まさに芸術的。柔らかく、空気をまとっているような軽さがあった。

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砂肝。噛んでしばらくは食感を楽しむ時間。途中、突然肉汁がビャーっと出てくる。この後半の盛り上がりがすごい

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たまねぎ。まるで上等のシチューに入ったたまねぎのような甘さと香り。たまねぎがなぜこんなに美味しいのか!?

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ネック。脂と皮のビッグウェーブ。美味しすぎて波にさらわれそう。

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合鴨。高級感マックス。フルコースのメインばりに存在感があった。

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ちょうちん。花火ドッカーン! 黄身を口に入れると本当に爆発しました(笑)美味しさのカオスです。やばい。

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芽以ちゃんが頼んだ親子丼。味見させてもらった。黄身が多めで力強い味の親子丼だった。インパクトあるー。

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私の頼んだ鶏スープのお茶漬け。澄んだ上品な鶏スープにごはんとささみのタタキが。おなかの底まであたたかく満たされていく。

どの串も、完成度が素晴らしく高くて、黙って食べることができなかった。驚嘆の声を上げずにはいられない! 「美味しいーー!どうなってるんだーこれはなんなんだ一体ーー!!」という連続だった。

特にハイライト的なシーンがいくつかあって、最初の「とりわさ」の柔らかさと味の良さに驚き、「うずら」の皮の香りに陶酔し、「つくね」で一気に満足指数が急上昇し、「ネック」ですべてを支配され、最後の「ちょうちん」を食べた瞬間に打ち上げ花火がバーンと上がった。

ここは焼き鳥屋って言っていいんでしょうか? 鳥たちの楽園ですね。あまりにも私が陶酔した顔でボーッとしていたので、芽以ちゃんに「どこ行ってるの?」とつっこまれた。私は鶏たちと、大草原を走り回っておりましたとも。

忘れちゃいけない、お弁当もおみやげにしっかり買いました。明日食べます(^O^) お弁当は、「あたためて食べても冷たいまま食べても正解」ってお店の人が他のお客さんに聞かれて答えてた。楽しみだな〜♪

ニワトリスキーの私にとって、たいへん貴重なお店を知ってしまいました。予約を取るのが大変そうですが、必ずリピートしようと思います!

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2013.03.15

西荻窪、モロッコ料理タムタム。羊のクスクス。

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西荻窪で遅い時間に食事のできるお店を検索していて、モロッコ料理のお店を見つけました。モロッコ料理タムタム

以前、軽井沢のカフェ・ドゥ・モロッコ(既に閉店)で食べてとても美味しかった記憶のあるモロッコ料理。それ以来食べる機会がありませんでした。

お肉のメニューがあるかどうか心配だったんですが、バッチリでした。クスクスもタジンも肉メニュー満載。羊のクスクスと、ミートボールのタジンを頼みました。

どちらも他にはない美味しさ! 特に羊のクスクスは病みつきになりそうな味。

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Harira soup トマトベースの具だくさんスープ。ほんとに具だくさんで美味しい。野菜の出汁がきいてて、酸っぱくなく、甘すぎでもなく、たいへん味わい深い。

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Morocco Salad モロッコサラダ。隠し味程度にパクチーが入ってる。

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Couscouss クスクス。羊を頼みました。

牛肉、羊肉、鶏肉、野菜の4種類があって、オススメは牛肉だと言っていた。

羊がプルンプルンに柔らかくて、ほどよく施された味つけがまた格別で。肉汁が野菜とクスクスにしみて、望外の美味しさになってしまっていた。

クスクスってこんなに美味しいんだな。こんなクスクス近所にあったら週1で通ってしまうわ。疲れてるときなんか特に食べやすそう。優しい味でいて、満足度が非常に高い。

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Tagines タジン 自家製パンつき。

Keftaミートボールとたまごを頼みました。

ミートボールの他に、牛肉、魚、鶏肉、野菜があります。オススメはミートボールと、鶏肉だそうです。

トマトベースの濃厚スープ。いいおかずになる味。うまみマシマシ。手作り感の強い、肉肉しいミートボールが愛しい。


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自家製パンをかじりながら、タジンを掬う。幸せだ〜♡ パンは200円でおかわりできる。

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Baghrir 薄いパンケーキのいちぢくジャム添え。

気泡の多い独特のパンケーキ。しっとりしていて厚みがある。レモンとはちみつの味がした。

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ミントティー。ここのお店はお酒は置いてないんですのよ。

この日はたまたまお客が私とこずちんの二人だけだった。食べログを見ると、混んでる日も多いみたい。シェフがお料理を作りながら、楽しそうに歌っていた。幸せの波長が伝わってきていい雰囲気だなあ♡

レビューを読んだら、タムタムを出してきて演奏してくれるときもあるのだとか。いいっすねえ。今度は牛肉のクスクスを食べながらタムタムを聞きたいです♪

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2013.03.13

恵比寿、Club子羊。超厚切りラムチョップ。

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肉仲間の、アヤックルさん(踊るウェブ制作者)と牛田うっしぃ(パクチーハウス店長)と三人で、恵比寿にジンギスカンを食べに行きました。Club子羊というお店です。

ここはアヤックルさんがネットで肉サーフィンをしていて見つけたお店。さすが肉仲間。いい勘してる。絶品のジンギスカンをモリモリ食べられました。

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まず、入り口がとてもわかりにくいのが特徴。ピーコックの斜め前の、らーめんぎょうざ吉兆の上です。何も目印がない。しかも階段は真っ暗。アヤックルさんのiPhoneを電灯がわりに、おそるおそる二階に上がった。

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確かここのはずだけど・・・。やっぱり看板も何もない。勇気をふるってドアを開けると、「あれっ?」と拍子抜けするほどの明るい店内が広がっている。さっきのあの、とっつきにくさは何だったんでしょうか(笑)

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カウンター席とテーブル席がある。私たちはテーブル席へ。食べてるうちに、お客さんがわらわらと入ってきた。人気店なんだなあ。恵比寿という場所で、このわかりにくさで、これだけお客さんが入って、この値段でこの味を提供しているっていうのは、なかなか凄いことだと思った。素晴らしい。

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丸い椅子の中が物入れになっていて、バッグや服を入れておける。

私たちが頼んだのは、☆おきまり ハーフ&ハーフコース。そのあと追加で網焼きやラム焼き込みごはんなど。かなりの充実感。やはり肉は偉大であると讃えながらの晩餐であった。

☆おきまり ハーフ&ハーフコース 一人前3000円
ジンギスカン(特選ロース+肩ロース)
ラムチョップ
おつまみ(一人一品)
デザート(日替わりアイス)

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つきだしのキャベツと、ジンギスカンのタレ。タレは個性的でたいへん工夫を感じられた。このタレだけでごはん何杯もいけそう。甘じょっぱく、キリッと酸味もありつつ、舌や鼻腔に痛く当たらない。とんがってるのにまろやか。絶妙です。

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ラムのリエット。美味しい♪ 軽い食感で臭みが全くない。羊らしくないといえばないのだけど、こんなに美味しいなら良いではないか。

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パクチーサラダ。おお、パクチーオンリーだ。このパクチーを、つきだしのキャベツに乗せたり、ラムと食べたり、ちょっとずつアクセントに使わせてもらった。美味なり。

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ラムの生ハム。塩味がしっかり決まってて肉の味をよーく引き出していた。

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肉は新鮮というだけでは語りきれない美味。すべて厚切りでムックリしたお肉ちゃんなのですが、全く口の中でもたつかず、サクサク噛んでプニプニ食感を味わってジュワジュワ肉汁を吸う感じ。わー、美味しい!

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炭火焼き〜♪ もやしとタマネギもついてる。

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特に驚いたのが、ラムチョップの厚み。かつて見たことのない厚さ! ジンギスカン鍋に脂側をくっつけて最初に焼くのがオススメ。横向きに置いても立ってるよー!! 

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パーフェクト!! 中はレアでも食べられるので、脂の面と、裏表をカリッと焼いたら完了。驚いたことに、焼いても縮みません。大きなラムチョップを手づかみでガブリとやる喜び。比類なき幸福。すんごくジューシーですんごく柔らかくて脂身が美味しかった。

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ラムのホルモン盛り合わせ。レバー、ミノ、ハチノス。ここに付属しているタレがまたジンギスカンのタレと別で、またまた美味しい。タレ使いの達人だな。

レバーは柔らかく、多少うっかり焼きすぎても臭みが出なかった。ハチノスは噛めば噛むほど甘く、ミノは噛んだ瞬間に「サクッ」といったことに驚いた。なんという素敵な食感。

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「網焼メニュー、トルファンスパイス。食べ応えのあるぶつ切りラム肉を素焼きして、ガラムアサラや唐辛子などの香辛料と一緒に」

さっと炙ったラム肉に、このスパイスをちょんちょんと少しずつつけて食べる。スパイスが肉の味を立ち上がらせる。すごいパワーだ。このテーブルが、ちょっとしたパワースポットになっちゃいました。


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「新メニュー 超厚切りラムカド 厚切り肩ロースとアボカドを串にしたステーキ感覚!! 表面コンガリ、中はレア〜!! アボカドはトロ〜リ」

いやまさに、アボカドって焼いたらこんなにトロ〜リとして肉に合うんですね。

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大迫力の厚切り。羊界のエアーズロックですね。

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超厚切りラムカド焼き上がって入刀。声がワントーン上がってしまうぐらい美味しい。

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ラムの炊き込みごはん。予想外の和風味。おこげもしっかりアリ。美味しい〜〜〜。お母さんの味。

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デザートはラムアイス。お店のお姉さんが「最後までラムなんです♡」って言ってた。おおお!!そういうことか!

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曜日によってもらえるイラストが違うポチ袋。4種類集めるとジンギスカンプレゼントですって!! 中には予約のお電話代が入ってる。

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だいぶ美味しかったです。また来たい。「臭みがちょっとでもあると羊は食べられない」という人にも安心して食べられる味だと思います。

入り口だけは覚えておいてね♪

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2013.03.11

丸の内パレスホテル、グランドキッチンのランチタイム。

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友人の河島アナムさんと、パレスホテルのグランドキッチンでランチしました。

日曜日でどこのホテルも大混雑の中、パレスホテルは比較的収容人数に余裕があるせいか、ランチの予約が取れた。この界隈ではランチよりアフタヌーンティーのほうが予約取りにくいみたいですね。

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グランドキッチンは、昨年全館リニューアルしたパレスホテルの1階。広々として、皇居のお濠が見えるベストロケーション。素晴らしい空間です。

二人ともエクスプレスランチをオーダー。エクスプレスとはいえかなりしっかりしたボリューム。2900円(税・サ別)で、前菜3種の中から1つ、メイン5種の中から1つ、デザート、コーヒーorティーをそれぞれ選べる。

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私が選んだ前菜。人参のポタージュスープ。意外とさらっとしていて、苦みはなく、甘さも自然で美味しかった。量的にたっぷり。クルトンがとても美味に感じた。揚げたてだったのかな。

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アナムさんが選んだ前菜。パルマ産生ハムと彩りサラダ。みずみずしい!

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サービスも満点で、イケメンのサービスマンにパンをよそってもらってウキウキ(笑)

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三種類ともいただいた。美味しい♡ できたての味♪

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私が選んだメイン。オリジナル・ビーフバーガー フライドエッグ、チェダーチーズ、ベーコンのトッピング、熱々のフリット。

なかなかこりゃ! ホテルにしてはダイナミックに作ってるほうだと思います。パティはレアで赤々しくジューシー。たっぷりの野菜のトッピングにも負けない味。さらし玉ねぎの細切りが妙に美味しく感じた。

フライドポテトの量も大胆! 普通は全部食べないのかもしれない・・・と思うぐらいの量です。熱々で美味しい。

ケチャップ、ソース、マスタードが添えられている。バーガーはチェダーチーズの味がけっこう濃厚なので、何もつけなくても美味しい。

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アナムさんが選んだメイン。魚介のトマトソーススパゲティ。ペスカトーレだったかな? 少し味見させていただいた。海老も帆立も新鮮でたいへん美味しかった。味つけはホテルっぽい上品系。幅広い世代が食べやすく感じる味つけなのではないかしら。

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本日のデザート。いちごチョコのロールケーキとバニラアイス、いちご。

見た目がかわいくてときめく☆ 味もかわいらしくて、意外ときちんと甘く、しっかりおなかにもたまる量だった。そこがいい!

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ゆっくり紅茶を飲みましたが、紅茶は写真を撮り忘れました。

エクスプレスランチとはいえ、ゆっくりしゃべりたかった私たちを適度に放っておいてくれて、3時間近く居心地良く過ごせた。

このロケーションとインテリア、味と価格とサービス、総合的に見て私は非常に良かったです。

またゆっくりここに来たいな。宿泊もしたい。なんだか皇居の近くは落ち着くような気がする。私がパレスホテルの気の流れや雰囲気が好きなのは確かです(^^)

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2013.03.08

三軒茶屋Whisper 原田芳宏&小畑和彦デュオライブ♪

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今夜は友人たちと、三軒茶屋Whisperへ。

目指すは、スティールパン奏者・原田芳宏さんと、ギタリストの小畑和彦さんのデュオライブ。原田さんのライブを見るのはまだ二回目なんだけど、もう何度も通っているかのような信頼感。確実に幸せになれる予感がする。

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ここは、写真家の内山繁さんのお店。内山さんは、「マイルスにもっとも近づいた男」として知られる音楽カメラマンの方。店内には、マイルス・デイヴィスの写真がセンス良く飾られている。店の中だけでなく、外壁にもマイルスの写真がドーン!と。これはインパクトある〜〜。

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店内に入ると、オーナーの内山さん自らが出迎えてくれた。内山さんの素敵な笑顔と、赤×黒を基調としたスッキリした店内の様子にたちまちホッとする。

ライブハウスというと地下が多いけれど、ここは1階にある。階段がないだけでずいぶん気持ち的に楽だなあ。イスがフカフカで疲れなかった。色々よく考えてお作りになったんだろうね。よく見たら向かい側のイスは楽器のカホンだった。

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内山さんがお撮りになったマイルスの写真の前で、物まねをする原田芳宏さん! イカス〜、パイセン!(※原田さんは私の中学の先輩)

内山さんのマイルスの写真は、帝王の風格と同時に、人間としての息づかいや熱を感じる。誰もが近寄りがたい伝説のトランペッターが、確かにこの世に生きていて、一人の人として命を燃やしていたのだということをリアルに思えた。きっと内山さんは、マイルスの体と心のすみずみまでも熟知して、光と影に翻訳したのだろう。

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「原田さん、直立不動でここに立ってください!」とリクエストして撮影した写真。先輩に向かってすいません(笑)

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さあ、これからこのお二人のライブが始まるよ♪ 原田さんと小畑さんは、もう長年のおつきあい。もうお一人、アコーディオンの方が加わった三人で、PAN CAKEというバンドをやっていらっしゃるのだそうだ。そっちも見てみたいなあ。

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その前に腹ごしらえしないとね。つきだしの、チリコンカーン。ライブハウスでこんなに丁寧な手作りの料理が出てくると思わなかった。のっけから驚く。なんだかとっても、ちゃんとしてる。

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サラダと鶏スープ。おおお!? すっごく美味しい。なんだろう、この鶏スープの滋味深い味わい。優しくてきれいな味がする。洗面器いっぱい飲みたい。野菜も新鮮で食感が軽く、すいっと食べられた。

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アジアの香り蒸し鶏ごはん「海南蒸鶏」。

美味しい〜!! 某所の海南蒸鶏の専門店より美味しかった。ジャスミンライスを鶏スープで炊いたごはんだけでも美味しい。使われている鶏肉自体が高品質で味がいい。添えられたソースや、にんにく生姜ペーストとの相性抜群。

これが750円とはお値打ち。ランチタイムや、ライブのない日のディナータイムは、チャージなしで普通にごはん屋さんとして750円で提供しているんだそうだ。この辺の人、いいな。

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リハーサルちゅう。ここは席数が10ぐらいの、こぢんまりしたスペース。奏者との距離感がものすごく近い。普通にお話しながらライブの始まる時間を待ち、ライブ中のMCもかなりインタラクティブだった(笑)

こんなに楽しくてリラックスできるライブってないな。本当に楽しい気持ちを味わった。日常の緊張感がゆるゆる溶けていくのを感じた。そしてすごく笑った。

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演奏スタート! 本当に目の前! なんて贅沢なんだろう。

原田さんの柔らかなスティールパンの音が、心をトントンと叩き、気持ちをもみほぐしてくれる。何分か聴き続けると、脳内に心地よさが満ちて、酩酊状態になる。スティールパンの音といったら、究極の癒しの響きだな。

聞くところによると、奏者によって出る音が全然違うのだそうだ。原田さんの演奏するスティールパンだからこその、この酩酊感なんだろうなあ。クリスタルボウルに勝るとも劣らない世界。やばいー。

そして小畑さんのギターの超絶的なサウンド。ちっともドヤ顔じゃないのに、ものすごくハイレベル。

どんな曲も、豊かな情景をゆったりと描きながら、ディティールまで完璧に精神が行き届いている。すみずみまで気持ち良く、安心して身を任せたくなる音。一本のギターで、くっきりと音を際立たせたり、大きな森を描くような雄々しさを奏でたり。


ギターテクニックだけでも多才な上、アートを作ったり、家具を作ったり、手仕事的なこと全般をすごく器用にこなす方なのだそうだ。

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小畑さんがお作りになった、スティールパンのアート作品。普通の缶詰の缶とハリガネで作ったんだそうだ。すごい!(ご希望の方に販売もしているそうです)

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原田さんと小畑さんのサウンドが、真っ白いふわふわの雲のように私を包み、全身と脳内の緊張感がヌルッと溶けた。音楽のチカラは素晴らしい。幸福感だけで時間が過ぎていくということの奇跡。

特にこの店は、音がいい空間だった。「どうしてこんなに音がいいんだろう?」と誰かが言った。「きっとマイルスが良い音じゃなくちゃだめだって、魔法をかけているんだよ」と、返事した人がいた。誰だったかな。でもそれ本当かもしれないね。

「音は人なり」ってたまに聞く言葉だけど、演奏者も然り、店をやっている人も然り、そして観客自身の感覚や、シーンとの相性で音は変わる。今夜はきっと、そのすべてがごきげんだったんだろうね。

今日は私の大好きな、パット・メセニーの曲も聴けて嬉しかった。

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途中、原田さんが、スティールパンの解説をしてくださった。とにかくスティックをグニャングニャンにして柔らかな音を出すのだそうだ。コンニャクのように。

私もやってみたくなったなー。でもドレミが順番に並んでないんだって。難しそう。ドレミが順番に並んでる楽器でさえ演奏できないのに(笑) いいの。自分で叩いてポンと音がするだけできっと満足だ。

最高の、至福の夜をありがとうございました。原田さん、小畑さん、そしてオーナーの内山さんに感謝と愛を☆ それと、一緒に行ってくれた友人たちにも大きな感謝と愛を♡ いつもありがとう!

またここで、素敵なサウンドと、美味しいごはんに身を預けたいな。

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