自由が丘、ロクロナン。豚肩ロースのステックアッシュ。
自由が丘ロクロナンで、今年初のディナー!
今夜も石井シェフの絶品料理に完全にノックアウトされまひた。
そもそも今年の新年は、ロクロナンのおせちで始まった。ここのおせちを頼んで、大正解だった。お肉かなり多めで、和テイストなく、きっちりフランス料理のおせちなのがかっこよかった。今年はロクロナンに、もっともっと通い詰めようと思った。
経堂パクチーハウスの店長になった、我が友うっしぃを誘って、二人ディナー♡ 食べる気まんまん。「おなかすいたおなかすいたおなかすいた」と呪文を唱えながら、奥沢5丁目へと向かった。
席に座っただけで、ほっくり安心する。良いお店は大抵みんなそうだ。座った瞬間華やかな気分になるというパターンもハレの日にはあるんだろうけど、ふだん仕事のあとに友だちと食事するには、安心感のあるお店がいい。
今日のつきだしは、さくさくタルトの上にあったかいエビと冷たいキャビアがぶるるんと乗ってるものだった。美味しすぎる。パーフェクトワールド。しかも、さりげなくキャビアが乗ってたけど、キャビアですって言ってなかった。奥ゆかしいのう。
初っぱなから美味しすぎて、いきなりアクセル全開ですシェフ!!って感じです。雰囲気はほっくりだけど、料理は強気ですな!
「エスカルゴのヴォロヴァン」
この前まで、「エスカルゴのフリカッセ」だった料理が進化バージョンになった。クリーム多め、つけあわせのサラダ多め。やっぱりこのエスカルゴソースが美味しくてたまらない。エスカルゴ本体もプリッとして大ぶりで、こんな黒い丸いかたまりがなぜこんなに美味しいのだろうかと、ふと我に返ってしまった。
「グラ ドゥーブル リヨネーズ」
トリッパのお料理。こんなフワンフワンの厚みのある柔らかいトリッパは初めて。トリッパの繊維自体がふつうのより細かい感じがした。けっこう大ぶりにカットしてあるのに、口の中でもたつかず、フワフワとろりと溶けていく。ソースがまた素晴らしく、トリッパの持つ甘みによく絡んでうまみが増している。
「豚肩ロースのステックアッシュ」にもびっくり!
まず量がすごい。400gの豚挽肉のかたまり。ハンバーグみたいな形状なんだけど、スパイスがいい感じに効いていて、すごくオシャレです。つけあわせの野菜も、ありえないぐらい美味しい。こりゃあなんだ!!と叫びたい。叫んじゃったよ。
お肉はジューシーというより肉のかたまり。見た目より迫力のある味です。満腹感も一気に上昇。上に乗ってる京菜の炒め物がしみじみ美味しくて、こんなに美味しい野菜がこの世にあるのかと、神に感謝したくなりました。
「ホロホロチョウのもも肉のコンフィ」
うおおお、でかい! 手が乗ってる! 驚くほどジューシーで柔らかく、味の深いホロホロチョウでした。濃く深いのだけど、しつこくなく、上品で柔らかいのです。
つけあわせのポテトグラタン。
あいかわらず、つけあわせっていう量じゃありません(笑) 一品料理ぐらいの完成度と量。これはけっこうきっちり甘くて、スイートポテトのような味わいだった。カリッと焼き上がった表面に、スプーンをサクッと入れると、もうその時点で脳内にドーパミンが爆発する。やばい〜。五感に訴えてくる〜。
石井シェフのお料理は、とにかく口の中だけじゃなくて、全身が美味しさで満たされる。「私は今日このとき、生きていてよかった。幸せは今ここにある」と思った。幸せはいつか来るものじゃなくて、今日にだってあるのだ。そういうことを教わった。
うっしぃの頼んだ、「ムワールショコラ」。あつあつのチョコが出てくる。
「リンゴとバナナのショッソン」
予想を上回る大きさ。二人分はあるな。うき!
パンッパンにリンゴとバナナが詰まってました。石井シェフの愛を感じた〜っ。ありがとう、石井シェフ!
あまりにもおなかがいっぱいで、たった一口のチョコレートマカロンが食べられなくて、持ち帰りにしてもらった。満たされ感MAX超えた。
素敵な夜を、ありがとう♡ うっしぃと二人、のけぞるほど食べました。同世代の女性として、いろんな話ができて楽しかった。うっしぃは店長になって、仕事が充実していてとても良い雰囲気の女性になってきた。
いくつになっても人生は変わっていくね。変わらないものなど、一つもないのだなあ。そのことが、とても救いに思えるような夜でした。
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