神谷町、ニルヴァナム。東京タワーと南インド料理。
かねてから憧れのニルヴァナムにやっと行けました。しかもニルヴァナムのお隣のお店の方と。その方とは、自由が丘ソーワアイスの店長さんです!
ソーワアイスさんは、神谷町が本店。自由が丘の店長さんは、本店のお家のお嬢さんで、初の支店として自由が丘の地をご自分で選んだのだそうだ。
いつものように私がソーワアイスさんでアイスを食べながら、店長さんとおしゃべりをしていたときのこと。「本店が神谷町にあるんですね。神谷町といえば、ニルヴァナムっていう南インド料理屋さんに行きたいとずっと思ってるんですよ」とお話したら、「あら、そこはウチのお隣さんですよ。あんまり近すぎて行くのに照れてしまうぐらい(笑)ワジョリーナさんとだったら行きたいわ」と嬉しいお誘い♪
そこで、一緒にお食事をするといつも楽しくて美味しい食べ仲間のIさんも誘い、神谷町へ突撃することに。
上の写真は、キャラメルラッシー。甘くて濃かった。スイーツ的な美味しさ。
店長さんのおかげで、東京タワーのバッチリ見える良いお席をキープしておいていただけた。
内装も家具もゴージャス。座りやすい客席で、つい長居してしまう。
今日は3人だから色々食べられるぞ!
まずは「ラッサム」(タマリンドと胡椒の利いたスープ、南インドの家庭料理)を。カッコの中の文章はお店のメニューから引用。
美味しい! 出汁が利いてるというかなんというか。深みがあって穏やかなベースがまずあり、その上に辛みと酸味が喧嘩しないで乗ってる。
続いては、「ダルスープ」(マイルドなスパイスとハーブで料理されたレンズ豆のスープ)
うんまい〜〜〜〜!! ダルスープをこんなに美味しく作れる人、すごい。豆の味、スパイスの味、野菜の味が渾然一体となり、ポクポクとシチューのようにあたたかい味わいを生んでいる。ドンブリいっぱい食べたい。
「チキン65」(味付きチキンを焼き、スパイスとともに料理した一品)
飼育期間65日の鶏を使っているから65なんだそうだ。若い鶏のお肉は柔らかくて美味しいのう。ピチピチのお肌にはね返されるような感触。見た目ほど辛くなく、むしろ甘いぐらいの味付け。まわりにくっついてる生姜でさえ美味しくておかずになる。
「マサラ・ドーサ」(薄いインド風ライスクレープでポテトと玉ねぎの混ぜたものを包んだ料理)
美味しいーーー! ドーサの表面パリパリ感が良い。硬くなりすぎず、内側にはしっとり感さえわずかに残る。材料の配合と焼き方が上手なのかな。きちんとした薄焼き。
ドーサの中身を開けたところ。
じゃがいもと玉ねぎの具が大胆にドサッと入ってる。ドーサ自体も大きいし、中身も大胆な量。すりつぶし加減とか、水気を切った感じとか、スパイスの加減だとかが全部素晴らしい。
3人で分けて食べてやっとぐらいの量。でも美味しいからこれでいいのだ。
「パリップ・ワダ」(レンズ豆とハーブのパテ、ミントソース添え)
おおおお、コロッケのようにクリスピーな表面。中身の豆のぎっしり感。ミントソースとの合い具合。全部いい。
しかしこれは結構おなかに溜まる。前半戦で食べるなら、量に気をつけよう。
「ベイビーコーン・フライ」(味付きベイビーコーンをスパイスとカシューナッツと一緒に、強火で炒めた料理)
こっれも美味しかったあ。ちょっとココナツミルクの匂いのする揚げ衣。中身のコーンはいわゆるヤングコーンみたいな感じで香りと食感が良い。
カレーが届きました〜\(^o^)/
右の手前が、ベジタブル・クルマ(ココナッツベースソースの野菜カレー)
左側が、マラバー・フィッシュ・カレー(沿岸のケララ州から、伝統的な魚のカレー)
奥が、マトン・ビリヤニ(長い粒状のバスマティ米使用、マトン入りのスパイス、ハーブで調味されたごはん)
右奥が、ケララ・ポロッタ(ケララ州特有の層状に巻いたパン)
ベジタブル・クルマ。
どっしりとしたクリーミーで辛くないカレーの中に、気の利いた大きさの野菜が数種類入っている。野菜がほろ苦く、甘く、青々しくて美味しい。
マラバー・フィッシュ・カレー。
白身の魚がほろっとして美味。魚の旨みはカレーの中にかなり流出している模様。カレー自体に魚の旨みが回っていて美味しい。
「マトン・ビリヤニ」(長い粒状のバスマティ米使用、マトン入りのスパイス、ハーブで調味されたごはん)
長細いバスマティライスを使用。ベタッとしない仕上がりが美しい。中のマトンは2cm角ぐらいで大きめ。口の中でほろっと崩れる柔らかさ。
同席のお二人は、「けっこう辛さが後から来る!」と仰っていた。私はそんなに辛くは感じなかった。玉ねぎ入りの美味しいライタをバサバサかけて完食。
「ケララ・ポロッタ」(ケララ州特有の層状に巻いたパン)
クロワッサンみたいに層が重なっているパン。クロワッサンほど甘くなく、油も控えめ。表面がサクッとしている。
「パヤサム」(ミルク煮、南インドの伝統菓子)
甘くてあったかいデザート。紅いのはニンジン。甘いデザートの中で、ニンジンのほろ苦さが絶妙に合っている。
「ケサリ・バース」(ナッツをかけた甘いセモリナケーキ)
もっちりした食感。これも温かいデザート。かるかん饅頭のような感じ。スパイスの香りがアジアのお菓子を感じさせる。
食後は温かいチャイで。アツアツだった。
そういえば私たちが18時に入店したときは、誰もいなかったのに、いつの間にか超満員のおおにぎわい。店員さんも大忙し。でも声をかければ心からの良い笑顔で丁寧に接してくれた。
すっかり長居してしまったにもかかわらず、急かされるような感じは一切なかった。
帰り道、少し散歩して東京タワーを撮った。
東京タワーはいいね。明るいオーラで東京を照らしてる。
ニルヴァナムは、ランチも大評判だと聞いている。お隣さんからの情報によると、13時を過ぎてから行けばわりと入りやすいらしい。次はいつ行けるかと、帰宅後にスケジュール表を真剣に見てしまった私です。
一回ではとても収まらないぐらい、頼みたいメニューがたくさんあった。これからも繰り返し行きたい。
Mさん、Iさん、ご一緒させてくださいましてありがとうございました(^^)
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