骨董通り、南イタリア料理店。リストランテ・コルテージアの美食ランチ。
青山の骨董通りをちょっと曲がったところにある、リストランテ・コルテージアに連れて行ってもらいました。
青山通りから骨董通りに入り、コンビニのポプラを過ぎて次のカドを左に曲がったところですね。夜遅くに安売りしてる靴屋さんrev k shop のカドです。
間口は小さいものの、フロアに入るとゆったりとした客席が広がっていた。隣席との間隔も大きい。しっとりとして落ち着いた雰囲気。かといって堅苦しくもなく、楽な気持ちで過ごせた。
また、接客が明るく丁寧で、お店の人の笑顔が素晴らしい。何か聞けば丁寧に教えてくれるし、お料理が運ばれるリズムもゆったりとしていて良い。かなりここは気に入りました。
そして当然、お料理が美味しい!
ここのお店の料理は、南イタリア・プーリア地方のもの。ランチは「パスタコース」と、メインのつく「おすすめランチコース」の2種類があった。私たちは「おすすめランチコース」の方を。
パンが美味しい。ほんのり酸っぱくて、小麦の甘さが立っている。食事によく合う。
前菜とパスタとメインをそれぞれ選ぶことができるスタイル。
私が選んだ前菜は、ホタテ貝のカルパッチョ。バルサミコソースがサラダにもホタテにも軽く絡んでいる。シャッキリした香り。サラダは色んな種類の野菜が少しずつ。これは何だろう?と楽しみながら食べられる。
私の選んだパスタ。生ハムとカーチョカバッロのクリームソース リッチョリ。
リッチョリっていうのはイタリア語で巻き髪の意味だそうで。クルンとした形のショートパスタ。食感の良い薄さで、ピロピロした舌触りが快感。空洞が大きくしなやかなせいか、ソースと一緒にすくいやすい。
生ハムとクリームソースの塩気が、一歩間違えばしょっぱくなる手前で実に見事に止めてある。このクリームのコクと、生ハムの野獣感が非常にマッチしていた。メニュー名で想像するよりも、深い美味しさがある。ちょっと今まで食べたことがないぐらいの味。腕が良いのだな。
連れの人が頼んだパスタ。ペコリーノチーズと黒コショウのローマ風スパゲッティーニ。
美味しそう〜〜〜。この黒コショウの味が最高だったんだそうだ。味見させてもらえばよかった!
メインは地鶏の炭火焼きにした。
これがっ!美味ずぃ〜〜〜〜〜! 素材の良さ、味付けの良さ、焼き方の上手さ、すべてが完璧。皮がパリっとしていて、中身はジューシー。この肉汁の閉じ込めワザ、かなりの達人とお見受けした。
パスタ同様、塩加減はギリギリで強め。このぐらい塩気のある味が私は好き。飲み物がないと食べられないようなしょっぱさではない。単独で食べて美味しく、肉本来の味を強めている。
量的には軽いほうなれど、かなり満足度が高かった。それに、相当おなかいっぱいになった。
イタリアのお米をアルデンテに茹でてチョコレートで味付けをしたデザート。
お米をチョコレート味に!?と最初は思った。食べてみて納得。実に美味しい。言われて気がついたのだけど、麦チョコとかライスチョコレートと共通した発想だ。それよりずっと高級感があるけどね(笑)
たっぷり時間をかけて、ランチを楽しませてもらえた。人を見てリズムを測ってくれる、こういう店が好きだ。
非常に満足度の高いランチでした。皆さんにオススメ♪
また行きたいな。感謝☆☆☆