2011年。お世話になりました。
2011年が暮れようとしています。
今年は色んなことがありました。とりわけ私にとって、311の震災以降の価値観の転換、8月の父の死は、人生の中でも大きな境目になったように感じています。
皆さんにとっても、自分自身の根っ子と真摯に向き合う年になったのではないでしょうか。また、身近な人との共感、あるいは価値観の相違、遠くの見知らぬ人への思いを、こんなにもはっきりと感じた年もなかったのではないかと思います。
私としても、思わぬ人と心の距離が近づいたり、離れたり、まさかの展開が多かったというのが実感です。
そんな中、仕事だけはペースを崩さずにやらせていただけたことを、心から感謝しています。ひとえに皆さまのおかげです。ありがとうございます。
本当言うと、父が死んだら二ヶ月ぐらい休まなければ復帰できないかと想定していました。また、その前月にも、以前の自分だったら仕事ができなくなるようなつらいできごとがありました。それを乗り越え、ほとんどダメージなく復活できたことが嘘のようです。
おかげさまで、ここ数年は安定的なペースを保っています。それゆえ今の私の仕事には、明確な目標を目指したり、ゴールに到着したり、ということがありません。ただひたすら、お客様が要望くださったことに応じて、自分のペースを崩さず仕事を続けること。それだけが目標です。そういった意味では、今年は自分ながら上出来だったと思います。
もちろん自分の中で、努力目標としているポイントはあります。しかしその多くは、一生の目標であり、どこまでできたら完璧というものでもないとわかっています。なかなかに果てしなく、だからこそ際限なく面白い仕事です。
来年は、ちょっとがんばってみようかなと思っていることがあります。実現できたらご報告しますね!
今年すごくがんばった分、来年は花を咲かそうと思います。もしかすると今年だけでなく、今までずっとがんばってきた分、咲かせることができるかもしれないし♪
皆さん、来年は実り多く、良い年にしましょう。一人の人間の命の重さをこんなにも知り、一人の人間にできることが、こんなにもたくさんあることを学んだ私たち。きっと今まで以上に、命と時を大切に生きることができると思います。
それぞれの人が自分のペースで、収穫を多くする年になりますように。
良い年をお迎えください。