自由が丘モンド。大漁☆モンド風舟盛り。
月下美人の花が、一晩だけ咲いた夜の三日後。自由が丘モンド(mondo)のソムリエ田村さんが釣ったお魚による、モンドの舟盛りを堪能してきました。
このコースは、『完っ全予約制』。モンドさんは普段から予約制ですけれども、席さえ空いていれば当日予約でも行けることもあります。しかしこのコースは、超特別。
釣り人の田村さんが、どの沖へ何を釣りに行くというターゲットがまずあって、どんな釣果があるかは神のみぞ知るという世界。天然のものですから、何が何匹釣れるかは、いくらベテランでもわからないわけですよね。
先日、レジョナーレを食べに行ったとき、田村さんに「赤むつ釣りに行きますけど、食べます?」とポロッと聞かれた。即座に「食べます!」と答えた私。こういうときの反射神経だけは素晴らしい。「でも正直言って、必ず釣れるっていう魚ではないんです。もし釣れなかったらごめんなさい」と。
しかしたむっち、やってくれました! 本命☆赤むつゲットでーーーす☆*:.。.
千葉県銚子の先の、波先という沖で、早朝から釣り船に乗って釣ってきてくれました♪ 3時起きだったとか。ふんごい。
で、無事予定通り、昨夜二名様にて、釣り人たむっちスペシャルコースのスタートと相成りました。
つきだし。コルニーチェシェフの京大輔さんが相模湾で釣り上げた鰺とオレンジの冷たいフェデリーニ。
ひゃー!ビチビチに新鮮! 一本釣りのアジなんて高級過ぎて食べられないシロモノと思いますが、いきなりつきだしで出てきました。(驚)
もうそれはそれはしっとりとした吸い付くような舌触りで、筋トレしたてみたいな威勢の良さ。宮木シェフによる、オレンジの香り豊かな味付けも相俟って、極上の絶品に仕上がってました。←よくある言い回しかもしれませんが、これ大袈裟じゃないです(笑)
今日ご一緒させていただいたのは、モンド初体験のIさん。モンドのパンの芸術的な造作と、個性的な味わいに感激してくださいました。
鶏のガランディーヌ。根セロリとリンゴの細切りを添えて。
鶏肉を型に入れて整えた冷製の詰め物。臭みがないのに肉っぽさをしっかりと主張している。冷製ながら、脂が舌に残らずきれいに溶ける。ハイレベルだなー。
トリッパのトマト煮。
ガーン!!美味しい!! それなりのイタリア料理屋さんに行けば、よくある料理ですが、よそで食べたのとは全然違う。まずカットがやや大ぶりで、内臓にかじりついてるという迫力がある。
ガツッとかじった瞬間は、意外にしっかりした歯ごたえ。口いっぱいに満たして噛むうちに、弾力がじょじょにほどけ、当たるところなく飲み込まれていく。宮木料理は不思議なドラマが起きるね。
このトマトソースもねー、 味が深く濃いのにしょっぱくない。トマトの熟成した風味だけが封じ込められてる感じ。なにげにスゴイんです。
ポルチーニのタリオリーニ。
私がいつも、ポルチーニポルチーニきのこきのこきのこ言ってるからか、宮木さんがポルチーニめっちゃ入れて作ってくれた。
もうホント私はしいたけでもいいんですが、やっぱりポルチーニ美味しいです。最高です。山ほど入ってました(笑) ありがとうです。非常に良いバランスで乳化していて、絶品のソースでした。
真打ち登場。モンド風舟盛り!
全く驚くべきことに、全部の魚を異なる調理法で出してくれた。これだけの種類を、これだけのクオリティで調理して、同時に一皿で出すって、やっぱり宮木さんタダモノじゃないなーって感じた。一つ一つ、心から美味しかった。
赤むつのカマと身の炭火焼き。
赤むつの卵と香味野菜のポシェ。
鯵のコンフィ。
メバルのポアレ。
鯖の瞬間燻製。
カサゴのフリット。
そして、全部の魚のガラを使って煮詰めた濃厚な魚のスープ。
うあああああああ。
やばい・・・・・・。
プライスレスの感動です。そりゃそうです。市場では高額すぎて買えないような稀少な魚を、ソムリエ自らが朝3時から釣ってきてくれて、腕利きのシェフが一つ一つレシピを変えて調理して、前菜からメインまで流れを組んでベストの状態で出してくれたってことですから。
もしそういう背景を全く知らないとしても、文句なしに美味しい料理に違いないです。
特にこの赤むつの味は! 脂がじゅわーんと出て、身がふっくらとして、噛めば噛むほど味が出る感じ。こんなに美味しい魚、よっぽど運が良くないと食べられない気がする。
(この前、田園安斎では煮付けを食べた。幸運は続く。笑)
デザートは、桃のザバイオーネ。
ザバイオーネは、卵黄と生クリームを泡立てたソース。
このお皿は、真ん中がピョコっとへこんでいるので、実は見た目より大ぶりの桃がガブッと入っています。そこへ惜しみなく注がれたザバイオーネ。
舟盛りの感動の余韻も引けぬうち、また新たな感動が生まれました。
割ってみると、桃がまるまるっと、こんなですよ。立派な完熟桃。
お皿の底で、バニラアイスがそっと桃を支えていました。
感動の3時間半でした。そう、私たち気がついたら、3時間半もおしゃべりしながら食べてました(笑)
それが全然、間延びしている感じでもなく、弾むような気持ちで過ごせたのは、同席してくれたIさんとのお話が楽しかったのと、モンドさんの最大限の愛ゆえですね。
今日は文字通り、心のこもったお料理をいただいた。
田村さん、宮木さん、ありがとうございました。自由が丘にいて良かった〜&モンドに出会えて良かった〜と、改めて思う素敵な夜でした☆
季節により、旬の魚を堪能できる、釣り人たむっちスペシャルコースは、モンドに行って、「田村さん、今度いつ釣りに行くの?」と聞いてみると、予約できるかもしれません。すべてはタイミングなり。
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