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2011.08.06

どうしてこんなに美味しいの?フレンチの新店。自由が丘ロクロナン。

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自由が丘に、とびきり美味しいフレンチのお店が新しくできました。

名前は「LOCRONAN(ロクロナン)」。

フランスのブルターニュ地方にある、風光明媚な町の名前。その美しい景観にちなんで命名したのだそうだ。

料理の内容は、ブルターニュ地方のものに限らず、フランス料理全般を守備範囲としている。

まだネット上にも、ほとんど情報が出ていないぐらい生まれたてホヤホヤ。2011年7月24日にオープンしたばかり。2週間も経ってないのですね。オープン直後は大混雑だったみたいだけど、ようやく落ち着いてきたようだ。

twitterでたまたま情報を見かけて、オーナーシェフのブログをチラっと見た。なんとなくそれで、行ってみようかな?と思った。まだメニューさえ出てないけれど、良いお店なんではないかと。

ちょうど友だちのうっしぃが、自由が丘に会いに来てくれるというので、「新しいお店ができて、気になるから行かない?」と誘ってみた。

予想的中♪ 今夜のディナーは素晴らしかった。そして、この素晴らしい体験はこれからも続くのだろうというイメージも含めて幸せになれた。私はこの先、何度もこの店の青い扉を開くことになるだろう。いや、なりたい!

トップの写真は、本日のメイン。「豚バラ肉のピペラード」。フライドエッグ添え。

優に二人前はあって2100円。スパイスとハーブがきっちり効いている。脂身がすっきりで、きれいな味わい。形を残した煮込み野菜のソースがまたよく合う。ガッツリというよりスイスイ胃袋に収まる豚肉なんですよ。

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アミューズは、ソーセージをアメリカンドッグ風に揚げたもの。タルタルソース添えて。

空腹に効く〜〜〜。いきなり胃袋をわしづかみにされた感じ(笑) だって直球で美味しいですから。上質なソーセージで作られているからこその、わしづかみ感。

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「ナスキャビア」(525円)

どう考えても本物のキャビアは入ってない値段(謎)。茄子の身をほぐすと、種がキャビアのように見えることからナスキャビアというのだそうだ。

うんまい! ビネガーとオリーブオイルの風味が夏らしく爽やか。

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パンも自家製。硬すぎない、酸っぱすぎない、噛めば噛むほど味のある美味しいパン。皮のバリっとした部分が厚めで香ばしく、中は密度高いながらもふわっと柔らかい。よくできてるな〜。

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パンにつける豚肉のリエットとバターもたっぷり用意してくれた。

リエットっていうメニューも単独で出てるのに、こんなに出してくれるなんて、普通じゃないサービス精神のような気がする♪ 味付けの濃すぎない、肉らしい味のするリエット。フレッシュで保存食っぽくなく食べやすい。

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「山梨県東八郡 原田さんからのサラダ」(1260円)

どわわわわ! 山盛り!! 写真でわかるでしょうか? 4人分はあると思う。二人でガッツガツいただいた。

上に乗ってる肉っぽいものは、砂肝とハツのコンフィ。このコンフィ、柔らかく味付けが良く、サラダの味をグンと引き立てている。

基本のドレッシングをベースに、アンチョビソースも絡まっていた。恐ろしく美味しいオリーブの実や、下拵えバッチリのパプリカのマリネなど、さりげなく入っている。美味しすぎる!!

このへんで、どうやらこの店の値段がとてつもなくリーズナブルで良心的だということに気づく。ナスキャビアが525円という段階で、気づくべきだったわけですが。あちらも気前のいい量だった。

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「ピカルディ風フィセル」(1470円)

メニューを見て、どんな料理なのか全く想像つかなかったので説明してもらった。ここのメートルさんは、とても親切で優しい。気さくで何でも聞きやすい雰囲気の人。初対面なのに、遠慮なくあれもこれもと聞きまくってしまった。少しはにかんだような笑顔で、終始丁寧に説明してくれた。

ピカルディ風フィセルは、クレープ状の皮の中に、ハム、野菜、クリームソースなどが包まれているオーブン料理とのことだった。

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とりわけてみた。

なんっじゃこっれ。うっめー。

見た目から、「ラザニアみたいなもんなんじゃないの〜?」と軽い気持ちで食べ始めたら、今まで食べたことのないような味だった。

ハムの味が極上。クリームソースの、きめこまやかなモッチリ感が、舌の上でプリプリ踊る。表面はカリッと焦げ目をつけて、中身と対照的な食感が楽しめる。

メニューの中で前菜に入ってるのが不思議なぐらい、堂々たる美味。これ目当てでロクロナンに行ってもいいと思う。

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メインは、「豚バラ肉のピペラード」。フライドエッグ添え。(2100円)

トップの写真と同じものです。本当に、素材も味付けも量も値段も文句なしなんですよね。

さらに、心のこもった温かいサービスと、まだ新しい木材の香りのする、センス良い内装。完璧☆ 

そのうえっ! シェフがかっこいい! 最後に店を出るとき、見送りに出てきてくれて、「ほえ! こんな素敵な人が作ってくれてたんだ!」と、一瞬息が止まりそうになりました(笑)←反応しすぎ (^^;

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豚肉のあとに、続いて出てきたこの品。オープン記念で何かサービス品でも??と思ったら、豚肉のつけあわせなんだそうです。どっひー。また気前のいい。

立派なポテトグラタンとして一品料理で出せる味と量。じゃがいもって美味しいですよねえ。ましてや豚肉と一緒にだなんて。夢のようではありませんか。

もうもう、限界だ!!っていうほど食べました。しかしやはり、デザートは別腹です(笑)

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「ヴァシュラン」(630円)

8種類のデザートの中からこれを選んだ。もちろん名前からは意味がわからず。親切なメートルさんに聞く。生クリームとバニラアイスとスポンジケーキを凍らせたデザートとのこと。私の大好物の組み合わせ♪

甘すぎず、なぜかちょっと昔っぽい味のするアイスデザート。生クリームの凍った感じが、そうなのかなあ。それともバニラアイスの味が昔ながらの風味だからだろうか。いずれにしろ美味しい。心の奥にある記憶を引っ張り出して、郷愁とともに味わう感じがした。

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食後はカフェオレにした。うっしぃはエスプレッソ。

トリュフも一緒に出してくれた。このトリュフもとびきり上等。

ああ美味しかった。心から楽しいディナーだった。大好きな友だちと行けて良かった。お酒を飲まなかったのもあるけど、会計が二人で1万円も行かなかった(一人5千円弱)。感動。

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席はテーブルが2つで6席分、カウンターが7席。全部で定員13人。こぢんまりとした、落ち着く雰囲気です。定員少ないけど、全然狭苦しくない。ひろびろ余裕〜。カウンターもあるし、一人でも行きやすそう。

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ワインも色々あるみたいですね。(下戸なので詳細不明)

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外観はこんな感じ。中は見えないけど、ドアを開ければ明るい雰囲気。一瞬でホッとします。

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土日祭日のみ、ランチもやっているそうです。

前菜、スープ、お魚orお肉、デザート、コーヒーのコースで、2100円。安いなあ。そのうち予約取れなくなること確実ですね。

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まだネットにも情報が少ないので、データ書いておきますね。

フランス料理店「LOCRONAN(ロクロナン)」

定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)

営業時間:17時~21時30分(L.O)

土・日・祝のみランチ営業:11時30分~14時(L.O)

お盆は通常通り営業。

夜はアラカルトのみ。

住所:東京都世田谷区奥沢5-38-8 1F

電話:03-3721-2339

地図(Googleマップ)

ブログ:「ロクロナンブログ」

道順:自由が丘駅正面口を出て、ロータリー左奥の「東京三菱銀行」のカドを左折する。踏み切りを渡らず、右にそれて「パレットプラザ」「うどん千吉」のある道を進む。次の信号、「大丸ピーコック」のある四つ角を左折。そこが学園通りです。

「パリセヴェイユ」「ジュノエスクベーグル」の前を通過。東急大井町線の踏切を渡る。「ローソン」「葱屋平吉」「焼肉 漢江」の前を通過。「エネオス」のある、奥沢6丁目の交差点も通過。

「焼肉べこ亭」の向かい側。新聞販売店の左隣にある、茶色っぽいオレンジ色のタイル張りのビルの1階がロクロナンです。自由が丘駅から徒歩6分程度。

バスで行く場合は、渋谷駅発、田園調布駅行きの東急バスで、学園通りの「奥沢6丁目」バス停で下車。バスを降りて、奥沢6丁目交差点を渡るとすぐです。

みんな行ってみてね〜。私もスッゴク行くから(笑)

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