自由が丘リストランテ・マッケローニ。5000円のおまかせコース。
自由が丘の人気イタリア料理店、リストランテ マッケローニに初めて行きました。
私が行ってみたいと話したら、常連のKさんが連れて行ってくれた。
予約時に食べられない食材を伝えて、あとはおまかせのワンコース。5000円。完全予約制で、メニューのないレストランなのです。わくわく。
予約が取れないことで有名だけど、意外に空いている日もあるみたい。まずは電話してみるのが吉ですね。諦めたらアカン!(笑)
席はカウンターのみの10席。全席禁煙。席間隔ゆったり目でした。
花も絵もチラシも何一つないシュッとした空間。かなり私好み。私の仕事場もそうだけど、何もない空間が好きなんですよ。
このお店の大きな特長は、シェフがたった一人で切り盛りしている点。隅々まで掃除が行き届いた、何一つむだのないキッチンの中で、きびきびと料理なさる様はカッコイイの一言!
前菜。赤ピーマンのムース。
蟹肉がモリモリ乗ってる。赤ピーマンはどちらかというと私の苦手な食材なのに、おかわりしたいぐらい美味しかった。
爽やかさと甘みがちょうどいいバランス。座った瞬間から感じてた通り、このお店はセンスがいいなあ。
たこのカルパッチョ。水茄子とアイスプラントと。
一つ一つの食材がとびきり美味しい。しかしシェフは全くもったいぶることなくさりげなくサービスしてくれる。
こちらが心から美味しい顔で食べていると、すごく嬉しそうにしてくれた。なんというか、良い料理人さんだなあ。
オナガダイのソテーをホタルイカのトマトソースで。
ふぉ〜〜〜!たまらん!旬のホタルイカをこんなオシャレなソースに仕立てるなんて、心憎いばかりでございます。
ちょいピリ辛。ちょい甘さも残しつつ、オナガダイの白身の味を引き立てる。
白貝と旬の野菜のガーリックソテー。
塩味とガーリックが適度に効いていて胃袋にキュンと来た♪
こういう気の利いた味のものをこれぐらい適量ずつ出してくれるというのは、とても親切だと思う。
名前を聞き忘れたけど、タマネギのスープだったと思う。
いやしかしタマネギにしてはハーブのような香りもしたし、穀類ぽくポッテリもしていた。あんまり他では食べたことのないような個性のある味。実に美味。
考えてみると今までの一皿一皿が、全部それぞれに独立した味の世界を持っている。場面が次々に転換するお芝居みたいで、飽きることがない。
おなかが空いていた私たちは、かなりハイペースで食べていた。それでも手持ちぶさたに感じることもなく、良い流れに身を任せることができた。
「まだあるの!?」というぐらいの多種多皿ながらも、すべての量がちょうど良く、おなかいっぱいになりすぎることなく最後まで美味しく味わえた。
フォカッチャと丸パンとグリッシーニ。
フォカッチャとグリッシーニは最初から提供されて、丸パンは途中でアツアツのものを出してくれた。食事のおともにちょうどいい味加減。これぞレストランの味。
タケノコとサルシッチャのトマトソースをからめたショートパスタ。
ショートパスタの名前を聞いたのに忘れてしまった。真ん中がふくらんでいて両端がすぼまっているツイストしてない手打ちパスタ。真ん中が噛み応えあってシコシコして楽しく、すぼまってるところは柔らかく、変化があって面白い。
タケノコも今が旬。さっきのホタルイカのソースもそうだけど、イタリアンで、こんな風に日本的な旬の食材を取り込むセンスが素晴らしい。何の違和感もない。タケノコなんて本当に食感良く苦みなく上手に煮てあった。
なにげなく入ってるサルシッチャの味がまた非常に美味しくて、この人はどうしてこんなに手間暇をかけられるんだろうか?というぐらい丁寧。
まだまだお料理が出ます(笑)
桜エビとキャベツのリゾット。
激ウマ。コクのあるチーズの味がたまらない。ポロポロっとしたお米の食感が小気味良い。煮すぎてない感じ。
極めつけ。
鴨肉のフランボワーズビネガーソース添え。ホワイトアスパラガスと。
SUGEEEEE! 柔らかく、最適に熟成されていて、噛むと1枚ごとに幸せが広がる。なんという贅沢な良い時間。
これだけのクオリティでこんなに多皿で5000円とは。倍の値段でも惜しくないぐらいの味。単純に考えてお得なんだけど、安いから行く店ではなくて、美味しいから行くお店だと思う。
別料金で、いちごのジェラートとアイスエスプレッソも頼んだ。
いやあ、頼んで良かった!とても美味しい〜〜。いちごの味が濃い。
アイスエスプレッソは写真がうまく撮れなかった。ほんのり甘みがあって飲みやすかった〜。豆の味が上質。
心から満足のディナーコースでした。シェフ、Kさん、ありがとうございました!
ここはグルメの友だちを連れて少人数で静かに行きたい感じです(^^) 明日、次の予約を入れます(笑)