田園安齋、出汁が決め手のとろろ鍋。
またおじゃましました。尾山台の田園安齋。今回はお友だちのあやこさんご夫妻と私という3人で♪ 新婚さんのお二人と会話を楽しみながら、田園安齋の絶品のお料理をいただくという素敵な夜になりました(^^)
上の写真は、鴨肉と菜の花辛子あえ。鴨肉の味が濃厚で、ピリッと味つけされた菜の花とよく合い、肉食獣の我々の肉ゴコロが満たされました。
突き出しは、ハスの明太子あえ。もうこの時点で普通じゃない美味しさが始まっている。
胡麻豆腐かぼちゃクリームあん。口当たりがすべらかで、ねっちりとしたねばりつき加減が体感的に素晴らしい。大将が五感を研ぎ澄ませて、絶妙の火加減で練り上げた感じが伝わる。
上にかかったかぼちゃと生クリームのあんが、ミスマッチなのに最高のコンビネーション。最初からこういう料理があったんじゃないかと思うほどよく合っている。でもここでしか食べられないのよね。不思議。
蟹の煮こごり、ほたて添え。蟹がギッシリ!!ほたてが柔らか〜〜〜〜。この甘すぎない味加減と、柔らかくも歯ごたえのある絶妙なほたての煮加減。プロ中のプロ。
今日はカウンターに座ったら、お刺身のつまが乗ったお皿が最初に来て、そこへさばきたてのお刺身をスイスイっと大将が乗っけていってくれた。
このイカの透明感!ものすごい! 「生きてるみたいですね」と私が言ったら大将が「生きてるよー」と言ってイカをポンと軽く叩いた。本当にまだ生きていて、ウニョっと動いた。びっくり!!
二品目のお刺身は、一本釣りのかじきまぐろ。ヤリで突いて捕獲したカジキなのだそうだ。こんなに味が濃厚で身がしっとりとしてきめの細かいカジキマグロ、生まれて初めて食べた。あまりの美味しさに、あやこさんの旦那さんが「うむむむむむ」と唸っていた。
さより。シコシコとした良い食感。清らかなお味。
鬼かさごの刺身。肝つき皮つき。こんな高級魚が次々に出てくるこの店は一体なんなんだろう!! めっちゃ美味しい〜〜〜。とびっきり新鮮。
このへんであったかいものでお腹をあっためて、ということで、かぶら蒸し。最高の出汁に、白身魚はなんと髭鱈(ヒゲダラ)入り。これも超高級魚。私は初めて食べました。
臭みは全くなく、魚のうまみ、食感、香りがひたすらふわふわと体の中に入ってきた。極上の体験です。
ハイここで肉も! 牛すじ煮込み、食パン添え。以前もいただいたけど、やはり絶品。とろとろに柔らかい牛すじは、赤身の肉の美味しさと脂身のコクが見事に合わさっている。
じゃ〜〜〜〜ん!! とろろ鍋! うわああああ最高!! 一見、雑炊のようにも見えますが、田園安齋の極上のお出汁に、すりおろしたとろろと、ふっくら炊いた銀杏が入ってるものです。
この出汁が決め手。あとはとろろと銀杏だけっていうんだけど、どう考えても自分で作ったって、こんなふっくらした仕上がりにはできません(笑) 大将のお料理のワザがすごすぎる。
私はこのお料理、かなり感動した。食べ終わってからふと思い出したんだけど、私とろろは苦手な食材なのだ。そんなことすっかり忘れるぐらい美味しかった。本当に忘れてた。
とろろ鍋をよそったところ。こんなにふんわり〜〜。
手ごねの五色薩摩揚げ。今日も絶品! 一緒に添えられたお芋は海老芋だったかな?
今日のシメはネギトロ巻き。こう来たか〜〜〜。ネギトロの量がすごい。でも全然しつこくなくて、いい脂がのってる。
今日はメニューに「すしもあります」と書いてあったから気になっていたのよ。大将は鮨職人としての経験も長いのだそうだ。今度にぎりも食べさせてほしいな♪
鮨だけでなく、以前いたお店ではフグやスッポンや懐石料理も料理していたのだそうだ。一体何者なんだ大将!! 底知れぬチカラとセンスを持つ人ということは確かだ。
何度行っても驚かされる美味しさ。また来月あたり行って探求を続けなくてはなるまい。
たいへんごちそうさまでした☆
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