なぜか鞍馬山を登ることになった。
貴船のあとは、清明神社に参拝して早めにホテルに戻るつもりだったのですが、タクシーの運転手さんに「京都へ来てもここまではなかなか来る機会ないから、鞍馬寺もセットで行く方が多いんですよ」と聞いて、なんだかとっても行かないともったいない気がしてきました。
言われてみれば、6〜7年前に初めて手に入れたクイントエッセンスがサナトクラマで、そのときから「鞍馬山ってどんなとこなのかな。いつか行ってみたい」と思っていたのでした。
し、しかし、私にとってこんなに過酷な登山になるとは!! 事前に下調べしていたら絶対行かなかったと思いますーーー。
ケーブルカーがあるので、普通の人ならケーブルを降りてから10〜15分ぐらいで頂上の鞍馬寺に到着するらしいのですが、何しろ普段全く歩かないこの私。なだらかな坂から普通の階段、急な階段と続く500mの道のりが、永遠に続く苦難の道に思えました(笑)
休み休み、ゆっくりと歩いて30分はかかったでしょうか。タクシーの運転手さんが親切に全部ついてきてくれて、「あと少しですよ。いくらでも休みながら、ゆっくりでいいから行きましょう」と声をかけてくれなかったら、絶対に途中で引き返していたと思います。
この運転手さんがまたしても私が旅に出ると必ず出会う「不思議運転手さん」で、朝落ち合ったときに私が「今日はとても体調が悪くて5分と歩けません。できるだけ歩かないコースでお願いします」と言ったのにもかかわらず、鞍馬山に行ってみましょうと誘いかけるという謎の人(笑) しかし結果的にきちんと登れたのですから、運転手さんのおかげとしか言いようがありません。
正直言って、ケーブルカー降りた場所で「あと500メートル(徒歩10分)」と書いてあるのを見て、「絶対無理だと思います!!」って言ったんだけど、「やめますか?ご自由に」とは一言も仰らなかったんですよね。私が仕方なく動き出すのを、微笑んで静かに待っていてくれました。あれだけ私がやる気ゼロになってるのに引っ張って行こうと思ってくれた運転手さんは、「誰かのお遣いの方ですか!?」と思うほどです(笑) 感謝。
おかげさまで鞍馬山頂上で猛烈なグラウンディングを完了できました。何も下調べして行かず、行ってみて「ここはすごいグラウンディングスポットだ。日本全体を押さえている重しなのかもしれない」と感じたのですが、家に帰ってネットで調べてみたらやっぱりグラウンディングの名所として有名な場所だったみたいです。
とにかくすごかったです。自分のエネルギーが地球の核までスーッと降ろされているいるような感覚を味わいました。ビツクリ。「こんな大事な場所、誰でも入っていいんですか??」と思うぐらい神聖な場所でした。本当に行ってよかった。
途中にある、水琴窟の生音が聞けるお堂「巽の弁財天」は、皆さん鞍馬寺参拝の機会があればぜひ立ち寄ってください。素晴らしい音色でした。普段、CDで水琴窟の音をよく聞いていますが、やっぱり生音は格別な波長の高さでした。
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