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2010.03.23

響舞2010「カピュムとパピュム」本番。

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ケルンでおやつ用のパンを買いつつ、川崎市アートセンターに到着。新百合ヶ丘駅から歩いてすぐだった。

劇場前の横断歩道を渡ろうとすると、向こうから響塾生(Breavo-paraの選抜クラス)の先輩たちが歩いてきた。「オーッ、ワジョさんおはよう!」と元気な声で話しかけられる。えへへ、嬉しいな。

塾生の皆さんは、第二部のプログラムの通し稽古のために午前中から来ていたみたい。これからみんなでお昼ご飯を食べに行くと言っていた。

私たちカピュムとパピュムのチームは、午後から通し稽古。簡単なケアとストレッチをしてから、本番さながらに歌い、朗読する。

カピュムとパピュムは、楠瀬先生の作った歌が4曲入った朗読劇。70分ほどのプログラムを、約40人の生徒たちで上演する。

内容は、世界で一つしかない、雲に昇れる島「マピュメミュパマ」が舞台。カピュムとパピュム、そしてその友達のペピャムピピャムの3人が、スーフィーフーフィーおばあちゃんの響きのボールを取り戻すため、マリチュラチュチュラという山にある、ヤムギマムギモムギという森の中の、大きな魔女の大木を目指して出発する。というお話。

登場人物の名前は難しいけど、お話はおとぎ話のようにシンプルで明快。ピュアな気持ちが呼び覚まされる。

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舞台に椅子が並べられた。楠瀬先生の指示でみんなが動く。舞台の上は、マピュメミュパマ。みんな島の住民になった気持ちでここに上がる。

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客席は195席。満員御礼でした! 見に来てくださった皆様、ありがとうございました。

舞台から見ると、客席のてっぺんまで意外と人の顔がよくわかった。そうかー、普段役者さんたちから客席はこんなふうに見えているんだなあ。

通し稽古が終わると、30分後には本番スタート。みんな本番が一番うまくできた。

私は「パラ・ボール」という短い曲を歌う6人のメンバーの一人に加わっていたのだけど、実はこの曲、リハーサルでは一度も成功しなかった(笑) それが本番では見事成功! 奇跡だわ〜。これぞBreavo-paraマジック!

自分の担当の2個の台詞も、どうやら間違えずに言えた。ただ少し声が遠くまで届いていない気がしたので、より一層遠くまできちんと届く声を作ることを今後の目標としたい。

あっという間の70分だった。楽屋に戻ると、みんなありがとうを言い合って、喜びに満ちた顔で泣いたり笑ったりしていた。

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引き続き第二部「咲き誇れよ、桜」のステージは、カピュムとパピュムチーム全員で客席に移り、鑑賞させてもらった。木花咲耶姫のお話。

さすがに塾生の先輩たちはうまい。ソロパートも含む本格的な歌と、男女混合でビシッとした振り付けも完璧。かっこいいなあ。本気で感動した。

塾生の方々はこの舞台のために合宿まで行い、綿密に準備を重ねてきたのだという。

お客さんたちも最後までしっかり見ていってくれたようだ。貴重な休日に来てくださり、本当にありがたい。私も思わぬ方が来てくださり、花束までいただいてしまい、躍るようなサプライズが起きた。心から嬉しい。


(つづく)

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