夏バテ気味の自分をリセットするために、自由が丘の漢方ヘッドスパ&ボディケアの専門サロン、CASPA(キャスパ)に行ってきました。
こちらはもともと恵比寿に2店舗ある美容室(NuudsとBeige)がルーツ。ヘッドスパ部門が大好評で、独立したヘッドスパ専門店を新たに作る目的で、自由が丘に誕生したのだそうだ。
ワジョルームにおいでになったことのある方は、きっとここの前を通ったことがあるはず。
駅のほうから学園通りを進み、ABCマートを過ぎて、次の信号の先の割れチョコ「チュベ・ド・ショコラ」の隣。コンクリート打ちっ放しでシンメトリーの真新しいビル。そこがCASPAのあるColesso自由が丘。
デザイン性が高くて目を引く建築ですよねー。ワジョルームのベランダからよく見えるので、ビルが建てられ始めた頃から「何ができるのかなあ?」とワクワクして見守っていました。
完成後、スパができたと知り、こんなに近くにスパができてラッキー!と思ったものの、仕事が終わるのがいつも夜の9時過ぎなのでなかなか行けなかった(笑)
今日はたまたま仕事の前に時間が空き、やっと予約♪ ついに憧れのColesso自由が丘に足を踏み入れることができた。
建物の中に一歩入ると、真っ白で立体的な空間の真上に澄んだ青空がスコーンと広がっていた。ウハ! かっこいい! まるでこの建物自体がアートみたい。オシャレな作りの階段を上がるだけで心が躍る。
2階の右側のドアに向かうと、とびきりの笑顔の女性が出迎えてくれた。この人がCASPAのマネージャーで、私の予約したコースを担当してくれるオバラさんだった。
「お部屋は3階になりますのでどうぞ♪」と案内され、上へ上がると青い空がグンと近づいてきた。まるでリゾート地に旅行に来たような気分。ここは本当に自由が丘なんだろうか?
構造的に周辺の住宅地が見えすぎず、ここだけのために特別に切り取った空間が存在するように感じられる。やっぱりこれは体験型のアートだな。
3階の扉を開けると、真っ白なメゾネットタイプの部屋が広がっていた。本当は住居用に設計された空間を、セラピー用の個室として使用しているのだそうだ。
下世話な話だけど、家賃めちゃくちゃ高そう・・・。3人家族で住めそうなぐらい広いし、生活感を感じさせない美しいデザイン。完成度がハイレベル。なおかつ、隅から隅まで全く隙がないほどきれいに掃除されている。
私自身が掃除マニア&空間に気持ちを込めるタイプなので、どんな場所に行っても、その空間に対してオーナーがどれだけ大切にする思いを込めてメンテナンスしているかを察する感覚が多少あるかと思う。
ここは確実に、特別な気持ちを込めてメンテナンスを欠かさず、丁寧に守られてきた場所だ。この場所に身を置くだけで、守ってきた人たちの「愛」が私のたましいに届いた。そういった空間は、きっと誰にとっても居心地がいいことだろう。
ここにたどり着くことができて、なんて幸せなんだろうかと思った。まだ施術もしてもらってない段階で、確信的にそう思った。
お部屋全体に、さりげなく清潔感のある香りが漂い、BOSEのきちんとしたサウンドシステムでスパサウンドのCDが流れていた。ちょうどかかっていたのが、私の持っている大好きなCDでびっくり。かなりピンポイントで私好みなサロンだな〜。
最初のカウンセリングは、メゾネットの上の階(4階)で行われた。真っ白な階段を上がると、手前にベッドタイプの施術台、中央にカウンセリング用のテーブルセット、奥にヘッドスパ用と思われる椅子タイプの施術台が置かれていた。
左奥に大きなガラスのドアがあり、コンクリート打ちっ放しのバルコニーが広がっている。ここから入る光がとても大きくて、部屋全体が明るい気に満ちていた。
バルコニーはバーベキュー大会ができるぐらい広い。小さなシンクもついていて、バーベキューやる気まんまんな仕様になっている。「まだやったことないですけど」と、オバラさんが笑っていた。
オリジナルブレンドの苦くないセンブリ茶をいただきながらカウンセリング。ナツメが入っているせいか、ほんのり甘くて飲みやすい。
現在の体調や、施術の希望などを細かくお話する。キャスパで使用しているオイルは漢方の生薬が調合されており、その日の体調により「木、火、土、金、水」の五行のオイルの中から適切なものを選んでもらう。
最近特に眠りの浅い私。オバラさんが選んでくれたのは「火」のブレンド。ラベンダーの香りのオイルに、アンズ種子エキス、ドクダミエキス等の生薬を配合したオイルだ。
エステのカウンセリングっていつも、どうしても体調の悪さや日頃の悩みをお話しすることになるから、なんとなくドヨーンとしたり、情けない気分になったりしがち。でもなぜか、オバラさんと話していると全然そんな気持ちにはならなかった。
彼女の明るさや、人としての大らかさ、強さのおかげかしら? あそこが悪いここが悪いと話していても、ポンポーンと明るい気持ちで全部受け止めてくれる底抜けの包容力を感じた。とても魅力的な女性だ。
私が予約したコースは、「翡翠ストーンボディ120分」。温めた翡翠石と冷やした黒石を交互に体に当てて、そのあとハンドで揉みほぐしてもらうオイルマッサージ。
以前、一度だけ旅先のホテルでホットストーンセラピーをしてもらったことがある。そのときに、石の力強さと、人の手のぬくもりを交互に感じられる、リズミカルな施術が心地よかったことを思い出して予約した。
「本当はフットバスのあと施術に入るのですが、今日はお暑いのでシャワーを浴びてからになさいますか?」と言ってくれた。おお、シャワーがあるんだ。ぜひぜひとお願いした。
シャワーのある施術室は3階にある。階段を下りて突き当たりのドアを開くと、またまた驚くべき美しい空間があった。
広〜〜〜〜い! ここに住めるじゃん。こんな広い施術室、なかなかないわ。白とベージュを基調とした落ち着いたコーディネイト。上の階の明るさとはまた違った、間接照明を用いた柔らかい波長が心地よい。
奥のシャワールームでゆっくりとシャワーを浴びて、ほわっほわのバスタオルで体を拭き、ベッドにうつぶせになる。
普通のエステのベッドより少し大きめで寝そべりやすい。しかも、かつてないほど弾力があって柔らかい。硬いベッドだと腰が痛くなることがあるのだけど、ここではそういうことがなかった。敷かれているタオルもほわっわほわで最高の感触。普通のタオルではない。
その上このベッドは電動式になっており、高さを調整したり、施術が終わったら座る姿勢まで背中を持ち上げてくれたりするのだ。すごいー。ハイテク。
うつぶせになって一息ついた頃、測ったかのように良いタイミングでオバラさんが来てくれた。
まずは脚から。ホットストーンと冷たい石が、ツルンツルンの感触で肌に当たる。痛すぎず、ちょうど良い加減でリズミカルに施術が進む。脚から腰、腰から背中、背中から肩へ。
部位によって力の加減を私好みに変えてくれている感じ。最初からずっと思ってたけど、この人はものすごく察しのいい人だ。そして察しのいいことを偉ぶらない。こういう人、大好き。
ある程度の手順は決まっているのだろうけど、お決まりの施術とは全く別次元の、「今こうしてほしい」という思いに応えてくれる人だと思った。ほとんど会話することもなく、全くのおまかせなのに。
うつぶせの次は仰向け。再び脚から上へ進む。最後のデコルテとヘッドのマッサージは、スペシャリストならではのワザを特に感じた。そうなのよ〜、キャスパはヘッドスパが看板のサロンなの。今度ぜひともヘッドスパのコースをお願いしたい!
夢のような時間を過ごし、物足りなさも全くなく終了。ああ〜〜〜、気持ちよかった!! なんだか時間の流れがゆるやかになったな〜。心まで溶けたわ。まさにリラ〜〜〜〜ックス。
漢方のオイルは体にぐんぐん吸収されてべたつかない。ほとんど拭かなくても気にならないぐらいサラッとしている。香りも自分でクンクンしたらわかるけど、いかにもエステに行きましたという匂いがプンプンするわけでもなくさりげない。
着替えを済ませて上に戻り、もう一度センブリ茶ブレンドをいただく。体に良さそうで美味しいわ。おみやげに買えるとのことなので1袋(約千円)お願いした。
オズモールのリラクサロン予約を利用すれば、私が受けた「翡翠ストーンボディ120分」が、通常18900円のところ13650円で予約できます。
60分のプランなら、通常9450円のところ5800円なんだそうです。信じられないぐらいお値打ち。しかも初回だけでなく二回目からもこのお値段で受けられるのだそうです。通いたくなりますね〜。
良心的なお値段であること以上に、内容的な価値でこそお薦めしたいサロンです。ここはもう本当に非常にお薦め。
オズモールのリラクサロン クチコミ総合ランキングで、2009/8/22現在3位にランクイン中!(昨日は2位でした) かなり評判になっているようですね〜。予約が取れたらラッキーかも!
ワジョルームにおいでになる前後にいかがでしょうか? ワジョルームから徒歩1分です。ただ、CASPAに先に行ってからワジョルームに来ると、ワジョルームのボロっちさが目立つのだけが心配・・・。こちとら築20年なもんで・・・(笑)
「ブログに書いていいですか?」とお聞きしたら、「ぜひぜひ! ワジョリーナさんのご紹介でしたらサービスしますよ♪」と言ってくれた。
オズモールでネット予約もできるから便利ですよねー。皆さん、行ってみてください。私もリラクゼーションのため、月に一度ぐらいは必ず行きたいと思っています。