資生堂パーラーの洋風おせち。
今年の我が家のおせち料理は、資生堂パーラーの洋風おせち。父が奮発してくれました。
昨年までは毎年、武蔵小山の洋食店ヤナギヤの洋風おせちを頼んでいた。しかしなんとヤナギヤが高齢のため閉店してしまった! 非常に残念。ここのおせち、本当に美味しかったんだ。ビーフシチューや鮑、ローストビーフなどが丁寧に作られていた。
少しでも近い物を探せとの厳命が下り、ガツガツ検索した結果、資生堂パーラーにたどり着いた。
ビーフシチューは入ってないけど、鮑とローストビーフが入ってるよぉ。ちょっと値段がヤナギヤの2倍だなって感じなんすけど・・・。こんな高級なおせちを頼むのは初めてよ。どんな味がするんだろう。
12月30日に届いたときには冷凍でカチカチに凍ってた。これを冷蔵庫で丸一日寝かせて、元旦に室温で3時間ぐらい放置すると解凍完了。
このおせち、ザ・ガーデン他あちこちで売っていた。楽天で探したら飛騨高山のマキアージュというお店だけで売っていた。
そこはただ単に販売代理店だと思うんだけど、飛騨高山から届いたもんだから、うちの両親が飛騨高山で作ってると思い込んでしまった。「合掌造りでおばさんたちが作ってんだな」としみじみ呟いていた。まあそういうことにしておこう・・・。
プラスチックだけど十分にきれいなお重が三段。すでに全部カットしてきれいに並んでいる。ビニール袋から出して切って並べたりする手間がないのね。高級なおせちは違うわあ〜。
壱の重は、伊勢エビのマヨネーズソース、蟹のテリーヌ、穴子のトマト煮、わかさぎの甘酢。お料理の名前は、私が勝手にわかりやすい名前に翻訳しました(笑) 本当は伊勢海老のショーフロアとか穴子のニソワーズとかいうんです。
さっすがに美味しかった。変な言い方かもしれないけど、見た目よりもっと美味しい。蟹のテリーヌなんか特に蟹とホタテの味がジュワーっとにじみ出てきてお上品だわ。
伊勢海老もマヨネーズ控えめで海老の甘みがしっかり感じられるし、穴子は軽いトマトソースにニンニクやスパイスの風味がマッチしていていいお味。わかさぎも酸っぱすぎず、甘すぎず、骨まで柔らかくて食べやすかった。
弐の重は、鴨のテリーヌ、生ハムのドライいちじく添え、鮑のワイン蒸し、スモークサーモンチーズロール。
こちらの段はけっこう濃い味。ワインなど飲みながら食べるように味付けされてるのかも。でもお酒が飲めなくても美味しい。鮑が柔らかくて食べやすかった。
参の重は、ローストビーフ、キッシュローレン、仔羊のグリル、栗のフランセーズ。ローストビーフも仔羊もいいお肉ですね。思ったより量的にも多かったし、食べ応えある。栗のフランセーズはマロングラッセを栗きんとん風にした感じ。深みのある良いお味。甘党の両親がとても気に入っていた。
全体的に、冷凍とは思えない豊かな風味だった。一つ一つ丁寧に作られているし、味がしっかりしていて食べ応えがある。4人で食べて、3回分ぐらいあると思う。それぐらい濃厚。うちでは元日の朝、元日の夜、二日の朝の3回に分けて食べる。
ちょっとお高いけど美味しかったです。洋風おせち、今後も色々食べ較べてみたいですね。
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