皆さんにお薦めしたい掃除本ベスト6!
昨日はお誕生日祝いのメッセージをたくさんありがとうございました! いくつになっても誕生日は嬉しいです。いい一年にしまっす!
今日は約束通り、私が感銘を受けた掃除本のご紹介をいたします〜。
一番最初に読んだ掃除本は、2000年に出版された「「捨てる!」技術 (宝島社新書)」辰巳渚(著)だったでしょうか。世の中にこういうジャンルの本があるのか!と興味深く思ったものです。
その後、Dr.コパや李家幽竹さんの風水の本をずいぶんと読み、整理整頓道に目覚めた私。
2001年に始めた一人暮らしをきっかけに、部屋をピカピカにするようになった。部屋をピカピカにすると家の中の空気が美味しくて、呼吸ごとに幸福を吸い込んでいるような感じがした。
一人暮らししてたときの部屋は少し広めで収納も多く、家族の邪魔になることもなく一日のいつでも自由に掃除ができた。そのおかげで実家に戻るまでの約4年間、ずっときれいにしていられた。
もともと実家は一日2回ぐらい掃除する家だった。流し台に洗い物がためてあることはコップ一個さえ許されず、リビングのテーブルの上には何一つ物を置かず、お風呂とトイレは使うたびに掃除する。
生まれたときからこれが当たり前だった。普通の家の流し台には、洗い物が何時間か放置されることがあったり、洗ってからすぐにフキンで拭いてしまうのではなくて水が切れるまで置いておくことがあるなんて、想像もしていなかった。
リビングのテーブルの上に常にリモコンや調味料や新聞雑誌が置いてある家が多いということも驚きだった。
でも自分の部屋はけっこう散らかっていた。子供のときから本やレコードばかり買っていたし、カセットテープにラジオやテレビの音を録音してあちこちカセットだらけ。ぬいぐるみをチョー並べるし、絵を描いたり色紙や画用紙でオブジェを作って勝手に飾ったりしてた。学校や近所では大人しいけど、家では常にテンションの高い娘だったのだ。
テンションの高さに応じて部屋は散らかり、本人は好きな物に囲まれて幸せだったが、家族には不評だった。お前のいる場所だけガラクタ屋みたいだと言われた。
だから本質的には私は几帳面だとか片付け上手だとかではなくて、散らかし放題なタイプなのだ。でもよく考えてみると、うちの家族はみんなそう。すごく散らかして、すごく掃除する。
今も私は、すごく散らかして、すごく掃除している。水場の掃除は必ずする。でも自分の部屋の掃除はしょっちゅう追いつかなくなる。それが何年分も重なって、先月までのような汚部屋状態に発展していた。
一応、物の住所は決まっているのだけど、すべてが容量オーバー。だから体にぶつかってあちこちの物が崩れまくる。物理的に狭すぎ。今の私の占有スペースは、一人暮らししてたときの4分の1ぐらいだ。
「あ〜、抜本的に片付けないとな〜」と思い始めたのは、今年の春ぐらい。その頃から改めて、掃除本を読み始めた。読めばなんとなくモチベーションが上がる気がしたから。
モチベーションは上がったけれど腰は上がらなかった(笑) 結果的に色んな掃除本を読む時間を得た。いいんだか悪いんだか。
その中で特に感銘を受けたもの、読み応えのあったもの、面白かった本を書きます。
1)「ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門」カレン・キングストン(著)、田村明子(翻訳)
スピ系整理整頓本のバイブル。スペース・クリアリングにより、身の回りの澱みをなくすのが狙い。部屋を3×3の9マスに分けて、その場所を司る運気を上げる。
片付けられない人の気持ちがリアルに伝わってくるような描写のあとに、片付けた後の「なぜもっと早く片付けなかったんだろう?」という達成感・爽快感が伝わってくる。
「掃除しなくちゃダメ」という上から目線ではなくて、「迷わないでもう、片付けてもいいんだよ」という安心感をもたらす書き方が優しい。かなり、掃除する気満々になれる一冊。超オススメ。きっとこの本を友達に配りたくなります(笑)
2)「お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし」金子由紀子(著)
大掃除よりも、日々の生活習慣に焦点を当てた本。片付かない人と片付いている人の違いは、ほんのちょっとの発想の違いと習慣の差によって生じている。
習慣の矯正よりも、発想の転換が語られている部分に注目。この考え方に共鳴すると、自然な気持ちで片付けられるようになります。
100円ショップの収納グッズを活用するよりも、必要のない物は省き、本当に好きなものにはある程度の金額をかけてもセンス良く暮らすという主旨に、インテリジェンスを感じました。
3)「片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術」池田暁子(著)
イラストレーターの池田暁子さんが、仕事場兼自宅の汚部屋を片付けるまでの道のりを、マンガでレポートした内容。かわいらしい絵柄で、心が和む。マンガだからアッという間に読めるのも良い。
片付けの実況中継ぶりが、片付けられない人にありがちな台詞や発想を行ったり来たりしていてリアルで笑える。自分にも心当たりがあるからだろう。達人の指南本とは一線を画した存在。なぜか不思議とやる気になれる。
同じ著者の「必要なものがスグに!とり出せる整理術!」も、セットでお薦め。部屋が片付いた後は、引き出しや家具やクローゼットの中身の整理じゃぁぁ!!(←今ここ@わたし)
4)「片付けられない女魂」夏目♀(著)
これは読み物としてとても面白い。迫力ある汚部屋っぷりが堂々と写真で掲載されている。妙齢の女性がここまでやるとは、かなりの度胸。ライターとして素晴らしい姿勢。
視点、文体、表現力、すべてが個性的で魅力的。著者本人の男勝りのキャラクターを軸に、父親をはじめとする周囲の登場人物のやらかすこともいちいち一癖あっておかしい。
最後にはホロリとする告白もあって、グッと心を掴まれてしまった。この女に惚れた。
5)「悪運をリセット! 強運を呼び込む!! おそうじ風水」李家幽竹(著)
普通にきちんと項目立てて、わかりやすく書かれた風水のお掃除本。一つの教科書として参考にしやすい。
6)「ツキを呼ぶ「トイレ掃除」―宝くじ当選!理想の人と結婚!赤ちゃんができた!」小林正観(著) (マキノ出版ムック)
これはハードカバーではなくて79ページのムック本。
ビートたけしをはじめとする、さまざまな有名人のトイレ掃除秘話や、トイレ掃除を地道に続ける一般の人の生活実感あふれる体験談など、テレビのバラエティ番組を見ているような気持ちで楽しく読めました。気楽な読み物としてお薦め。
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今回は以上です。また面白い本が見つかったらご紹介しますね。それにしても掃除本て、タイトルにビックリマークが多いですね(笑) 何かこう、意気込みを伝えようとしているのですかね。それとも励まし?
年末の大掃除シーズンの前にぜひ掃除本を読んで、気持ちの準備をなさってみてはいかがでしょうか。
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コメント
ワジョ様、こんにちわ。
昨日もお誕生日のお祝いコメントをのこした?つもりが、送信できなかったようで消えていました(-_-;)
あらためて、♪おめでとうございます♪
「片付けられない女魂」夏目♀(著)
こちらは、本屋さんで目が合ってすぐに買って読みました。本当に読み物としておもしろく、時に笑ったり時にホロっとさせられますよね。。
「ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門」カレン・キングストン(著)
こちらは、以前ワジョ様にご紹介をいただき、すぐ探して読みました。
読んで、納得したはずなのに、どうして私はまだ重い腰をあげないんだろう・・・と自分がダメ人間のように思えて悲しくなります。
必ず今年中に手をつけて、新しい気持ちで過ごせるよう頑張ります。。
投稿: nanako | 2008.11.19 10:34
こんにちは、お誕生日おめでとう!掃除からのスタートとは、何んだかまた躍進の年になりそうですね!
掃除がマイブームというのは奇遇にも私もなのです!私は「捨てる技術」シリーズの「暮らす技術」を読みましたがな。
きっかけは、仕舞った場所が思い出せず見つからなくなったこと。前までは物が沢山あっても探し出せたのに、探しても見つからない悔しさとイライラで、荷物を整理し始めたんだけど。そしたら、なんだかもっとすっきり暮らしたいなあと思うようになって。
物の量って、部屋の容量は基本だけど、自分自身の容量ってあるなぁと思ったよ。前はどんだけ持ってても循環させるパワーがあったけれど、今は物にそこまでパワーを使わなくなってしまったから、捨てるべきかなって思えた。
ワジョりんが、スッキリ片づいた後で、生活にどんな変化があったかとっても興味あるなぁ。また機会があったら報告聞かせてくださいねん。
投稿: ゴン | 2008.11.19 11:18
nanakoさん
どうもありがとうございます!
気持ちが持ち上がっても行動に移すタイミングを
つかむのが難しいですよね。
nanakoさんにピカピカの新年がやってくるように
お祈りしています!
ゴンさん
どうもぉ〜〜〜ありがとう!
そうねそうね、自分自身の持ち物の容量、あると思います!
実際今まで、あることを忘れて放置してたんだから
全部捨てたって平気なんだよねえ・・・。
私いつも、部屋の大掃除すると、一時的に体調を崩したり
毒出しみたいな現象が起きるのね。
今もちょっとそんな感じ。体中から痛みが(笑)
これを乗り越えたらいいことあるかも♪
投稿: ワジョリーナ | 2008.11.24 02:16