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2008.09.13

軽井沢2日目。セゾン現代美術館。

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美味しいモロッコ料理でパンパンになったお腹を抱えて、次の目的地セゾン現代美術館に向かう。

カフェ・ドゥ・モロッコからセゾン現代美術館までタクシーで約20分、3700円。

タクシーの運転手さんに降ろされた場所は、バス停前の道路端。「こんな小さい入り口?」と一瞬戸惑うような門構え。そんな自動車一台分に少し足りないぐらいの間口の、鉄さび造りの扉をくぐると、一瞬にして清流の流れる森林の世界に変わる。

このアプローチ自体がアートなんだろうなあ。なだらかな坂を一歩ずつ進むごとに、小川のせせらぎが耳に近くなる。すごい。本物のせせらぎだ。やっぱりせせらぎの音のCDとは違うな。当たり前か。

木々の緑に午後の日差しが降り注ぐ。豊かな緑の香りが漂ってくる。夢のように美しいわ。自然なんだけど、きちんとお掃除が行き届いていてゴミ一つ落ちていやしない。あまり人も入ってこないし、意外と虫もいない。森林浴に最高の場所。

庭にはイサム・ノグチなどの立体的なオブジェも配置してある。めちゃくちゃ絵になるねー。ベンチに座ってボケーッとしてるだけで、とても心が満たされた。入館する前に既に「ああ、ここへ来て本当に良かった」と思った。

現在の展示は「多様性の起源 1980年代コレクションから」。「ポスト・モダニズム」「ニュー・エクスプレッショニズム」などという言葉が流行っていた時代の作品。

アンディ・ウォーホル、ヨーゼフ・ボイス、ジャスパー・ジョーンズ、マン・レイ、横尾忠則、大竹伸朗etc. 名前を聞いただけで時代がズンズン遡る。見覚えのある作品もちらほら。

でも「懐かしい」とは違う感情。どちらかというと「あの頃と何も変わっていやしない」という気分かなあ。相変わらずアートは輝いていて、相変わらず私はボンヤリしてる。この距離感が変わってないんだな。

館内は意外にこぢんまりした二階建て。ほぼ貸し切り状態で、自分の見たいペースで回れた。最後のロビーに大仕掛けの立体作品が。電動モーター式で車輪が回って、鍋や太鼓をランダムに叩いて鳴らすの。呆れるほどくだらないけど面白い。

演奏時間のタイムスケジュールが書いてあって、その時間が来ると制服姿の初老の警備員さんが無言でテーブルタップの電源を入れて演奏スタートするのよ。んで、10分するとまた無言で警備員さんが電源を切るの。

5人ぐらいのお客さんが見ていて、スイッチが切れて静かになったら、思わず全員吹き出してしまった。くだらなすぎる!(笑) 狙ってやってるとしたらすごいなあ。当然狙ってるんだろう。

ミュージアムショップでカードやファイルなど好きなものをいっぱい選ぶ。あー楽しかった! こんないい美術館のある軽井沢は素晴らしいね。

(つづく)

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コメント

こんにちは あまのじゃきです^^
いつもいつもおいいしそう!
読むだけで伝わってきます。
今回の旅行はひとり旅なんですか?
いいですね~。
今月末、友人とお伊勢さまにいってきます。
江原さんの本を読んで少し勉強しました。
サッカー日本代表の願掛けです(笑)ぷぷっ^^

投稿: あまの | 2008.09.13 16:25

あまのじゃきさん
いつもコメントありがとうございます
今回は一人旅なんですよ。
広〜いベッドに横たわったとき、誰かがここにいればと
思わなくもなかったような気もしないでもないような・・・(笑)
お伊勢さんにいらっしゃるのですね!
私も来月参拝します

投稿: ワジョリーナ | 2008.09.19 01:59

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