軽井沢1日目。ラ・ターブルでフレンチのディナー。
サイプレス軽井沢のメインダイニング、ラ・ターブルはカジュアルな雰囲気のフレンチレストラン。
地物の野菜や食材にこだわったコースとのこと。
3室ほどに分かれていて、私が通された部屋は30人ぐらいの人が入れる部屋だった。明るい時間帯なら、窓の外に緑が見えるそうだ。ファミリーのお客さんも多く、けっこうにぎやか。
内容的には、前菜、スープ、メイン、デザート、コーヒーor紅茶。バケットは食べ終わると次々におかわりを持ってきてもらえる。
この日のお料理は、前菜が魚介のマリネとカリフラワーのムース。スープがグリーンピースの冷製ポタージュ。メインは4種類の中から選ぶことができて、私は「信州和牛ロース肉のグリル」を選んだ。デザートはパルフェバナーヌ。最後にあったかいミルクティを。
全体的に素材に力強さを感じた。いい素材なんだと思う。野菜は野菜らしく、魚介は魚介らしく、お肉はお肉の味が色濃かった。
魚介のマリネとカリフラワーのムースは、甘エビ、ウニ、サーモン、ホタテ、ツブ貝?と、トマト、枝豆にコンソメのゼリーがかかっていて、お皿の下にカリフラワーのムースが敷いてある。
カリフラワーのムースがほんのり甘くクリーミーで良いお味。魚介にまぜて食べるとマドモワゼルになった気分ですワ。魚介も鮮度が良くて爽やか。上等なお刺身のよう。
私は体質的にウニが食べられないので、予約時にそのことを伝えてあったのだけど、ウニが入っていたのでウニ抜きに取り替えてもらった。
特にクレームという気持ちでもなく、ウニに気づかないで半分ぐらい食べてしまったあとだったので、量が増えて良かったなぐらいに思ってたんだけど、ちょっとここに書くのを憚られるほどのサービスをしてくれた。それも黙ってしてくれていた。なんと奥床しいのでしょうか。ありがとうサイプレス軽井沢。
メインの4種類は私が選んだ牛肉の場合は追加料金が2800円だった。他には、「鮑のステーキ 酸味のあるバターソース」を選ぶと追加2400円。追加なしのメインは、「本日の鮮魚のポワレ 白ポルト酒とオレンジのソース」、または「榛名豚のムティ ムータルドソース」。
信州和牛ロース肉のグリルは、りんごを食べて育った牛のお肉なんですって。脂身っぽくなくて赤身の部分。この赤身がなかなかいい。良い意味で獣の血の味だ。もうちょっと量があるともっと良かったなあ(笑)
一口食べれば野性的で、後味は清冽。最後に鼻を抜けるのは、りんごのような甘い香り。りんごを食べて育ったからってりんごの味はしないだろうけど、ソースの味かしら?
デザートのパルフェバナーヌは、バナナ尽くしのデザートプレート。バナナケーキ、バナナアイス、そしてチョコレートのマカロン。見た目にもかわいらしくて気に入った。
前菜とともに供される温かいバケットは、ワサビと松の実をすり下ろしたものをまぜたオリーブオイルを浸して食べる。これがけっこう美味しくて、私は相当おかわりした。バケット1本分ぐらい食べたかも!
私はお酒を飲まないので、フレンチでも次から次に持ってきてほしいタイプ。こちらのレストランは、たいへんタイミング良く次のお皿を持ってきてくれて心地いい。おそらく100人ぐらいのお客さんが同時に食事をしているのに、よく見ていると思う。
サービスしてくれたスタッフの皆さんの笑顔が良かった。「おやすみなさい」と声をかけてもらい、気分良くお部屋に帰る。
エステと温泉で癒され、美味しいフレンチでおなかを満たし、この日はシモンズの巨大ベッドで深く深く眠った。
つづく
PS
一日目だけでこんなに長文になってしまいました。この後どうなるのでしょうか(笑)
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