« 半年待ち、300人待ちの公的抑圧。 | トップページ | 山村ようこさんは、ただいま夏期休暇中です♪ »

2006.08.23

一生忘れられないご馳走、鎌倉山のローストビーフ。

Dsc0397701
Dsc0397901
Dsc0399803 Dsc0398002
レストラン鎌倉山横浜関内店に行ってきた。

ここのローストビーフが美味しいというのは、10年以上前からクチコミで何度も耳にしてきた。最高の外食の代名詞のように、その名が口にされるのを、私が聞き逃すはずがない。

それゆえに、ものすごぉ〜〜〜く気になっていた。にもかかわらず、ずっと縁がなくて行けなかった。それが今回、友だち(まーたん、Sさん、ゴンさん)からのお誘いで、突然行けることになった。神様からのご褒美?

ちょうど先週のメントレGで、渡辺正行さんの大好物3品の中の一つとして紹介されてましたね。

感想を一言で言うとすれば、一生忘れられないようなご馳走であった。美味しすぎて椅子が倒れた。(思考停止状態で私がドカーッと立ち上がって倒した。お店の人が直してくれた。すいませんです・・・)

いくつかあるコースの中から、私が選んだのは、「鎌倉山特選コース・2コース」(9450円)。内容は、盛合わせオードブル、スープ、特選和牛ロースのローストビーフ 、季節のサラダ、焼き立て仏蘭西パン、デザート&コーヒー。

私以外の3人のメンバーは、「鎌倉山特選コース・1コース」(6300円)をオーダーした。合わせる気のない私。だっていっぱい食べたかったんだもん〜♪

鎌倉山が全部で6店舗ある中、横浜関内店は他店よりもお値段が安くなっている。私が頼んだコースは、本店だと12600円だ。本店は庭園なども楽しめるようだから、雰囲気の違いなのでしょうか? 行ったことないからわからない。

横浜関内店は、ビルの地下だから景観は特に何もないけれど、日本大通り駅から徒歩1分という好アクセスであり、石造りのテーブルや豪華な椅子がリッチな気分を味あわせてくれる。

まず最初に出てきたのが、盛合わせオードブル。内容は日によって毎日違うとのこと。今日は、お刺身がアワビ、スズキ、ホッキ貝、ホタテ貝。それにハマグリのオーブン焼き。1コースのほうは、アワビがない代わりに牛刺しだった。

アワビは食べ慣れないので、残念ながら私にはこのアワビがどんぐらいのレベルのもんなのか判断できんかった。たぶん今までの人生で2回ぐらいしか食べたことがない。

「魚介類によく合います」と出された赤いソースは、トマトベースの爽やかな味。私はこれよりもワサビ醤油のほうが好み。江戸っ子でぃ!

ホッキ貝、ホタテ貝のお刺身は、飛び切り美味しかった。特にホタテの大きさには驚いた。甘くて甘くて、噛みしめるほどに味が出る。こんなホタテは食べたことがない。ホッキ貝も、特有の香りがして、うまみが強かったなぁ〜。美味しい。

ハマグリのオーブン焼きは、薬味を乗せて焼いてあり、磯の香りと薬味の味と、ハマグリからジワジワ出た汁がバカウマだった。

次はスープ。ヴィシソワースです。真ん中に浮いているのはゼリー状のフォンドヴォーだったのでしょうか。裏ごしの加減が少し粗めで、あえてじゃがいもの質感を活かしているようでした。あんまりオニオン系の香りはせず、じゃがいも直球勝負な感じの味。こういうのもいいですね。

1コースの人にはスープがつかないので、お味を説明するために、「普通のヴィシソワースよりもポテッとしてるよ」と言ったら、一瞬の沈黙ののち、「ポテトなだけに、ポテットって言いたいのぉ?」と、まーたんに静かにつっこまれました。いや〜ん、もっと早くつっこんで!

そのあとは1コース2コースともに共通メニュー。ただし、2コースのほうがお肉の量が微妙に多めだった。2コースはお肉が150グラムと聞いた。1コースはそれよりも30グラムぐらい少なめに見えた。少しの差だけど、ワジョ的には多いに越したことはない!

お肉の前に、焼き立て仏蘭西パンと、季節のサラダが出てくる。サラダは私の守備範囲外なのであまり記憶にない。ごめんなさい。普通のレタスだったかな? 仏蘭西パンは、アツアツでとても美味しかった。皮が薄く、硬くなくて食べやすい。
Dsc0398703_1
Dsc0399601Dsc0400204
Dsc0400605

さあそして! いよいよお肉!!

ジャジャジャジャ〜〜〜〜ン!! と言わずにはいられない。鼻の穴がホヒホヒと広がってしまいそうな良い香りとともに、お肉が登場。私たちの席の真横のカウンターで、シェフが大きなかたまりを切り分けてくれた。3キロぐらいあるかたまりを、約1時間半もオーブンで焼いたのだそうだ。

お肉は日によって産地や部位が異なるとのこと。今日は宮城県産牛のリブロース。中トロぐらいのちょうどいい感じの脂身だ。お肉を切れば切るほど香りが充満してくる。うぉぉぉぉぉぉ!!! 早く食べたいよぉ〜〜〜。

「写真を撮ってもいいですか?」と聞いたら、シェフが断面をこっちに向けてくれた。どうですか、このお肉の写真の美しさ。高級なお中元のパンフレットみたいっすね。(自画自賛)

ローストビーフは、丸ごとポテト、人参のグラッセ、クレソンとともに、お皿に盛られて供される。ソースが2種類あって、グレービーソースかにんにく醤油ソースの、どちらかを選ぶ。私とSさんはにんにく醤油ソース、ゴンさんとまーたんはグレービーソースを選んだ。西洋ワサビをその場でシャシャッとスライサーで細かく切って、添えてくれる。

それでね〜〜〜これが、写真で見る以上に美味しいんですよ!! 想像できますか? できませんよねっ。今日のみんなも、食べる前に散々いい匂いをかいで、見た目にもそそられて、期待いっぱいで口に運んだわけですが、全員が「思った以上に美味しい!」と叫びました。

要するに、今まで食べてきた牛肉という概念からは、予測のできないレベルの味なんです。最高に美味しい牛肉というのはこうやって食べるものなんだーっと教えてもらった、そんな気分。師匠、ありがとうございました。誰が師匠なんだ。

メンバーの中で、まーたんだけは以前に他の支店で食べたことがあったそうで、「鎌倉山を食べた日は、あまりにも美味しくて眠れなくなった」と言っていた。その気持ち、よくわかる。私も今、眠れない。

もう本当にトロトロに柔らかくて、お口の中でチュルルンととろける。レアレアのお肉だけど十分に熱が入っていて、臭みなど1ミリもない。うまみ!うまみ!コク!肉汁!ジョバー!!ですよ。

これだけ脂身が乗っていても、後味はスーッとお肉の良い香りだけが残る。飲み物などで脂を流さなくても全く平気。いくらでも食べられそう。

ちなみに追加だと、100グラム2000円だそうだ。この味を口にした後にその値段を聞くと、あまり驚かない。まあ、これだけ美味しければそれぐらいするよね〜と思わされる。

お肉を食べている途中で、まーたんが急に爆笑した。私があまりにも幸福そうな顔をした一瞬を目撃してしまったんだそうだ。お肉を口に入れた直後、「今までワジョのそんな顔は見たことがない」というぐらい、すごいイイ顔をしたんだそうだ。そうなんー? 自分じゃ見れないよ。

しかしお肉が残り一口、二口ぐらいになった頃には、惜別の表情になってしまった。これは自分でも自覚があった。「寂しいよぉ、お肉がもうなくなっちゃうよぉ」と言ったら、「子どもみたいなこと言わないの!」と全員に叱られた。うぐー。

世にも幸福なお肉の時間が終わり、デザートタイムに入った。デザートはワゴンで運ばれてきて、好きな種類を2〜3種類選べる。本当は2種類までなのかも。「特別ですよ」とコッソリ言われた。

Dsc0400906
Dsc0401307
今日のラインナップは、キウイフルーツのケーキ、抹茶と小豆のケーキ、青森産小玉西瓜、マンゴープリン、レアチーズケーキ、沖縄産黒蜜ゼリー。

私は、抹茶と小豆のケーキ、青森産小玉西瓜、レアチーズケーキを選んだ。レアチーズケーキが特に美味しかった。さっぱりしていて、きめ細やか。甘みが抑えられていて、食後にはぴったり。ワゴンの大きなボウルごと食べたいと思ってしまった。いかん。発想がデブ過ぎる。

ゆったりと約2時間、楽しい時間を過ごせた。まごころの感じられる接客も含めて、素晴らしいお店。

「美味しかった〜〜〜。明日のランチもここに来たい」と言ったら「ぜひお待ちしております」とお店の人に言われた。はははは。明日はこれないけど近いうちまた来ます。必ず。

ランチだと、コースで2630円から食べられる。オードブルの内容が少し変わる程度(お刺身ではなくてスモークサーモン等になったり)で、お肉のグレードは特に変わらないのだそうだ。日によってサーロインになったり他の部位になったりするとのこと。はっきりとは仰ってなかったけれど、ディナーのほうが部位的に良いところを出しているというような雰囲気だった。(確証なし)

今度はランチを食べに行って、違いを確かめてこなくちゃですね。研究熱心な私。もしかしてダイエット中だったかも。

|

« 半年待ち、300人待ちの公的抑圧。 | トップページ | 山村ようこさんは、ただいま夏期休暇中です♪ »

コメント

やばい・・、写真を見たら究極にまた食べたくなってしまった。やっぱりローストビーフだよ、ワジョリン。
まさに『とろける』だよなぁ。うーん、またコース食べたい。やばーい、ほんとに食欲のスイッチ入ってしまった。うまい=高いだね。

投稿: まーたん | 2006.08.24 01:06

まーたん
んねっ! 心から美味しかったよね〜〜〜。
今日もずっとローストビーフのことを考えていたよ。
激しくヤバイ。

投稿: ワジョリーナ | 2006.08.24 05:34

いつも以上の超長文だったということは、それだけに感動した味だったのですね。
僕は帰省中、茄子やタマネギばかり食べていました。

投稿: あおき | 2006.08.24 09:33

わじょわじょ〜。
これさ、ほんとに口に入れてみないと分からない美味さだよね。
ほんっと、とろけて・・・うまくて・・・。
店を出た後も、幸せそうにデジカメで撮った写真を眺めるわじょわじょを思い出して微笑んでいます。
またいこー!

投稿: S | 2006.08.24 11:33

私もずーっと行ってみたいと思っているだけど、まだ行ったことなかったの。
そんなに美味しいんだっ!!
さっそく行かなくちゃだわ~~。詳しいレポートさんきゅう。

投稿: パトラ | 2006.08.24 17:22

あおきさん
全くその通りです(笑) 
あまりの感動に、長文化してしまいました!
茄子や玉ねぎはインド料理にして食べたいですね。

Sさん
うはははは。
そうそう、デジカメで肉を回想しちゃいましたね。ウットリ。
今日も自分のブログの写真を凝視してイメージトレーニングしてました。

パトラさん
うん、とっても美味しいよ!
パトラさんも好きそう〜。
ぜひ行ってみてね(^^)

投稿: ワジョリーナ | 2006.08.25 04:04

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 半年待ち、300人待ちの公的抑圧。 | トップページ | 山村ようこさんは、ただいま夏期休暇中です♪ »