地ものの魚にこだわった、三浦海岸の回転寿司。

三浦海岸駅を出て、改札の正面に湘南信金のあるバス通りが見える。その道を左手にまっすぐ進む。海のほうへ向かって行くことになる。ローソンや三浦藤沢信金のある通りです。

オリジン弁当のちょっと先の右側に、水色の建物がある。そこが回転寿司 海鮮 三浦海岸店だ。駅から徒歩３分ぐらい。

三浦海岸周辺で美味しいお店をネットで探していて見つけたお店だ。以前、歌王（母）と二人で行き、あまりの美味しさに感激したことがあった。「都内でこんな回転寿司があったら誰も放っておかないね〜」などと話していた。

場所柄かタイミングか、私が行ったときは２回とも混んでいなかった。50席ぐらいの中規模店だ。ネットの情報によると、平日のランチが人気で行列しているとのこと。500円で食べられるランチをやっているらしい。

日曜日だったのでランチセットはなくて、レギュラーメニューのみだった。

このお店は三浦魚市場の仲買人が経営していて、旬の地魚にこだわりがあるんだそうだ。黒ムツ、生サバ、カワハギなど、とびきり新鮮で味のいい魚が揃ってる。もちろんマグロも！

写真は上から、
1）カマトロ　525円
2）中トロ・えんがわ（ニコニコセット）315円
3）大トロ・ぼたんえび・イカ（大三元）525円
4）地生サバ　210円
5）きも付きカワハギ　315円
6）かに椀　315円

見ての通りの新鮮さ。どのネタもみずみずしく食感が良い。回転寿司にありがちな、半分凍っちゃってるまま出てくるなんてことはまずない。今さばきたての魚をキリッとにぎりました！という感じだ。

こんなピカピカのサバを生で食べられる回転寿司なんて、ないでしょう？　あまりに新鮮で、いつも食べてるサバと違う魚みたいな気さえした。臭みが全然なくて、白身の清冽さはビントロのようで、血合いのコクはカツオのよう。これが210円だなんて〜うれしい。

マグロは、カマトロ・中トロ・大トロと食べた中で、カマトロが一番私は好きだったかな。脂身が乗ってて最高！　　

大トロ・ぼたんえび・イカがセットになった大三元は一番人気のメニューらしくて、ほとんどのお客さんが何度もオーダーしていた。

確かにこの大トロは本物。回転寿司にありがちな、「大トロっていうけどこれ白っぽい赤身なんじゃないのぉ！？」というのとは全然別世界。間違いなく本まぐろの脂身のカタマリみたいな大トロ。２カンなら735円。安っ！

イカがしっとり柔らかくて、都内のカウンター寿司でもなかなか食べられないようなクオリティだったのが印象的。私は特にイカが好きなわけではないけど、これだけ美味しいと感激する。

エンガワも風味豊かで美味しかったぁ〜。エンガワは私の大好物。いつも都内で食べている、真っ白でヘニョっとしたのとは品物が違う。少々厚めで、迫力さえ感じるような存在感。エンガワ独自の香りと味がしっかり伝わってきた。これがエンガワだよなあ。エンガワはこうあるべきだ。

きも付きカワハギは、新鮮な白身にコクのあるきもが付いて、これが合わさることで強力にうまくなっている。本当にここのお寿司は、白身も味がしっかりしていて美味しい。なおかつ、きも付き。とても贅沢です。

かに椀は、真っ二つに割られた大きなカニがドカっと乗っている。脚も甲羅も肉がたっぷり入っていて、これをほじくって食べるのが幸せ。ダシ用で身のないカニとは違います。これが315円て、何か間違ってるんじゃないかと思う。安すぎる。

ほかにも、黒ムツ、アジ、いわし、ネギトロ、まぐろのかぶと煮などいただきました。まだまだ食べたい物はあったんだけど、満腹でギブアップ。かぶと煮がすごい量なんだよ。ゼラチン質と肉がたっぷり入っていて、山盛り315円。参った。

都内の回転寿司を食べ飽きた人には、ここまで足を伸ばしてほしい。アナザーワールドを体験できます。一般的なカウンター寿司よりも美味しいネタが揃ってますよ。