カブキチだった大学時代を思い出した同窓会。
昨日は新宿小田急ホテルセンチュリーサザンタワーのバンケットルームで、 和光大学荒木繁ゼミの合同同窓会に出席した。30代から50代の卒業生が、荒木先生を慕って一堂に会する会。83歳を迎えられた先生が、前回お会いした6年前よりもずっとお元気でホッとした。
荒木先生は私が卒業した年の次年度で定年退職されたので、同窓会に行くと私の世代は最若手。しかしながら、40代50代の先輩たちの若々しさ、意欲、輝きには驚くばかり。職業を通じて社会のための活動を一生懸命なさってる方々が多い。
各テーブルにマイクが回ってきて、一人一人が近況報告をした。私はマイクが回ってくる前にテーブルで「今は手相カウンセラーやってま〜〜す」と言った時点で、先輩たちに「なあにそれ、占い?」(いや、占いじゃなくてカウンセリングなんです・・・)「顔見ただけで裏も表も全部わかっちゃうの? キャー見ないで!!」(全部なんてわかりませーん!!)とのリアクションを受けて、皆さんに一体どう思われるのか不安にもなった。
しかし意外にも全体に好意的に受け止められ、「面白いねー!!」「今度行っていい?」「名刺ちょーだい」「あなたの顔見てると楽しく仕事してるってわかるよ!」などと話しかけられた。さすが和光の先輩たち。偏見のない目で見ていただけてうれしいなー。
あいにくのお天気だったけれど、心は晴れ晴れ。次回はまた5年後に、荒木先生の米寿のお祝いの会をしようということになった。その前にまた、文楽や歌舞伎をご一緒できたらと思う。
荒木ゼミは日本近世文学のゼミで、主に近松門左衛門の浄瑠璃本を素材に勉強していた。私は大学時代、月に10回も芝居小屋に行くカブキチ(歌舞伎キ○ガイ)だった。ちなみに寄席・落語会にも月5回は行っていた。大学にはあまり行ってない(笑) それでも文化に没頭している学生には、どの先生も寛容だった。本当にいい学校に行ったと思う。私は和光大学が大好きだ。
最近は、歌舞伎や寄席に行くこともほとんどないけれど、あの時代、10円のお金も惜しみ、すべてを古典芸能に費やした経験という宝は消えない。何かに夢中になる経験を持つって、人生の宝だよね。そんな学生時代の私をあたたかく見守ってくださった荒木先生には、一生頭が上がらない。荒木先生、ありがとうございます。こんど手相を見せてくださいねー♪
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コメント
そうですか~。ワジョさんは近世を学ばれていらしたんですね。
わたしも大学時代、日文学科に在籍していました。(和光じゃないんですけど)
当時は国語が得意だから、という理由で選んだだけで、向学心はなかったのですが、20年経た今になってみると、文学の世界は好きで自分の財産になっているよなぁとしみじみ思います。
投稿: ぴょん太 | 2006.06.19 21:18
2枚目の写真はUFOが写っているのかと思いました。
投稿: あおき | 2006.06.20 12:47
ぴょん太さん
ぴょん太さんも日文だったんですね♪
和光大学は当時でいうと
人文学部文学科日本文学専修コースっていう名前でした。
今はいまふうの呼び方になってるらしいです。
大学で学んだことって、直接的でなくても自分の財産に
なっているということありますよね。
良い大学時代を過ごせて幸せだなあと思います。
あおきさん
アハハ、照明ですよ〜〜〜(^o^)
そう言われれば、UFOに見えますね!
投稿: ワジョリーナ | 2006.06.21 05:26