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2006.05.03

佐倉、1日目。国立歴史民族博物館で「日本の神々と祭り」展。

突然思い立って、千葉の佐倉にいってきました。

国立歴史民族博物館(歴博)で開催されている、「日本の神々と祭り」展と、川村記念美術館の「マルク・シャガール ラ・フォンテーヌの『寓話』」展が見たくて。3月からずっと狙っていたのだけど、神々展が5月7日で終了してしまうということで、大急ぎで行きました。

佐倉はウチから2時間弱ぐらいだから、わざわざ泊まらなくてもいいんだけど、方位がいいからついでに泊まってきましたよ〜。駅前に良さそうな温泉ホテルも見つかったし。

馬込駅から地下鉄に乗り、泉岳寺で成田空港行きに乗り換えて延々と乗っていると京成佐倉に着く。駅前に出ると、予想以上に何もなかった。そうなのかこういうところなのか。とりあえず遊ぶ場所と寝る場所は確保してあるから大丈夫だ。たぶん。

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歴博に着くと広大な敷地に巨大な建物。敷地の入り口から建物の入り口まで歩いたら10分ぐらいかかりそう〜〜〜。しかも上り坂。もちろん私はタクシーで参りました・・・。タイミングが合えば建物の入り口まで行くバスも一日に数本あるみたい。

展示は出雲大社、厳島神社、祇園八坂神社の三社についての歴史を中心にしたものだった。鏡や刀などの宝物が展示され、建立から現代までの神殿の変遷を模型で俯瞰することができた。

しかしどうもテンションが上がらない。どうしてだろう。そうか、私は歴史モノって苦手だったんだ。思い出したよ〜。うーん、本物の神社に行ってればよかったかも。すいません。場違いでした。

現地では「おおっ、○○神社のココね、行ったよ〜」などと自慢げに話している人々が見受けられた。そういう自慢てアリなんだ。ちょっと新鮮な発見でした。

企画展のほかに、常設展示も第五展示室まで延々と繰り広げられていて、一つの展示室だけで小さい資料館一つ分ぐらいのボリュームがある。「これは一体いつ終わるんだろう・・・」という心境に達した。ざーっと流し見をしただけで2時間半かかった。真面目に見たら一日仕事だなあ。

ランチタイムは歴博のレストランで、古代米のハンバーグセット。ハンバーグ本体はどうってことないんだが上に乗ってるポロモードソースと、古代米のライスが美味しかった。古代米は麦飯で炊いたお赤飯みたいな味だった。甘くてネトっとしてて美味しい。この古代米は名物になってるらしくて、雑誌に載った記事がペタペタ貼ってあった。

歴史三昧に疲れて、JR佐倉駅前の湯ぱらだいす佐倉へ。今夜はここに泊まる。

温泉ホテルというより、正確に言うと健康ランドにビジネスホテルがくついているビルだ。京成の駅前も何もなかったけど、JRの駅前も何もない。どうしよう。夕飯は食べられるのかな。朝ご飯は!?

ホテルのフロントで聞いたら、夕飯は予約制で今日はもう取れないんだそうだ。単品でお蕎麦などは食べられると言われた。とりあえず朝食だけ予約。

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部屋に着いたらツインのシングルユースで、かなりゆったり。清潔感もあり、明るくて良い雰囲気。7階だから見晴らしもいい。これで温泉つき一泊6100円なら安いなー。

さっそく温泉に♪ ここは4階と6階が浴場で、男女週替わり。今週は6階が女湯だ。浴室のガラス窓や露天風呂から外が見えるから、6階でラッキーだったのかも。4階だった人のブログに、何も見えなかったと書いてあったし。6階からは180度、シティビューでしたよ。周囲には高いビルも全然ないから遠くまでよく見える。山と町と川と道路のパノラマです。

ここはつい2週間ぐらい前から天然温泉に変わったばかりらしい。天然温泉の浴槽がいくつも並ぶ。日本酒風呂、薬湯、韓国式低温サウナなどもあり、面白い。しかしジェットバスやバイブラバスの類が一つもないのが不思議だった。これだけの設備だったらあってもおかしくないのになー。何かこだわりがあるのかな逆に。

温泉は塩分が濃くて、肌がヌルヌルするぐらい。いいお湯だ。温泉→酒風呂→水風呂→露天風呂→サウナ→水風呂→薬湯→露天風呂→温泉・・・と、無限ループ。あっという間に約3時間が経った。それにしても〜、午後5時ぐらいまでは人がいっぱいだったけど、パタっと誰もいなくなった。ほぼ貸し切り状態。うーむ、贅沢じゃ。苦しゅうない。

やっとお風呂から上がって、夕食を食べようかと思って5階の食堂に行ったら、大衆演劇のショーが大盛り上がり中だった。どうやら食事はこの大衆演劇を見ながらするらしい。私はわざわざ出かけて見に行ったこともあるぐらい大衆演劇は好きだけど、食事しながらは、やりにくい。

「電話で予約したとき、お食事は一番いいお席にしておきましたからね!と言われて行ったら、席が舞台の真ん前で全く食事に手がつけられなかった」とブログに書いている人がいたのを思い出した。そらー食べにくい。

「こちらのコーナーでもお食事ができます」と書かれている小部屋があったが、そっちは薄暗くて何だか全然やる気を感じなかった。仕方ない。駅の反対口まで行って、セブンイレブンで食料の買い出しだ。

周囲に何もないという危機感が私に迫り、1500円分も食料を買ってしまった。コンビニの1500円分はけっこう多い。へたすると三食分ぐらいある。結局これを、ホテルに帰ってすぐ一食分。ちょっと寝て起きて夜中に一食。朝起きて一食。3回に分けて無理矢理食べた。そんなムリしなくてもいいのに。やっぱり私は何かがおかしい。
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朝起きてコンビニ飯一食分を食べたあとに、5階の食堂で朝ごはん。昨日の大盛り上がり状態とはうってかわって、お客さんは他に一人しかいなかった。アジのひらきとサラダと海苔で山盛りごはん一杯。ごちそうさまでした。

(つづく)

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