北海道旅行、1日目。帯広で絶品フレンチ+十勝川温泉で露天風呂。
北海道、いってきましたー。
4月22日(土)〜25日(火)までの三泊四日の旅。今回は、帯広を拠点にジャーマネ北村貴(たかちゃん)の運転にてドライブなど連れていっていただきました。
十勝に来るのはもう四度目だったかしら。ここのところ毎年行っている。最初は、たかちゃんが立ち上げたオンラインショップ、北のフードソムリエの仕事のお手伝いだった。そのあとは遊び。十勝がすっかり気に入った私は、第二の故郷だと思うようになった。いつも、とかち帯広空港に着くと完全に十勝モードに入る。「帰ってきたぞ」という気分だ。我が物顔。
しかし今回はちょっと手間取った。生まれて初めて自分で飛行機のチケットを買ったからだ。今までは全部、旅行会社か友だちに取ってもらっていたのだ。「もうそろそろ自分でチケットも取れるようにしてマイルも貯めるといいよ」と、旅の友、み寿々ちゃんに促された。そこで一念発起してインターネットでチケットレス購入したのだが、オンラインで買うのにまず1時間ぐらい画面とにらめっこ。空港でチケットに引き替えるのも何度かやり直し。
そのチケットを持ってカウンターに行ったら、行かなくていいみたいだった。「こちらはチケットお済みですので荷物をあちらにお預けください」と言われた。「チケットお済み」とは何なのか。よくわからない。次回までに、み寿々ちゃんによく教えてもらうことにする。
一応、ちゃんと北海道に到着。少しだけ風邪ぎみだけど問題ない。迎えにきてくれたジャーマネのクルマで、帯広駅方面へ向かった。たかちゃんに会うのは5ヶ月ぶりぐらいなのに、何の違和感もなく「ヨー」と手を挙げて挨拶して普通に会話してた。本当に気楽でいい関係だ。
しばらくしゃべっていたら、「ワジョ、完全に十勝の人になってるね。全然違和感ないよ」と言われた。ちょっとうれしい。訛りがほとんどないと言われている北海道だけど、やっぱり多少イントネーションの差や話し癖みたいなものがあって、それが私を落ち着かせてくれる。昔から北海道の人たちとは縁が深くて、特にそれは十勝の人だったことが多い。その人たちへの親しみの気持ちの表れなのでしょうか。十勝の皆さんあっての私なんです。実際のところ。
で〜、ランチは「何食べたい?」と聞かれて「焼肉の気分」と答えた私はルール違反でしょうか。「どこ行っても焼肉じゃないか!」というツッコミをとりあえずしておいていただいて、稲田通りの羅山に行かせてもらいやす。
なぜなら皆さん、十勝牛です!! メニューの写真、どれ見てもいい具合にサシの入った高級肉。本当にこんなの出てくるの!? と思ったら出てきちゃったよ。サガリ(ハラミ)、ヤン(牛の胃のハチノスとセンマイの間の部位 )、棒カルビ、牛テールスープとライスをいただいた。ウマーイ。値段は東京の半分ぐらいか。東京でこんないい肉食べたら諭吉さんが飛び出していっちゃうよ。
棒状のカルビは表面カリっと焼いて中はレアぎみに食べるのが正解らしい。前半は中まで火を通そうとして焦がしてしまった。シッパイ。後半は表面がいい感じになったところで引き上げて、中がトロローンとして、表面に脂のしたたるカルビをいただけた。グググッ。いいね。渋谷の道玄坂にもお店があるみたいなんだけど、そっちはジンギスカン専門店だそうだ。
嵐のように瞬く間に食べて、たかちゃんの家で休憩。一日目はここに泊めていただいた。夕食は、たかちゃんイチオシのビストロアッシュへ。
ここのお料理がまた美味しくてビックリ。正直言って、今まで十勝で素材の味に唸ったことは何度もあるけど、料理人の腕に唸ったことはなかった。ここは違ったね〜。料理人、星屋さんのセンスとテクニックに唸らされた。土地の物の素材をふんだんに使った生命力あふれる料理だ。
この日いただいたメニューは、豚肉のパテ、ゴボウのスープ、アオマスとスズキをアサリスープで炊いたもの、牛ほほ肉の煮込み、デザート、紅茶。料理の正式名称は忘れたので私が勝手に名付けました。特にゴボウのスープには感動した。ふんわり泡立ったスープを口に運ぶと、ポワッと溶けると同時にゴボウの香りが上品に残る。この味加減はタダモノじゃない。
魚料理は下からアサリスープ、スズキ、アオマス、さらにその上にウニが乗っていたのだけど、私は食べられないのでジャーマネに食べていただいた。だから写真にはウニが写っていない。しっかり味の出たアサリスープに淡泊なスズキの白身が浸されていて、とても味のマッチングが良い。アオマスはサクッと焼き目がついていて食感も味も良い。
牛ほほ肉の煮込みは、フォークでホロリと崩れるほど柔らかい。味つけも牛肉独自の甘みを活かすような絶妙なソースだった。たかちゃんの食べていた馬肉のソテーもすごく美味しそうだった。私は体質的に馬肉が食べられないので味見ができなくて残念。写真の一番下は馬肉です。写真があまりうまく撮れてなくてスマン。
お店の雰囲気も清潔感があって落ち着いていて、何しろ店の人の人柄がいい。もてなしの気持ちを対応と料理のすみずみにまで感じる。お値段が手頃なのも特筆すべき点。上記のコースで3500円よ。どうでしょう〜、これ東京で食べたら倍以上しますよね。帯広に行くたびに訪れたい店ができたな。
その足で、十勝川温泉 第一ホテル 豊洲亭 露天風呂大浴場に連れていっていただいた。
十勝川温泉は、ルイボス茶みたいな茶色いお湯。モール泉といって、古代の植物の堆積層を通り抜けてきたお湯なんだそうだ。ドイツと十勝川にしかないと言われているけれど、うちの近所の蒲田の黒湯によく似ている。たぶん同じ。不思議なご縁です。
ここは浴場が1階と2階に分かれており、両方のフロアに露天風呂がある。1階は岩作りの庭園。2階は十勝川を臨むリバービューだ。どちらも視界がグルーンと広くて快適。東京の露天風呂は視界が狭いからねぇ。
水風呂、ミストサウナなどの設備も充実しており満足。お肌はしっとり。たかちゃんの家に帰り、私にしては異常な寝付きの良さで就寝した。
(つづく)
また明日にでも続きを書きますね〜。
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コメント
ワジョさん、おかえりなさい^^
棒状のカルビが、美味しそう!!
見ただけで、よだれがでそうです~
投稿: ルーリー | 2006.04.27 19:41
ルーリーさん
ただいま〜(^^)
棒状カルビ、美味しかったですよ♪
1本でごはん一杯イケます。
投稿: ワジョリーナ | 2006.04.28 04:22