生きていても生きていなくても同じ一日。
昨日は夕方まで家でボンヤリ。こんなふうにボンヤリ過ごすのは久しぶりだ。大学生の頃や、フリーランスになりたてで仕事のない頃は、よくこんな一日を過ごしたものだった。
「私って、今日一日生きていても生きていなくても同じだったなー」とよく思った。「こんな私の無駄な一日を、生きるか死ぬかで闘ってる人に分けてあげたい」とも思った。
大体ヒマなときはいつも本を読むか散歩するか、どちらかひとつ。来る日も来る日も読書しすぎると目が回り、目を閉じていても眼球が活字を追う運動を繰り返してしまう。だから、ときには休みが必要だった。そんな日は、昨日みたいに何もしないでボーッとする。
散歩も3時間も4時間も毎日歩いていると、もう歩くところがなくなってくる。お金がないから途中でジュースも買えない。私って何のために生まれてきたんだろう・・・とか思っちゃいますよね。そんなヒマ人でした。
アルバイトでもすればいいのだろうけど、私は読書するために体力と時間を取っておかないとならないと強く思っていたので、夏期と春期の長いお休みしかアルバイトをしなかった。だって文学を愛するためにバンドもやめて、大学に行ったんだもの。
斯くして私はコピーライターになった。今では、手相カウンセラーになるためにコピーライターをやってたんじゃないかとさえ思う。カウンセラーのお仕事は、語彙や表現力の有無が案外重要な気がするから。あっちの世界から降りてくる抽象的なメッセージを翻訳するのは文系の能力なのです。私はカウンセラーになる前にそういう職業で修行をする道を、生まれてくる前に決めてきたんじゃないかなあと思います。
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