宮崎から帰りました。にゃはー! 寿々ちゃんに「宮崎行かない?」と唐突に誘われ、「ウン」と答えたものの、自分でもなんで宮崎に行くことになったのかサッパリわからなかったのですが、ここはいつか来なければならなかった場所だったのだと、行ってみてわかりました。何しろ天孫降臨の地ですものね。神道ファンとしては重要チェックポイントだらけですよ。
今回の旅行では、初回チェックポイントとして、天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)と、天安河原(あまのやすがわら)、高千穂神社、高千穂峡を訪ねました。
それがね、変なんですよ。かの有名な宮崎シーガイアに隣接するシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートに泊まったわけなんですが、コンシェルジュに尋ねますと、そこから高千穂へ行ってタクシー観光を1日すると予算は6万6千円であると(笑)。たはははは、払えない(;_;) 宮崎って広いのね。
でも今回はどうしても高千穂に行くつもりだったので、電車を乗り継いででも、早起きしてでも、何としてでも行きたい! と掛け合ったら、朝7時半発でギリギリ行って帰ってこれると教えてくれました。電車で片道3時間半なんだって! ぎゃおぎゃお!! 高千穂は、宮崎空港よりも熊本空港のほうが近かったらしい。
しょうがないから朝6時に起きて、7時半にホテルを出発しました。車寄せからタクシーに乗って、宮崎駅へ。運転手さんに「今日はどこかに遊びに行くの?」と聞かれて「高千穂神社と天岩戸神社のほうへお参りに」と申しましたら、「だったら宮崎から電車で高千穂まで行って、現地でタクシー観光するのと同じ値段でここからこのまま連れてってあげるよ」ですと!! なんとラッキー! 6万6千円がいきなり半額以下になった。ほぼ3分の1の値段で丸一日チャーターです。ありえね〜。
宮崎〜高千穂って、タクシーでも片道3時間もかかるんですよ。往復6時間+現地観光3時間。たった一人で・・・。かなりの豪遊ぶりですよね。タラリ。しかもその運転手さん、神社も全部一緒に車を降りてお参りしてくれたんですよ。さらに、高千穂峡でボートまで一緒に乗って30分も漕いでくれたんですよ。お昼御飯も一緒に食べたの。
それだけ一緒にいても、全く違和感がなく、たいへん快適に案内していただけたのです。運転がものすごく丁寧で上手で、往復6時間の道のりも全く疲れませんでした。なんというか、ブレーキをかけた印象がなくて、ずっとノンストップで走って帰ってきたようなイメージの運転なの。不思議だよね。高速道路でもないのに。
ホテルに帰って寿々ちゃんに報告すると、「ワジョリン、その人はタクシーの運転手じゃないよ。探してももう消えちゃってるんじゃない?」などと言う。そ、そ、そ、そうかもと思い、名刺を探したらちゃんとあったし、写真にも写っていた。またお会いできるといいな。
さて肝心の神社ですが、やっぱりスゴかった。特に天岩戸神社。天照大神が素戔嗚尊の乱暴さに怒り、閉じこもってしまったという天岩戸がこちらにございます。天岩戸は本殿の真裏から臨む渓谷にありますの。こちらの波動の強さは史上最大級。二の鳥居をくぐったあたりから、腕のあたりがピリピリするな〜と思っていたんだけど、天岩戸を臨む見晴台まで来たら、頭のてっぺんからつま先までビリビリバリバリ。なんだか知らないけど腕が小刻みにグルグル回ってるし、お賽銭を出そうとして財布を出したら財布までビリビリしていた。なんじゃこれは。こんなの初めて。こんなに強く感じるのは私の波長が低いからなのでしょうか。まずいねこれは。
そして天岩戸神社から奧へと進むと、多くの人が小石を積み上げて願いを乞う天安河原です。あまりのご神気の強さに再びビビるワジョリン。お宮さんで「私がこれからも仕事をさせていただけるのでしたら、力をお貸しくださいませ」と申すと、また頭のてっぺんからつま先までビリビリバリバリ。今度はスキャニングされている様子だった。特にメッセージは聞こえなかったのだけど、今回の旅はこちらに呼ばれたのかも・・・といった感じがした。身体検査かな?
その後、高千穂峡で運転手さんにボートを漕いでもらう。阿蘇の溶岩に囲まれた幅の狭い峡谷を、2人乗りのボートで進むのだ。小さな滝が途中いくつかあり、とても気持ちいい。峡谷の狭さが一種独特の空気感を作っている。シーンとした小部屋をいくつも突き抜けて、風と波を巻き込むような、変な感じ。広い池でボート遊びをするのとはちょっと違う。まあとにかく気持ちいいよ。皆さんも行ってね。峡谷を上から見るだけじゃだめよ。
ボートを下りて、上の休憩所でお昼ごはん。流し素麺セットを頼んだ。割竹を使った清流に乗って、素麺が流れてくる。水が美味しいからうまい! ちょうどいい感じで冷えている。素麺てこんなに美味しかったのか。もうおなかいっぱいだなというところまで素麺を食べ終わったところで、セットの鮎塩焼き・おにぎり2個・煮染め・漬け物が届く。こんなに食べられない・・・。これで1100円。どう考えてもおかしい。安すぎる。まあ、謎の運転手さんのお薦めの店だからなあ。
そして高千穂神社へ。うふーん。素敵! 夜神楽が毎晩行われているというこちらは、何人もの神様がいらしては興じておられるのだろうといったにぎにぎしい雰囲気でした。軽快。あたたかい。神聖。境内の夫婦杉に何事か願うワジョリーナ(極秘重要事項)。
高千穂を出て、ホテルに向かう。途中、大きな龍の顔の雲を見る。最近、龍をよく見るんだよ。最後に少し時間の余裕があったので、江田神社にも寄っていただけることになった。こちらではメッセージもいただきました。光の輪が見えた。みそぎ神社、みそぎ池を経て、ホテルへ到着。二日目の宿はシェラトン・フェニックス・ゴルフリゾート。謎の運転手さんに深々とお礼を申して別れる。
ホテルは1日目のシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートほうが素晴らしく、しかもシェラトン系列のホテルの大得意様である寿々ちゃんのおかげでアップグレードしていただけた。コーナースイートに泊まらせていただいてしまった。広いっ! 絶景! 超ゴージャス。お姫様気分でした。施設内の温泉も、歩き疲れるほど広大な雑木林の中にあり、都会では味わえないゆったり感を満喫できました。温泉の質もトレビアンでしたよ。
2日目のほうもスイートだったのだけど、ちっとこっちは設備が古かったス。夕飯に食べた、黒豚しゃぶしゃぶ食べ放題が最高だったッス。この味は東京では出会えないだろうね。いいもん食べたーーー。
行きも帰りも、各航空会社の最高サービスステイタス保持者である寿々ちゃんが特別に手配してくれたおかげで、窓際の良いお席に座らせていただけた。ワジョリンは飛行機に乗ること自体が、まだ生まれて10回目ぐらい。地上を見下ろすと、地図帳みたいでビックリした。雲の上は天国みたいな光に満ちていて、もっとビックリした。飛行機って面白いね。飛行機は苦手だと思ってたけど、面白くなってきたかも。ワジョリンを飛行機好きにしようとたくらむ寿々ちゃんの思うツボってやつだ。今週末は帯広に飛ぶわよっ。